【ミラード】FACES - L.A. FORUM 1975: MIKE MILLARD 1ST GEN(2CD) [Wardour-363]

【ミラード】FACES - L.A. FORUM 1975: MIKE MILLARD 1ST GEN(2CD) [Wardour-363]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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The Forum, Inglewood, CA, USA 5th March 1975 TRULY PERFECT SOUND

 世界中のマニアの間で話題となっているフェイセズ1975年アメリカ・ツアーからの発掘音源を限定プレスCDにてリリース。グループの活動最終年となったこの年、彼らは都合二回に分けてアメリカを回っていますが、今回は2月から3月にかけて行われた最初のツアーからの驚異的なクオリティの音源を収録。このツアーからは過去にもUXBRIDGEレーベルが「PROVIDENCE 1975」と「SEATTLE 1975」という上質オーディンス録音がCD-Rにてリリースされたことがありました。
 どちらも非常に素晴らしい音質であり、いかにもダン・ランピンスキー録音らしいキラキラしたクリアネスが絶品だった前者、さらにはJEMS音源らしい腰の据わったモノラル音質が魅力だった後者。それぞれが聞きやすさ抜群のオーディエンス録音だった訳ですが、今回の音源はそれらを軽く凌駕してしまう別格のクオリティ。何しろ登場した直後は、あまりの高音質ぶりから「サウンドボードではないか?」という議論がマニアの間に飛び交ったほど。
 そんな驚異的なオーディンス録音、しかもLAフォーラムでの録音と来ればマニアでなくとも察しが付くでしょう。そう、今回登場した音源を録音したのは、あのマイク・ミラード。どうりでサウンドボードと勘違いしてしまいそうなほどの強烈にオンな音像だったという訳です。おまけに録音された時期が興味深い。今回の音源が収録されたのは3月5日なのですが、その三週間後にはミラードがレッド・ツェッペリンのLAフォーラムでの三日間を録音していたのです。それらもまた素晴らしい音質だった訳ですが、末期フェイセズのステージを捉えた本音源の凄まじいクオリティの高さもなるほどミラードならではのハイレベル。
そして今回登場した音源はファースト・ジェネレーション・コピーということで状態的にも申し分のないもの。ただしマスターからのコピー制作時にピッチが下がってしまったようで、今回のネット登場時もこの点はおざなりにされたままでした。そこでプレスCDリリースに当たっては、その問題を当然の如くアジャスト。さらには音質に関しても微調整を加え、より完璧な状態へと仕上げています。何しろサウンドボードと勘違いされるほどの極上音源です、ただプレスCDに収めるだけでは芸がありません。

 また今回の音源の素晴らしさは音質だけに留まらず、何より演奏が抜群。この頃になるとグループのラスト・アルバムとなってしまった「OOH LA LA」収録曲を差し置いて、ロッド・スチュワートのソロアルバムからの楽曲を大量投入するのが当たり前となっており、それがグループに大きな亀裂を生む結果となったのは歴史が証明した通り。ところが75年にもなると、前年に初めてソロアルバム「I'VE GOT MY OWN ALBUM TO DO」をリリースしたロン・ウッドも同アルバムからの曲をレパートリーに加えさせるなど、グループとしては末期的状態であったことが容易に伺えます。
 それでもなお連日のステージは相変わらずフェイセズらしいゴキゲンなロックンロール・ショーが繰り広げられており、この日一つを取ってもバンドの寿命が一年を切っていたとは信じがたいほど。この点に関してもUXBRIDGEレーベルがリリースしていた二つのアイテムが既に証明してくれていましたが、このミラード音源の異様なほどオンな音像によって、さらに素晴らしいライブ・パフォーマンスが記録されたのです。

 何と言っても特筆すべきは、プロヴィデンスやシアトルと違い「Bring It On Home To Me / You Send Me」でストリングスが加わっていること。末期フェイセズの定番映像である74年キルバーン・シアターにおいて同曲を演奏する際、ストリングス奏者が加わっていたことはよく知られていますし、75年もファイナル・ツアーでは10月のボストンにストリングス奏者が加わっていたことが確認されています。しかし今回の音源の登場により、ここLAフォーラムでも地元のミュージシャンと思われるストリングスが演奏に花を添えてくれていたことが明らかになったのでした。
 そんなロッド本領発揮のR&Bたる同曲だけでなく、全体を通してワイルドで飛ばしまくりの演奏を聞かせてくれるバンド全体も素晴らしい。「Stay With Me」終盤のソロ回しでは山内テツもファズ・ベースを炸裂。以前からステージで演奏されており、前年にライブアルバム「COAST TO COAST」で音盤化されていたジミヘン・カバーの「Angel」における盛り上がりがまた凄まじい。残念ながらバンドとしては末期だった訳ですが、こうした演奏の充実ぶりやオーディエンスの熱狂からは、フェイセズの人気が頂点に達していたことを伝えてくれる貴重なドキュメントだと言えるでしょう。掛け値なしに音質と演奏のどちらも最高な音源、75年のフェイセズを代表するオーディンス・アルバムがここに!

(リマスター・メモ)
★結構遅いピッチを修正しました。

★高音質ながら特定音域の低音がきついのと全体の分離を改善出来るので、調整して全体を鮮明にしました。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (61:14)
1. Intro
2. It's All Over Now
3. Take a Look at that Guy
4. (I Know) I'm Losing You
5. Bring It On Home To Me / You Send Me
6. Sweet Little Rock & Roller
7. I'd Rather Go Blind
8. Too Bad
9. Every Picture Tells a Story
10. Angel
11. Stay With Me
12. Slide Guitar Solo incl.Motherless Children,
13. Gasoline Alley
14. Stay With Me (Reprise)

Disc 2 (23:54)
1. I Can Feel the Fire
2. You Wear It Well
3. Maggie May
4. Twistin' the Night Away
5. We'll Meet Again

Rod Stewart - Vocals Ronnie Wood - Guitar, Vocals Kenney Jones - Drums
Ian McLagan - Keyboards Testu Yamauchi - Bass