PINK FLOYD - KNEBWORTH PARK(3CD) [Sigma 20]

PINK FLOYD - KNEBWORTH PARK(3CD) [Sigma 20]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Knebworth Park, Stevenage, Hertfordshire, UK 5th July 1975 TRULY AMAZING SOUND

1975年7月5日、ネブワース・パークでの歴史的コンサートを高音質オーディエンス録音で完全収録。初のマスター・クオリティで収録されており、既発盤とは比較にならないほどの良好な音質でコンサートの全貌を堪能することができます。これは当日のPAがそうだったと思うのですが、コンサートが進行するに従って音質はどんどん向上していき、特に「狂気」を含むショウ後半は驚くほど優れた音質で収録されています。原音テープのヒスノイズは、ナチュラルな質感を出来るだけキープし、音の変化を避けるためにわざと残してあります。予め、ご了承下さい。この日はリック・ライトのオルガンなどを中心にテクニカル・トラブルが多く、実際、前半を中心に、曲間で長めのサウンドチェックやチューニング・タイムを聴く事ができます。Raving and Drooling の途中でPAの一部がとんでしまったとのことですが、このテイクを聴いている限り、パート的な音量の変化はありません。(逆に4:23でギルモアのギターがアグレッシブなトーンで大きくなったりします。)7分台のロジャーのベースも迫力あり聴き応えあります。曲終了後の2分30秒のサウンドチェックに続いて、You've Got To Be Crazyがロジャーによりアナウンスされますが、ギターリフを弾きかけ、やめて45秒後に再スタートという珍しいシーンを聴く事ができます。演奏はソリッドで、ダイレクト感のあるサウンドは最高に聴き応えあります。リックはシンセ系は問題ないのですが、この曲の6分後半からのオルガンのピッチが狂ってしまっています。11分台からの全員がハモるエンディングパートもバラけた演奏になってしまっています。ここから、なんと9分近いサウンドチェックは入りショウが分断されます。この部分もテーパーは根気良く録音を続けており、結果、ドキュメントとして優秀なものになっています。ロジャーの「オルガンにチューニングの問題が発生している云々」のMCが聞えますが、その後、3:21で「間違った電源周波数(電圧)がハモンドの問題を引き起こした。」等、チューニングの問題に関して更に詳細な情報を観客に伝えます。大観衆を前にした失態にロジャーが苛々しているのが口調で分かります。ジェット機が上空を通過する中チューニングが延々と行なわれます。Shine On You Crazy Diamondのイントロもリックが締まらない感じのスタートになってしまっていますが、2分目付近のメインメロからは素晴らしい音と演奏に触れることができます。全体のソリッドなアンサンブルも上々で、妙な緊張感が漂う演奏を聴く事ができます。Have A Cigarではロイ・ハーパーがゲスト・ボーカルで登場。独特の声色でショウを盛り上げます。ギルモアのアグレッシブなバッキングとソロプレイは最高です。歌の3番に入るところの5分目でテープチェンジカットが入るのは誠に残念です。 Shine On You Crazy Diamond Part 6-9はサウンドボードのように優れた音で録音されています。後半のジャム・パートは生々しい迫力に満ちており聴き応えがあります。ディスク1のエンドはフェイドアウトではなくアナログテープらしい切れ方です。「狂気」は120分テープで頭から収録したようで、嬉しいことにノンカットで収録されています。冒頭のSpeak To Meの3:41からのS.E.はバタバタした感じでスタート、5:16では"I've always been mad..."のS.E.が回転が早くなってしまい、もうこの段階ではメチャクチャの様相を呈してますが、Breatheからのバンド演奏は安定したプレイを聴く事ができます。On The Runの4:19では花火が炸裂し凄い迫力です。Timeに続くBreath(Reprise)のイントロでのギルモアの攻撃的なプレイは感動的です。The Great Gig In The Skyのエンディングのジャズ風の展開は面白いです。Moneyではバンドが一体となったグルーブ感溢れる演奏が聴け、後半を中心に全体をひっぱるギルモアの痛快なプレイは必聴。このテイクだけでもゲットする価値ありです。ここからEclipseまでは、ショウ前半の問題が嘘のような、ノッた演奏が披露され、トラブルを察していた観客もこれには大いに喜んだことでしょう。アンコールのEchoesの前には3分間のサウンドチェック・タイムを収録。かなり大きめの音でチューニングをしているのが時代を感じさせます。Echoesは、USツアー直後らしい、パワフルなムードに満ちた演奏でスタートしますが、7:30のオルガンの派手なチューニング・トラブルで分かるとおり、リックは一部機材のトラブルの中で、本調子でない演奏を行なっているのが分かります。それでも25分間の強烈なドラマを作り上げるバンドの力量には感動します。1975年夏を締め括ったフロイドの歴史的野外コンサートの全貌が遂にマスター・クオリティでSigmaより登場。200枚限定のプレスCDにてリリース決定です。

★beatleg誌 vol.99(2008年10月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1975年のKnebworth Festival出演時の模様を完全収録。本公演からは4種類の音源が流通しているが、これは最も音質が良く最長の「recorder 1」と呼ばれるもの。このrecorder 1を使用したアイテムは、これまで何種類も流通しており、代表的なところでは、Highlandレーベルからリリースされた3枚組CD『Wish Roy Were in Knebworth (3CD:HL309/310/311)』、マスターテープのDATコピー(世代不明)を使用した『Trouble In Knebworth』などが挙げられる。今回のリリースに使用された音源もマスターテープのDATコピーであるが、録音者自身が所有するアナログカセットを2006年にDATコピー(世代はマスター)したもの。また録音者に直接リーチしたことで、録音に使用された情報が明らかにされており、BASFとAgfaのカセットテープ、ITT製「Studio 73」テープレコーダー、そしてSony製マイクを使用したとのことだ。また、第二部の「Dark Side Of The Moon」では、テープ反転によるカットが一切ないということも、録音者によって補足されている。曲間でのカットは、ゲスト参加したRoy Harperが歌う「Have A Cigar」のエンディングのみで、前述の『Trouble In Knebworth』は、recorder 2の同箇所からパッチされた。
 機器の不調による様々なトラブルに見舞われた本公演だが、WatersのMCや曲間の長いチューニングからリアルに追体験できるだろう。その他、本来「Dark Side Of The Moon」の「On The Run」で、第二次大戦中に使用された戦闘機「スピットファイヤー」が上空を飛び回る予定が、トラブル続出による進行の遅れのため、「Raving And Drooling」の前に会場に到達してしまっている(Disc 1の冒頭で飛来音を聞くことができる)。200枚限定のファクトリープレス仕様。必携盤。

Disc 1
1. Introduction 2. Raving And Drooling 3. Soundcheck 4. You've Got To Be Crazy
5. Soundcheck 6. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5 7. Have A Cigar(with Roy Harper on vocal)
8. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9

Disc 2
1. Speak To Me 2. Breathe 3. On The Run 4. Time 5. Breathe(Reprise) 6. The Great Gig In The Sky
7. Money 8. Us And Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse

Disc 3
1. Soundcheck 2. Echoes