DEEP PURPLE - COPENHAGEN 1975(2CD) [Darker Than Blue 233/234]

DEEP PURPLE - COPENHAGEN 1975(2CD) [Darker Than Blue 233/234]

販売価格: 3,800円(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Live at Brondby Hallen, Copenhagen, Denmark 20th March 1975 TRULY PERFECT SOUND

 “RAINBOWが生まれつつ、まだDEEP PURPLE”……そんな歴史の転換点を生記録した新発掘ライヴアルバムが登場です。“DEEP PURPLEのリッチー・ブラックモア”最後の3日間は、オフィシャル盤『MADE IN EUROPE』『MK III: THE FINAL CONCERTS』でも有名ですが、本作はその直前となった北欧日程「1975年3月20日コペンハーゲン公演」のオーディエンス・アルバム。まずは、このライヴの位置関係をイメージするため、“STORMBRINGER WORLD TOUR 1974-1975”の日程を確認してみましょう。そもそも、このツアーはわずか32公演しかなく、それも大きく3つに分けられます。

《1974年11月『嵐の使者』発売》
・1974年11月13日-12月18日:北米(19公演)
・1975年1月25日:オーストラリア(1公演)
《1975年2-3月『銀嶺の覇者』制作》
・1975年3月16日-4月7日:欧州(12公演) ←★ココ★
《リッチー・ブラックモア脱退》

 これが“STORMBRINGER WORLD TOUR”の全容。これ以前には「Stormbringer」や「Gypsy」「Lady Double Dealer」といった新曲は演奏されず、この後のライヴは『COME TASTE THE BAND』以降になります。この中で本作が録音されたのは、リッチーがDEEP PURPLE脱退を決意した後の、最後のヨーロッパ・ツアー。この時、すでに『銀嶺の覇者』を制作し、“RAINBOWとDEEP PURPLE”が重なり合った12公演だったのです。その12公演をさらに詳細に見てみると……。

・3月16日&17日:ユーゴスラヴィア2公演
・3月20日:デンマーク 【本作】
・3月21日:スウェーデン 『RIDE THE RAINBOW』
・3月23日-30日:ドイツツアー5公演
・4月3日:オーストリア(公式盤)
・4月5日:ドイツ   (公式盤)
・4月7日:フランス  (公式盤)

 ……と、このようになっています。当店ではスウェーデン公演を『RIDE THE RAINBOW(POWER GATE-259)』としてご紹介してきましたが、本作は、その前日にあたる。ただでさえ貴重な“STORMBRINGER WORLD TOUR”の上に、歴史の大きな転換点でもあった12公演。それだけに1公演でも多く聴きたいところですが、本作はその想いに応えるライヴアルバムなのです。
 この「1975年3月20日コペンハーゲン公演」は、かねてより記録が知られていましたが、本作は最近になってネット上に登場したマスター。海外の高名なコレクターが公開し、マニアが騒然となっている音源なのです。その話題の中心は、なんと言ってもクオリティ。非常に素晴らしいヴィンテージ・オーディエンスで、41年前の匂いをたっぷりと振りまきながら、鮮やかな楽音が素晴らしい。超・美麗サウンドというわけではありませんが、その骨太な楽音はまさにロック(岩)のよう。距離感がまるでなく、ギターもヴォーカルもダイレクトに轟くさまは「まるでサウンドボード」と呼びたくなる。「Stormbringer」がカットインし、「Mistreated」の6分台にテープチェンジのための録音漏れがあるため、“完全無欠”とはいきませんが、なんとも力強いサウンドのライヴアルバムなのです。
 サウンドも力強ければ、演奏も強烈。当時、23-24歳だったデヴィッド・カヴァデール&グレン・ヒューズの若々しい勢いは猛烈ですし、「これからバンドを背負って立つ」の気迫まで滲むかのよう。そこに脱退を決意したリッチーが真っ向からぶつかり合う。1993年の再脱退時にはヤル気のなさが垣間見えることもありましたが、この時はリッチーも29歳。“脱退”の決意でマンネリ感から抜けだしつつ、「もう終わりだ」の集中力も燃え上がる。すでに新スタートを切った意欲とこなれたアンサンブルがラストスパートの全力疾走で駆け抜けるのです。
 もちろん、ジョン・ロード&イアン・ペイスも素晴らしい。もともとジャムが基礎にあるバンドだけに、火の出るような演奏は全体に広がりやすいわけですが、さらにこのツアーは旧友を送り出す特別な12公演。1公演ずつのカウントダウンは、1曲ずつの集中力となり、1フレーズの交感に命を吹き込む。やや不健全なカタチではありましたが、“名演になるべくしてなった名演”がたっぷりと詰まっているのです。

 二度と蘇ることのなかった、栄光の第3期。その最後のヨーロッパツアーは、最高の輝きを放っていた。そんな刹那を本生100%ながら、極太のサウンドで描ききった名録音です。『嵐の使者』のレパートリーも演奏しつつ、あくまでもリッチーが燃え上がるライヴアルバム。この至福の新発掘、今週末あなたのお手元へお届けいたします。

Disc 1(50:29)
1. Intro. 2. Burn 3. Stormbringer 4. Gypsy 5. Lady Double Dealer
6. Mistreated incl. Rock Me Baby 7. Lazy Intro. 8. Smoke On The Water 9. Georgia On My Mind

Disc 2(63:56)
1. MC 2. You Fool No One incl. Blues 3. Drum Solo 4. The Mule
5. Space Truckin' 6. Goin' Down 7. Highway Star

David Coverdale - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Glenn Hughes - Bass, Vocal
Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums