FACES - SANTA MONICA 1970(CD) [WARDOUR]

FACES - SANTA MONICA 1970(CD) [WARDOUR]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Civic Center, Santa Monica, California, USA 30th October 1970 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
A first generation Reel copy of a classic TMOQ recording.

 深い。なんとも、なんとも深いヴィンテージ・アルバムの登場です。本作は、もはや伝説的とも言えるTMOQレーベルの名盤「PLYNTH」のオリジナル・リールからダイレクトにデジタル化されたライヴ・アルバムなのです。素晴らしい記録の数々で客席録音文化の礎を築いたTMOQレーベルですが、まさか、そのオリジナル・リールが発見されようとは……。

 歴史の重み、文化の深みは、そのサウンドが雄弁に語っています。録音されているのはもちろん、THE FACESの「1970年10月30日サンタモニカ公演」。名盤「PLYNTH」からして、1970年とは思えないほどの素晴らしいサウンドで、現代まで伝わっているアナログ起こしでさえ、時空を飛び越えるダイナミズムとクリアさに溢れていました。しかし、そのオリジナル・リールとなる本作では、スクラッチ・ノイズやうっすらとしたヴェールさえも取り払われ、まるでTHE FACESと同じ部屋にいるようなリアリズムが耳に流れ込んでくるのです。

 その豊かな鳴りは、まさに極上のヴィンテージ・サウンド。脈打つようなリズム隊、転がるキーボード、迸るロッド・スチュワートの情念はもちろんのこと、何よりもギター・サウンドが素晴らしい。弦のこすれる音まで聞こえる生々しさ、脈打つロン・ウッドのリズム感。21世紀も15年ほど経つわけですが、現代のデジタル録音でさえ、ここまでのダイレクト感を記録できるかどうか……。実を言うと、先ほどから「超高音質」の4文字を書きたくて仕方がない。しかし、それを書いてしまったら、むしろ安っぽくなってしまうのではないか……そう思えるほどにリアルで、クリアで、ダイレクトで、ロマンティックなサウンドなのです。

 すぐそこまでバンドが迫ってきながら、その生音が奏でるのは、正しく「1970年」のブリティッシュ・ロック。軽快であってもルーズで、滴るブルースはどこまでも芳醇。「Love In Vain」では静寂の中で軽くつま弾くようなギターが踊り、掠れた歌声と戯れるように感情を交わしあう。一転して「I Feel So Good」では、ズンズンと腰に響くビートに乗って熱い熱いパッションが幾重にも練り重ねられる。そして、「Blues Deluxe」の深い深いブルース表現……まごう事なきオーディエンス録音なのに、どの曲でも極めて鮮明な1970年の光景が広がる。「この時代にしては」「客席録音にしては」の但し書きがいらないサウンドながら、「この時代だからこそ」「客席録音だからこそ」の旨味がじゅわじゅわと滲み出してくるのです。

 今回発掘されたリールは、ショウの後半部分を64分にわたって記録したもの。そのため、序盤の「Wicked Messenger」「Flying」「Too Much Women For A Henpecked Man」「You're My Girl」「Country Comforts」は収録されていないのですが、逆に「PLYNTH」にはない「Cut Across Shorty」「Maybe I'm Amazed」「I Want To Be Loved」「I Feel So Good」「Had Me A Real Good Time」「Blues Deluxe」がたっぷり聴けます。

 ……このように書くと、なにやら中途半端にも思われてしまうかもしれませんが、聴いた印象は、むしろ「PLYNTH」よりもナチュラル。そもそも「PLYNTH」自体がアナログの収録時間に合わせ、ショウの各所から拾い上げては複雑に編集していました。それに対し、本作は録音そのままですから(後半だけとは言え)自然に聴き通すことができるのです。

 本作は、掛け値なしにTHE FACESの最高なステージが楽しめるライヴ・アルバムです。しかし、その次元を超え、黎明期にあった客席録音文化の貴重な記録であり、その最高傑作でもある。贅沢な極上ヴィンテージでありながら、“古さの味”を言い訳にしない最高のリッチ・サウンド。時間と空間を超えたロック・ヴァイヴレーションを、ぜひご体験ください。

(64:09)
1. Cut Across Shorty 2. Maybe I'm Amazed 3. Around The Plynth 4. Honky Tonk Women
5. Gasoline Alley 6. I Want To Be Loved 7. It's All Over Now
1st Encore
8. Love In Vain 9. I Feel So Good
2nd Encore
10. Had Me A Real Good Time 11. Had Me A Real Good Time (Cont.) 12. Blues Deluxe

Rod Stewart - Vocal Ron Wood - Guitar Ronnie Lane - Bass, Vocal
Ian McLagan - Keyboards Kenney Jones - Drums

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★フェイセズの「SANTA MONICA 1970」の初回納品分に限り、TMOQオリジナル・レコード「PLYNTH」より、ダイレクトにディスク化したボーナス・ディスクが特別に付属致します。

ROD STEWART & FACES - PLYNTH(Bonus CDR)
Civic Center, Santa Monica, California, USA 30th October 1970 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
Taken from the original TMOQ LP (SF 506 A/B)

1970年10月30日のサンタモニカ公演を高音質オーディエンス録音で収録。TMOQオリジナル・レコード「PLYNTH」より、ダイレクトにディスク化したファン必聴の一枚です。今回のプレス盤新作「SANTA MONICA 1970」は、このTMOQ盤「PLYNTH」のマスターテープということになります。流石に、音のクオリティや鮮度はプレス盤に一歩及ばぬサウンドですが、元々が高音質で収録されているため、普通に聴く分には全く問題ありません。モノラル・レコーディングのマスターゆえ、音に広がりは感じられませんが、音質そのものはクリアーで非常に良好。

コンディションの良い原盤から落としたため、スクラッチノイズの問題も殆どが感じられない、大変優秀な一枚に仕上がっています。ヒスノイズの類も殆どありません。本編プレスCDの説明で書いた通り、LP盤には、冒頭も「Small Faces!」というオープニング・アナウンスからスタートする、プレス盤未収録のショウの前半部がしっかりと収められています。

アナログ特有のザラツキ、部分的なダビング劣化があるにはありますが、この音の近さ・ダイレクト感は圧巻で、この時代としては最高峰の録音と断言できるでしょう。願わくば、今回のショウ後半に続いて、前半部の大元の音源が発掘されたら素晴らしいのですが、普通に楽しむのなら、ショウのダイジェスト的内容とは言え、このLP起こしの超高音質テイクで十分と思えるほど(収録時間の都合でIt's All Over Nowがフェイドアウトで終わってしまうのは残念ですが*プレス盤は最後まで収録)。TMOQお抱えのテーパーが録音した1970年サンタモニカ公演を、懐かしのアナログ盤落としの最良テイクでじっくりとお楽しみ下さい。この時代でここまで音が良いのは凄い!と誰しもが驚嘆するはずです。

(49:18)
1. Introduction "The Small Faces" 2. Wicked Messenger 3. Flying
4. Too Much Women For A Henpecked Man 5. Love In Vain 6. You're My Girl 7. Country Comforts
8. Around The Plynth 9. Honky Tonk Women 10. Gasoline Alley 11. Around The Plynth (Reprise)
12. It's All Over Now