PINK FLOYD - WEMBLEY 1974 PRE FM MASTER: 3 SOURCE MIX(1CD) [Sigma 227]

PINK FLOYD - WEMBLEY 1974 PRE FM MASTER: 3 SOURCE MIX(1CD) [Sigma 227]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Empire Pool, Wembley, London, UK 16th November 1974 STEREO SBD (Best Version Ever)*UPGRADE

SBD + AUD1 + AUD2 Matrix Mix (60%/SBD + 25%/AUD1 + 15%/AUD2)

PINK FLOYD - WEMBLEY 1974 PRE FM MASTER: 3 SOURCE MIX(1CD + 1974 UK Tour Programme Replica)
Live at Empire Pool, Wembley, London, UK 16th November 1974 STEREO SBD (Best Version Ever)*UPGRADE

SBD + AUD1 + AUD2 Matrix Mix (60%/SBD + 25%/AUD1 + 15%/AUD2)

Sigmaレーベルの原点が遂にリニューアル!! ピンク・フロイド1974年を代表するBBCの極上サウンドボードが、臨場感溢れる音の波動で格段のランクアップ!! あのSigma 1ショックを遥かに越える衝撃の一枚が登場です!!

フロイド74年の全公演中、唯一4日間連続の最長ブッキングで行われたウェンブリー・エンパイア・プール公演。その3日目となる11月16日の演奏は英国の公共放送局BBCによって当時録音され、翌1975年1月11日にBBC Radio 1で放送されたこともあり、音源ファンには古くから知られたステレオ・サウンドボード録音でした。インターネット時代になってこれに一石を投じたのがフロイドのファンサイトHarvestedによって公開された" HRV CDR 033 "という音源ファイルでしょう。オンエア" 前 "の姿を初めて白日の下に晒したこのPre-FM音源はそれまでアンダーグラウンドに流通していた同日音源を全て超えるマスター・サウンドとして大きな話題となり、その超高音質ぶりは勿論のこと、本放送でカットされた「Speak To Me」中盤のモノローグ(※ " I've been mad for fucking years, absolutely years, been over the edge for yonks ")を含んでいたなど、聴き手の知見を拡げる数々の内容でファンの心を鷲掴みにした音源でした。当Sigmaレーベルの第1弾タイトル『BBC ARCHIVES 1974 (Sigma 1)』もこのソースを採用してレーベルの船出を飾っており、専門レーベルならではの高い技術力で原音の精度を高めたその丁寧な仕上がりが世界中のファンにSigmaショックを与え、支持される礎を築きました。

このSigma 1盤、そうしたベストな状態でこのBBCライン録音によるマスターサウンドを収録していた訳ですが、その一方でPre-FMの音像はライブ・サウンドというよりもスタジオ・レコーディングの音に似ている為、その宿命として当日現場の臨場感・実況録音感に欠けていたのも事実でした。非公式音源に慣れた方であればそれもまた音源の資料性の高さとして音像の意味を汲み取れる訳ですが、でもそうした演奏音としての精度の高さを維持しつつ、聴く度に熱くなれるライブ音源でもあるのなら、それが記録音源の理想形と言える筈です。一方、現場の臨場感と言えば当然オーディエンス録音となりますが、よく知られている通りこの公演には当日場内の空気をたっぷり吸い込んだ2つの秀逸なオーディエンス録音が現存しています。それも含め、改めてこれら3つの同日音源を整理しますと・・・

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【Pre-FMソース (※ ステレオ・サウンドボード録音)】

ファンサイトHarvested公開の" HRV CDR 033 "で広く知られた音源。イギリスBBC Radio 1によって1975年1月11日にオンエアされたプログラムの、放送" 前 "の姿が記録されたオリジナル音源です。BBC録音用のセットアップによって業務放送用にライブ・レコーディングされた原石サウンドそのものであり、HRV CDR 033はそのマスター・リール・テープからリール・トゥ・リールで直落としされたものです。当然ながら信じ難いほど秀逸なステレオ・サウンドで記録されていて、素材としても音質的にも74年のウェンブリー公演を代表する音源と言えるでしょう。既発盤としては前述のSigma 1やSireneレーベル『RAVING LUNATICS (Sirene-185)』のディスク4等がありました。

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【Recorder 1 (※ オーディエンス録音)】

Gary Hurley氏による録音。現時点でその存在が2つ確認されている同74年11月16日のオーディエンス録音のうち、音質が優れている方のソースです。後述するRecorder 2よりもPAスタックに近く、良好なダイナミックレンジを持ちながらヒスノイズも殆ど無いというバランスの良さを持っているのですが、最大の欠点はアンコールの「Echoes」が未収録である事でしょう。また或る一定の間隔で僅かにテープ・フリップの痕跡が見受けられる事から、このマスターは120分のカセット・テープだと推測されます。既発盤としては『BLACK HOLES IN THE SKY (No Label)』(Great Dane Recordsの同タイトルとは別)などがありました。

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【Recorder 2 (※ オーディエンス録音)】

Nigel Bradder氏による録音。オリジナルのカセット・マスターによる音源で、ノイズ低減とピッチ補正が施されデジタル化された1st Gen音源です。テープチェンジかリバース・ポイントのため「Any Colour You Like」の1:36付近から約33秒間ほど欠落しおり、またウェンブリー会場の後方から録音されていた事が判明しているためRecorder 1より音のパンチが若干弱いという側面もあるのですが、しかしRecorder 1最大の欠点だった「Echoes」を完全収録している点は大きな大きなアドヴァンテージとなっているのが特徴です。しかも広い視野で当日の演奏と場内の空気をたっぷり吸い込んでいるためドキュメンタリー感も抜群です。既発音源としては『NO ROOM UPON THE HILL (No Label)』というネット音源ファイルが存在しています。

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・・となる訳ですが、このPre-FMの完璧サウンドボードを主軸に置いて2種のオーディエンス録音を程好く同期させれば、放送用音源としての高音質を保ちながらドキュメンタリー感も満点の音像が出来る筈です。これを実現させたものが本最新作、現存する3つの同日録音素材を" 3 in 1 "でパーフェクト・マトリックスさせた究極の74年BBCウェンブリーなのです!!!

この3in1ソースは数年前にネット公開されていたものの埋もれてしまっていた音源なのですが、その臨場感極まる音質の究極感は品質に厳しいSigmaレーベルのスタッフ達も唖然としたほど。リマスターは必要無しという判断で完全未加工ですが、これぞプレス盤に相応しい超特級の音質と臨場感であの74年ウェンブリーが甦っているのです。例えばSigma 1ではディスクスタートから心臓の鼓動音がグッと前に出て場内の音は微か(※ 本当に僅かに。ヘッドホンをしていなければ気付かないほど)に聞こえる程度でしたが、この3in1ソースではディスクスタートから場内の熱狂と歓声で満ち溢れ、その中からBBCマスター録音によるあの鋭い鼓動音が芯のある音で浮き上がってくるのです。実際の放送ではカットされたモノローグもメガ・クリアな音で流れた後、いよいよ「Breathe」が始まる訳ですが、御存知の通り通常ここで場内が一気に沸き立つものです。ところがSigma 1=Pre-FM音源では観客が沸き立つあの様子がほぼ全く聴こえず、研ぎ澄まされた演奏音だけが目立っていた訳です。しかしこれもその様子を目の当たりにした当日観客の生々しい反応が初めてマトリックスされた事により、隅に追いやられていたドュメンタリー性が演奏に更なる真実味と手応えを添えているのです。

また「Time」では、センターで音を結ぶ線の細いリックの歌声の左側からヴァネッタとカーリーナ両嬢によるコーラスがスッと入ってきますが、こうした音楽的なデリケートさが求められるシーンでも弱音の動きを邪魔しない実況サウンドとなっているのは注目に値しますし、「The Great Gig In The Sky」でも左右チャンネルに分離した両嬢の声に場内の生の反応が重なる事で、その場にあったリアルな熱量が甦っています。ちなみにこの「The Great Gig In The Sky」と次曲「Money」の間には大元のPre-FMソースに約4秒間ほどの欠落があるのですが、ここは両方のオーディエンス・ソースを調整して編集の痕跡を滑らかにするフェードが行われており、その仕上がりも聴感上まず判別出来ないほどの完璧さとなっています。「Any Colour You Like」はそのアンサンブルの凄まじい直撃感がSigma 1でも素晴らしいサウンドで収録されていましたが、これも曲の進行にマッチした観客のリアルタイムな反応が音像に添えられた事でこの時の演奏が放っていた理力の放射がどれだけ眩いものであったかを改めて実感出来るでしょう。「Brain Damage」は、Pre-FMのサウンドボードソースでは音が拾いきれていなかったロジャーのボーカルに掛かったリバーブエフェクトもオーディエンス・ソースで見事に補填。会場に広がっていた本来の音がクリアに蘇ります。「Echoes」も会場録音の重なりが史実性の高まりとなってPre-FMサウンドを更に引き締めています。しかも時にそれがサラウンド感すら付与している効果に気付かされ、楽曲終盤で必ずや胸熱くなるに違いありません。

業務放送用サウンドボードに別の次元を追加すること。それはオーディエンス録音の雰囲気を利用して、ただでさえ質の高い音の輝きを写実性で研ぎ澄ます作業と申せましょう。その場にあるべき音の要素が揃っている事で、Pre-FM音源単体で聴くよりも一音一音の波動が強く、音に含まれている情報量に密度の高さが感じられるため、ライブ・レコーディング本来の格調高い響きの陶酔を更に高いレベルで噛み締めて戴けること確実です。3つのソースが最良の姿で重なるこの深いブレンド感、サウンドのフィット感....私達がこの音源に望んでいたものはまさにこのサウンドであり、この確かな聴き応えでしょう。これこそ74年ウェンブリーのリアル・サウンド、耳にした瞬間から違いが分かるPre-FM音源の完成形です!!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

(75:51)
The Dark Side Of The Moon
1. Speak To Me 2. Breathe 3. On the Run 4. Time 5. Breathe (reprise) 6. The Great Gig In The Sky
7. Money 8. Us And Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse

12. Echoes

David Gilmour - guitar, vocals Roger Waters - bass, vocals
Richard Wright - keyboards, vocals Nick Mason - drums, percussions
Dick Perry - saxophone Vanetta Fields - backing vocals Carlena Williams - backing vocals

STEREO SOUNDBOARD RECORDING