RAINBOW - LOST IN BREMEN(2CD) [Darker Than Blue 086/087]

RAINBOW - LOST IN BREMEN(2CD) [Darker Than Blue 086/087]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Stadthalle, Bremen, Germany 30th January 1980 PERFECT SOUND

 それぞれ3年以上続いたロニー時代とジョー・リン・ターナー時代に挟まれたグラハム・ボネット在籍時は、RAINBOWのキャリア中でも"中世ファンタジック路線"から"キャッチーな大衆路線"への過渡期とおもわれがち。しかし優れたメンバー5人が各々の力量を発揮したライヴの魅力は、マニアックなファンが"最強のRAINBOW"と称えるとおりの素晴らしい演奏を楽しませました。さらに音質的に優れたアイテムが多いのもこの時代の特徴。ここで取り上げる作品は、これらグラハム時代の特色をそのまま音にしたような、ファン必聴のアイテムです。

 この「LOST IN BREMEN」は、「DOWN TO EARTH」リリース後の1980年ヨーロッパツアーより、10公演目に当たる1月30日のドイツ・ブレーメン"スタッドホール"公演を、初登場となる超高音質オーディエンス・マスターより、約100分間に渡って完全収録したもの。同時期の音源に、どちらもPower Gateレーベルからリリースされている「DEFINITIVE GRAHAM」や「LOST IN EUROPE」といった極上録音が存在しますが、本作はそれらをも凌ぐ驚きのオーディエンス・ソース。突き抜けるようなクリア・サウンドはリッチーのギターとコージーのドラムをライン音源のようなダイレクトさで捉え、グラハムのヴォーカルも聴き手に襲い掛かるようなド迫力。もちろんロジャー・グローヴァーのベースとドン・エイリーのキーボードも分離感抜群で楽しめ、オープニングの「Eyes Of The World」や「Love's No Friend」から、"最強のRAINBOW"の名に恥じない名演を、客席録音ではこれ以上考えられないほどの音質で満喫できます。
 全体的に"オン"なサウンドであるため観客の声や手拍子もはっきり録音されていますが、演奏の音圧とダイナミックな楽音は、それらすら適度な臨場感のレベルに押しとどめ、ライヴを盛り上げる絶好のスパイスに感じさせています。

 オープニングの2曲に続き、さらに新作から「Since You Been Gone」と「All Night Long」をメドレーで連発。「Since You Been Gone」の前後にブランデンブルグ協奏曲やバンド・アレンジの「Over The Rainbow」をインサートしているとは言え、ライヴ前半を完全に新曲で統一したセットは圧巻です。'78年までのRAINBOWがほぼ同じセットリストで通していた事を考えると、この劇的な変化は清々しいほどで、メンバーを一新して再出発したバンドが、ロニー時代とは別個の存在として生まれ変わった事を強調しているようです。
 とてつもない声量を武器にしたグラハムは、前任のロニーと同じくらい超人的な声を聴かせますが、その個性は正反対。どこまでもストレートなヴォーカル・ラインとシャウトは、「All Night Long」で真価を発揮しています。さらにロニーの代表曲「Catch The Rainbow」も、彼の個性が都会的でダンディなラヴ・ソングとして聴かせます。リッチーも繊細でジェントリーな素晴らしいソロを聴かせており、この日の「Catch The Rainbow」は屈指の好テイクと言えるでしょう。
 本録音でも圧巻なのが約30分もの「Lost In Hollywood」メドレー! パワフルにヴォーカルを轟かせるグラハム、リッチーの切れ味鋭いギターには言葉も出ないほど。コージーのソロは同年の来日音源を含めてもオーディエンス録音のベスト音質と思われ、この名演をライン録音並のサウンドで聴ける私たちファンは幸せです。
 アンコールはリッチーのソロと「Lazy」が導く「Man On The Silver Mountain」からスタート。会場のファンも熱狂的な拍手でバンドを応援し、誰もがライヴを楽しんでいる様子が目に浮かぶようです。さらに「Blues」で聴けるリッチーの素晴らしいギター・トーン、グラハムの歌の巧さがはっきりと判る「Will You Still Love Me Tommorow?」はクライマックスを劇的に演出。この感動的な場面は聴き手の胸を熱くさせるはず! ラストは「Long Live Rock 'n' Roll」とリッチーのギター・クラッシュが炸裂し、熱狂の100分間を締めくくります! そしてラストの「Over The Rainbow」は興奮を適度にクールダウンさせ、最高の余韻を聴き手の心に残してくれるでしょう。

 RAINBOWが'80年のヨーロッパツアーで残したライヴ音源は数あれど、本作を凌ぐアイテムが出ることはちょっと考えにくい、まさに決定的な一枚です。
 ロニーやジョーとも全く異なる個性で、短いながらも一時代を築いたグラハム・ボネット在籍時のRAINBOW。彼らの名演を最高のオーディエンス・サウンドで記録したアイテムは、全てのRAINBOWファンにとって必携必聴です。もしも同時代のオーディエンス・アイテムを聴いた事が無いというファンの方は、この機会にどうぞお楽しみください!


Disc 1
1. Land Of Hope And Glory 2. Soundcheck/Over The Rainbow 3. Eyes Of The World
4. Love's No Friend 5. Since You Been Gone 6. All Night Long 7. Catch The Rainbow
 
Disc 2
1. Keyboard Intro. 2. Lost In Hollywood 3. A Light In The Black/Guitar Solo/Beethoven 9th
4. Keyboard Solo 5. Drum Solo feat. 1812 Overture 6. Lost In Hollywood(reprise)
7. Guitar Solo/Lazy 8. Man On The Silver Mountain 9. Blues 10. Will You Still Love Me Tommorow
11. Long Live Rock 'n' Roll 12. Kill The King incl. Guitar Crash
13. Long Live Rock 'n' Roll(reprise) 14. Over The Rainbow

Ritchie Blackmore - Guitar Graham Bonnet - Vocal Roger Glover - Bass
Don Airey - Keyboard Cozy Powell - Drums