PAUL McCARTNEY - TOKYO DOME 1993 SOUNDCHECK 1ST DAY(DVD) [IMPORT TITLE]

PAUL McCARTNEY - TOKYO DOME 1993 SOUNDCHECK 1ST DAY(DVD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 2,800円(税込)

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商品詳細

Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 12th November 1993
Unreleased footage from 8mm Video master tapes (single camera shot)

 ポール1993年のニュー・ワールド・ツアーは単にライブが行われるだけでなく、ファンにサウンドチェックが公開されるという斬新な試みが導入された画期的なツアーでもありました。今でこそポールのライブにおいてすっかりおなじみとなった公開サウンドチェックですが、その先駆けとなったのがこのツアーだったのです。日本でも当然ながらサウンドチェックは公開され、東京ドーム三日目だった11月15日に関してはステージ本番からの映像と抱き合わせる形で当時テレビ放送されましたが、最近になって東京ドーム初日である12日のサウンドチェックの映像が出回って世界中のマニアを驚かせています。
 現在、話題沸騰中なこのサウンドチェック映像はポールのスタッフの一人がハンディカメラで収めたもの。しかも驚くべきはその画質の良さ。間違いなくマスターの8mmビデオカセットからと確信させる完璧なクオリティであり、そのまま放送されたとしても何ら問題ないほど。もっともスタッフが仕事の合間にハンディカメラ一台で撮影した映像であり、何よりリリースを目的としない収録であったことから、サウンドチェックで演奏されたほとんどの曲にカットが入ってしまう。完奏するのは「San Francisco Bay Blues」と「Every Night」たった二曲。ところがどっこい内容は見どころ満載、話題沸騰中の貴重映像を限定プレスDVDにてリリースいたします。

 こうして画質クオリティ的には非の打ち所がない貴重映像なのですが、現在出回ったバージョンはマスターからのDVD化に際しての詰めが甘く、全体的にインターレースの縞々が目立つ残念な状態でした。これは被写体が動くとエッジに縞が目立つという現象であり、鑑賞に際して明らかな妨げとなってしまうのです。この現象は時としてオフィシャルでも起きており、ローリング・ストーンズのマーキー1971でこのミスが生じてディスク交換という事態に発展していました。そこで今回のリリースに当たっては一度完全にインターレース解除し、再度DVD用に最適化するという徹底した処理が行われています。これによって現在出回っている元映像とは比べ物にならないほど自然な状態で見られるという点において、単なるプレスDVD化とは一線を画します。
また冒頭52分間、音が左に寄ってしまっていたため真ん中になるよう音量を修正。こうした徹底したアジャストにより、非常に貴重な内容の映像がストレスなくじっくりと鑑賞できる状態へと調整された上でリリース。
 1993年ツアーの公開サウンドチェックは現在のそれよりも時間が長く、ましてや11月12日に関しては日本公演の初日ということから、それに輪をかけて長い時間を割いて行われました。その模様は1993年当時「WELCOME TO SOUNDCHECK 1993」という二枚組オーディエンス・アルバムがリリースされ、高額チケットを入手した者でしか観覧を許されなかったサウンドチェックの様子を良好な音質で再現してくれたことからベストセラーを記録しました。このCDを懐かしく思われるマニアも多いかと思われ、それの映像版が今回のリリースなのです!

 しかもこの映像の凄いところは、スタッフでなければ撮れないようなリアルなショットの連続。オープニングの「Summertime」からして当時のドラマー、ブレア・カニンガムのバスドラの裏側とフットペダルをどアップ。さらにはポールがサウンドチェックの間に飲んでいたビートルズ柄のマグカップまで超クローズ・アングルで見せてくれるという生々しさ。「Let Me Roll It」では当時の演出であったポールとロビー・マッキントッシュが乗ったせり出し台の床までアップで迫る。こうした特異なアングルは身内撮影だからこそ見られる貴重なものばかり。
 ちなみにサウンドチェックの途中まではポールがベースを弾かない曲が集中的に試されており、現在リンゴのバックで来日中のヘイミッシュ・スチュアートがステージ上で鳴らす迫力のベース・サウンドがリアルに捉えられているのが貴重。そんなヘイミッシュは途中でちょんまげのかつらと手ぬぐいを身に着けて笑わせてくれます。同じようにリンダが「C Moon」の演奏中、何とも無邪気にカメラに向かっておどけて見せる姿など、今となっては貴重な場面でしょう。そしてポールがベースを弾く曲を始める際に映し出される名物ローディジョン・ハメルの姿が若いこと。
 こうしたことからも解るように、あくまでスタッフが気ままに撮影していたこと、なおかつサウンドチェックであったことから、ポール以下の全員がまるで気取らずのびのびと演奏する様子が捉えられた貴重映像ということ。実際にポール自身も途中から余裕のカメラ目線で演奏しているのですが、その表情がまた自然体なのがいい。これ見れば15日のサウンドチェックはバンドがあくまで「収録を意識した」モードであったことを思い知らされます。それに何と言ってもあの映像のダンサーや女学生などがいかに不自然な演出であったかということも痛感させられるばかり。今回の映像でサウンドチェック本来の姿を見てしまうと、もうあれを見る気にはなれません(笑)。

 この日は1993年の日本公演における初日であったことから、サウンドチェックが通常のようには終わらず、ポールの提案によって「Hey Jude」の合唱を試すことで締めくくられました。ライブ本編より先に同曲の合唱に参加できたサウンドチェック参戦者たちはラッキーでしたし、合唱時にロビーとブレアがせり出し台の手すりを閉める様子まで捉えられているのがまた貴重。
 そして極めつけはサウンドチェック終了後、バックステージで日本語が話せるスタッフとMCの練習をするポールの姿が映し出されます。そこでは93年の日本公演でおなじみの台詞だった「ぼくはにほんごぺらぺらできないの」を練習する姿が微笑ましいと同時に、これこそスタッフだから捉えられた場面。最後は日本のマスコミのインタビューに答えるポールの姿が垣間見られますが、当時まだ質問されていた「ビートルズ再結成の可能性」を意外と真剣に答えており、後に「ANTHOLOGY」となるプロジェクトが進行していることをほのめかして終わっています。このように見どころの連続とも言える1993年来日公演における究極の舞台裏ドキュメンタリー。なおかつ画質もきっちりと補正され、とにかく面白い、あっという間の75分!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

(75:22)
1. Summertime 2. Jam 3. Let Me Roll It 4. Just Because 5. San Francisco Bay Blues
6. Midnight Special 7. Be Bop A Lula 8. Every Night 9. We Can Work It Out
10. Jam / What's Going On 11. Don't Let The Sun Catch You Crying 12. C Moon
13. Ain't That A Shame 14. Bring It On Home 15. Twenty Flight Rock 16. Drive My Car 17. Hey Jude
18. Japanese Practice 「ぼくはにほんごぺらぺらできないの」を練習 19. Interview Outtake

Paul McCartney: Lead Vocals, Bass, Guitar, Piano Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocals
Hamish Stuart: Guitar, Bass, Backing Vocals Robbie McIntosh: Guitar, Backing Vocals
Paul "Wix" Wickens: Keyboards, Accordion, Backing Vocals
Blair Cunningham: Drums

COLOUR NTSC Approx.75min.