DEEP PURPLE - LONG BEACH ARENA 1973(2CD) [Darker Than Blue 272/273]

DEEP PURPLE - LONG BEACH ARENA 1973(2CD) [Darker Than Blue 272/273]

販売価格: 3,800円(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Live at Long Beach Arena, Long Beach, CA, USA 15th April 1973 TRULY PERFECT SOUND

 黄金の5人による超絶級の録音が衝撃の新発掘。永久保存プレス2CDで緊急リリース決定です!
 その衝撃マスターに記録されていたのは「1973年4月15日ロングビーチ公演」。その全編を伝える極上オーディエンス録音です。1973年と言えば、第II期と第III期が交錯する時代ですが、本作はイアン・ギランもロジャー・グロヴァーもいる黄金の第II期。この5人は6月の来日公演をもって解体するわけですが、本作はその2ヶ月前にあたります。まずは、そのスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめておきましょう。

《1月13日『紫の肖像』リリース》
・1月16日-2月10日:欧州#1(16公演)
・2月16日-28日:英国(10公演)
・3月5日-20日:欧州#2(10公演)
・4月12日-6月19日:北米(42公演)←★ココ★
・6月23日-29日:日本(6公演)
《第II期DEEP PURPLE崩壊》

 これが『紫の肖像』リリースから第II期崩壊までの歩み。欧州や日本も巡りましたが、そのメインは北米で、本作のロングビーチ公演はそのスタートダッシュともなる4公演目のコンサートでした。このショウは古くから録音が知られており、ベテランのコレクターなら懐かしさも覚えるところ。本作は、その定番音源……ではありません。つい最近になって発掘された別録音のアナログ・マスターからデジタル化されたものなのです。しかも、手掛けたのは発掘の名門「Krw_co」。アナログ・マスター自体のジェネは判然としないものの、まったく未知のサウンドで1973年のフルショウを体験できるのです。
 その冒頭からして衝撃。従来録音は「Highway Star」のイントロからフェイドインしていましたが、今回の新マスターは開演より前のバンド紹介から録音を開始。バンド自身の挨拶やジョン・ロード、リッチー・ブラックモアの試し弾きもしっかりと記録。その中から滲み出すようにビートが沸き立ち、「Highway Star」へと雪崩れ込んでいくムードもじっくり2分以上楽しめるのです。
 もちろん、そんな開演パートは別録音の証拠に過ぎない。肝心要のサウンドも全編を通して衝撃そのもの。従来録音はダイレクト感こそありつつもウォームで丸く、モコモコしたダンゴ状態。さらにはバスドラやオルガンのピークがボスボスと歪んでいるサウンドでした。それに対し、今回の新録音は同等のダイレクト感ながら素晴らしく晴れ渡り、比べものにならないほど鮮やかクリア。特に凄いのはストラト・サウンド。リフを刻めば立ち上がりがシャープで、ちょっとしたチョーキング幅も克明。ロングトーンも艶やか滑らか。しかも、ディテールも超克明。これが分かりやすいのはジョンのオルガンでしょうか。1音に宿っている唸りを上げるヴァイヴまでもがハッキリと分かり、オルガン本体が振動しているのまでしっかりと聞こえるのです。
 1音1音がそれだけ鮮やかだと、バンドのアンサンブルの立体化も鮮明。ギターとオルガンがいかにフレーズを戦わせようと重なりこそすれ混じり合わず、その間を貫くギランのシャウトはヴィヴラート幅も切り裂き感も絶大。もちろん、そんな上物を支えるリズム隊も非常に立体的。楽器1つひとつを糸に喩えるなら、本作のアンサンブルは複雑に組み上げられた綾取りのように感じられる。「絨毯」や「布」ではなく「綾取り」。平面的で糸の存在感が分かりづらい布地のようではなく、1本1本がしっかりと存在を主張しながら合間には深い無音もあり、トータルで立体的な構造物を形づくっている……それこそサウンドボード・レベルの超絶サウンドなのです。
 しかも、本作はそんな衝撃マスターをさらに細心マスタリングでブラッシュ・アップしました。もちろん、瑞々しい原音を無闇矢鱈なイコライジングで汚すようなマネはしておりません。ただ、ネットに現れた原音はやや荒かった。パチパチとしたノイズが散見し、冒頭部では左右のステレオバランスも狂っていた。本作は、そうした欠点を1つひとつ丁寧にトリートメント。原音の旨みを最大限に保持しつつ、音楽作品としての聴きやすさ、現場サウンドの再現度を可能な限り高めたのです。
 そんなサウンドで描かれるショウは、これまでとはまったく違って聞こえる。1973年と言えば、崩壊までのカウントダウンだった状況から今ひとつというイメージもありますが、超クリア・サウンドから流れ出るインプロヴィゼーションは鋭く、カラフルでモーレツ。確かにフ旋律的にはお約束感が滲みもしますが、ピッキング1つひとつやパッセージの勢いが互いのテンションを掻き立て合っており、承前の熱気をグイグイと引き上げていく。彼ら自身が混沌から絶頂を生み出した1970年の奇跡と比べさえしなければ、十二分に英国ロック随一となるスリリングなハードロックがたっぷりと楽しめるのです。
 更に言えば、「Mary Long」が美味しい。1973年と言えども全公演で演奏されたわけではなく、「Child In Time」に差し替えられることも多かった貴重なレパートリー。それを黄金の5人が生演奏で描き、超クリア・サウンドで現場体験できる……。本作は全編くまなく圧倒的なのですが、この1点だけでもとんでもなく貴重で素晴らしすぎる新発掘なのです。

 誤解がないように従来録音も引き合いに出しましたが、止めた方が良かったかも知れません。比較するのもバカバカしい……と言いますか、本作に対して失礼に当たる。それほどまでに別格の超クリア録音。“1973年”のイメージそのものまで塗り替えしまいかねない驚異の新発掘。どうぞ、永久保存プレス2CDで存分に徹底的にド肝を抜かれてください。

★史上初登場の極上ニュー・ソース!!これは本当に久々の上玉!!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (54:39)
1. Intro
2. Highway Star
3. Smoke On The Water
4. Strange Kind Of Woman
5. Mary Long (with God Save The Queen Intro)
6. Keyboard Solo
7. Lazy
8. Drum Solo
9. The Mule

Disc 2 (30:23)
1. Space Truckin'
2. Announcement

Ian Gillan - Vocal
Ritchie Blackmore - Guitar
Roger Glover - Bass
Jon Lord - Keyboards
Ian Paice - Drums