PINK FLOYD - PARIS 1977 3RD NIGHT: FM BROADCAST(2CD) [Sigma 265]

PINK FLOYD - PARIS 1977 3RD NIGHT: FM BROADCAST(2CD) [Sigma 265]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Pavillon de Paris, Paris, France 24th February 1977 PERFECT SOUND

Radio Arancia FM Broadcast

 これまで一切の既発がなかった未開のショウから衝撃マスターがまさかの新発掘。驚きのFM放送を永久保存するプレス2CDの誕生です。

【これまで知られてこなかった“パリの3日目”】
 そんな未開のショウとは「1977年2月24日パリ公演」。“IN THE FLESH TOUR”に沸くヨーロッパで密かに放送されていたラジオ番組から誕生した秘宝ライヴアルバムです。フランス公演にも関わらず放送はイタリアだったりと事情は複雑だったりもしますので、イチからご説明していきましょう。まずはショウのポジション。“IN THE FLESH TOUR”の全体像から振り返ってみましょう。

《1月21日『アニマルズ』発売》
・1月23日-2月4日:中欧#1(9公演)
・2月17日-3月1日:中欧#2(11公演)←★ココ★
・3月15日-31日:英国(9公演)
・4月22日-5月12日:北米#1(12公演)
・6月15日-7月6日:北米#2(14公演)

 これが1977年のPINK FLOYD。中欧6ヵ国→英国→米国→カナダの全9ヵ国だったわけですが、フランスは「中欧#2」の5公演目-8公演目。名会場“パヴィリオン・デ・パリ”で4夜連続公演が行われました。実のところ、このパリ4DAYSは名録音の宝庫としても名高く、当店でも超名盤『FUNHOUSE(Sirene-220)』『NIMALS AUX ABATTOIRS(Sigma 98)』が大ヒット。良い機会でもありますので、本作も交えてコレクションを整理しておきましょう。

・2月22日パリ ←※『FUNHOUSE』
・2月23日パリ(2日目)
・2月24日パリ(3日目)←★本作★
・2月25日パリ ←※『NIMALS AUX ABATTOIRS』

【イタリアの地方局が放送していた幻のFM番組】
 以上、全4公演。本作は超名盤に挟まれた3公演目であり、『NIMALS AUX ABATTOIRS』の前日にあたるコンサートでした。そして、このショウは当時FM放送されていたのです。普通に考えれば、PINK FLOYDほどの超大物が(しかも全盛期に)ラジオ放送されていれば、全世界のファンが注目するはず。43年間も知られてこなかったなど、信じられない事です。しかし、それが現実でもある。その要因となったのは放送局。前述のように本作はパリ公演であるものの、放送したのはイタリアの地方局“RADIO ARANCIA”だったのです。
 そして、その放送内容もくせ者でして(確認する術はありませんが)どうやらバンド非公認のようです。何しろ、ミックス卓からのライン録音ではなく、局スタッフが会場で録音したと思しきマイク録音なのです。では、オーディエンス録音と同じかというと、さにあらず。まず何と言ってもクオリティ。音色的に間違いなく空間録音と分かるものの、その芯は骨太でダイレクト。そしてホール鳴りも最小限なのです。恐らくは、放送局スタッフだけに関係者席で観覧していたのでしょう。間近に大騒ぎする観客も存在せず、音響バランスも絶品。機材も高級でしょうし、何よりマイクを隠すそぶりもない安定感も絶大。さすがに『NIMALS AUX ABATTOIRS』のような奇跡は起きていないものの、奇跡の代わりに関係者特権が裏打ちする“プロフェッショナル・オーディエンス”とでも呼べそうな録音なのです。

【歴史エンターテインメントの次元に引き上げた完全版】
 何とも衝撃的な新発掘なのですが、完璧なわけでもありませんでした。番組枠の関係か、ところどころカットのある不完全放送だったのです。例えば「Have A Cigar」は丸ごと省略されていましたし、「Welcome to the Machine」も短縮。さらに曲間もいくつかカットされている。通しで聴くとブツ切りで今ひとつ集中できないタイプの番組だったのです。そこで本作では、そんな原音の可能性を引き出す再編集を敢行。カット・パートを同日の別音源(これも初登場。放送音源ほどではないものの、絶品サウンドです)で補填。フルショウ完全版を実現しました。
 さらに再編集でポイントだったのが番組DJ。実はこの放送、ところどころでイタリア語のDJが入り、何ヶ所かでは演奏にも被っているのです。当初はすべてのDJをカットして純粋なライヴアルバムに仕上げる事も検討されましたが、聴けば聴くほどこの演奏の醸す時代感、地方局ならではの秘匿感が味わい深く、DJの裏で鳴っている演奏音も貴重。そこで、本作では逆にすべてのDJを活かして歴史的なスペクタクルを保持。その上で、細心マスタリングによってDJ裏の演奏音を聴きやすく引き出し、ライヴアルバムとしての完成度とラジオ・アルバムとしての醍醐味を両立させたのです。

 イタリアの地方局で放送された“IN THE FLESH TOUR”の秘宝。その奇跡の新発掘マスターを磨き上げた傑作ライヴアルバムです。これまで聴くことのできなかったパリ3公演目のフルショウが楽しめるだけでなく、世界的に有名な“BBC”や“WESTWOOD ONE”のような放送局とは違うローカル局だからこその秘匿感までもが美味しい歴史エンターテインメント大作。どうぞ、永久保存プレス2CDで“1977年欧州の薫り”を胸いっぱいに吸い込んでください。

★これまで知られてこなかった「1977年2月24日パリ公演」のFM音源。イタリアの地方局“RADIO ARANCIA”が密かに放送していた秘宝音源です。ラインではなくマイク録音ですが、関係者席だったのか間近に大騒ぎする観客も存在せず、音響バランスも絶品。マイクを隠すそぶりもない安定感も絶大な名録音です。番組には一部カットもありましたが、同日の別録音でパッチして完全収録。イタリア語DJも歴史スペクタクルを醸す威徳感たっぷりの新名盤です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (50:38)
1. Sheep ★9:15 - 最後まで補填 
2. Pigs on the Wing part 1 ★1:24 - 最後まで補填 
3. Dogs ★0:00 - 0:04 補填
4. Pigs on the Wing part 2 ★0:00 - 0:54 補填
5. Pigs (3 different ones)

Disc 2 (60:15)
1. Shine on You Crazy Diamond parts 1-5 ★0:00 - 0:12 / 12:48 - 最後まで補填 
2. Welcome to the Machine ★0:00 - 1:27 / 6:15 - 最後まで補填
3. Have A Cigar ★全部補填
4. Wish You Were Here ★5:33 - 最後まで補填
5. Shine on You Crazy Diamond parts 6-9 ★0:00 - 1:00 補填
6. Money