ERIC CLAPTON - BUDOKAN 1999 5TH NIGHT: DAT MASTER(2CD) [Tricone 235/236]

ERIC CLAPTON - BUDOKAN 1999 5TH NIGHT: DAT MASTER(2CD) [Tricone 235/236]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Budokan, Tokyo, Japan 26th November 1999 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE & LONGER

【’99年「ピルグリム・ジャパン・ツアー」の高音質ステレオ・オーディエンス録音DATマスター第二弾!】
 1999年に行なわれた14回目のジャパン・ツアーからの優良マスターリリースは続きます。Hoochie Coochieレーベルの全公演収録ボックスセット「14 GIGS」に収められていた武道館公演の5夜目、、11月26日のステージを高音質で完全収録したDATマスターです。

因みに、99年ジャパン・ツアーの全日程は下記でした。

●1999年ジャパンツアー
・11月9日:日本武道館
・11月11日:名古屋体育館
・11月13日:マリンメッセ福岡
・11月15日、16日、17日:大阪城ホール
・11月19日、20日、22日:日本武道館
・11月24日:横浜アリーナ 
・11月26日、27日、29日、30日:日本武道館

 本作のマスターの録音席は武道館アリーナのJ9列 70番とのことで、今回同時リリースとなる「Budokan 1999 3rd Night: DAT Master(2CD)」よりもさらにダイナミックな音像で収録されています。このあたりは座席のポジションによる環境という点で面白いところですし、やはりクラプトンは、武道館となると連日凄いプレイをしていたことがよく分かる音源です。それが迫力満点で迫ってきます。本作も録音はPre Showとして武道館に入場する時点で始まり、最後はPost Showとして武道館を退場する時点まで入っていますので、大元のマスターであることをお判りいただけるでしょう(ボックスセットの収録盤ではカットされていた部分です)。リリース当時、ボックスセットの購入には至らなかった方も、この機会に是非聴いていただきたい優れたマスターです。

【演奏に変化もあり、アンコールが変わった5日目も最高レベルのパフォーマンス!】
 今回同時リリースの「Budokan 1999 3rd Night: DAT Master(2CD)」の解説と重複しますが、繰り返させていただきます。このツアーは、前年にリリースされたアルバム「PILGRIM」のプロモーションに当たっていました。前年にはアメリカ、ヨーロッパをカバーするワールドワイドなツアーを大々的に行なったため、日本に来るのが翌年にずれ込んだ形になりました。この1998年〜99年に実施された「ピルグリム・ツアー」とはクラプトンのキャリアにおいて、どのような意味を持っていたのでしょうか?ここで1998年からのクラプトンの活動履歴をおさらいしておきましょう。

●1998年
・1998年3月10日<アルバム「PILGRIM」全世界一斉リリース>
・1998年3月30日〜4月26日:アメリカン・ツアー・ファースト・レッグ
・1998年5月11日〜6月6日:アメリカン・ツアー・セカンド・レッグ
・1998年9月5日〜9月18日:短期アメリカ&カナダ・ツアー 
・1998年10月13日〜12月11日:イギリス、北欧を含むヨーロッパ・ツアー 

●1999年
・1999年2月14日:米カリフォルニア州パサデナのシヴィック・オーディトリアムにて行なわれた「NAACP Image Awards」にて、B.B.キング、ジョージ・ベンソンとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月24日:ロサンゼルス、シュライン・オーディトリアムにて行なわれた「グラミー賞」授賞式にて、B.B.キングとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月25日:米カリフォルニア州カルヴァーシティにて行なわれたブルースの祭典に出演、ジョン・リー・フッカーと共演
・1999年3月15日:米ニューヨークにて行なわれた「ロックの殿堂」セレモニーにて、カーティス・メイフィールドの殿堂入りを祝してディアンジェロと共演演奏
・1999年5月20日:ロンドンにて行なわれた「ザ・フランク・スキナー・ショー」に出演、珍しく「Rock Island Line」でベースをプレイする
・1999年6月12日:米カリフォルニア州ウェスト・ハリウッドで行なわれた「ジョルジオ・アルマーニ・ガラ」にて、ジミーヴォーンバンドに加わり演奏
・1999年6月30日:ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて、自身主催の「クロスロード・ベネフィット・コンサート」を開催
・1999年9月14日:ニューヨークのセントラル・パークにて開催された、シェリル・クロウの「セントラル・パーク・コンサート」に出演
・1999年10月23日:ワシントンのホワイトハウスにて開催された「The Concert Of The Century」に出演、レニー・クラヴィッツと共演する
・1999年11月2日:米カリフォルニア州ユニヴァーサル・シティで行なわれた「the Phoenix House and M.A.P Allegro Awards Gala」に出演、ジミー・ヴォーン、ボニー・レイット、ドクター・ジョンらとブルースジャムを演奏する
・1999年11月4日:米ロサンゼルスのスタジオにて、来るジャパン・ツアーのリハーサルを行なう
・1999年11月9日〜30日:ジャパン・ツアー ←★ココ★
・1999年12月31日:英サリー州ウォーキングにて、自身主催の「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」を開催

 ご覧のとおり、1998年はアルバムを全世界で同時リリースし、自身の53歳のバースデイからツアーをスタートさせ、年末までの長期に亘り実施しました。翌年には前年に回り切れなかった日本を想定しつつも、スポット的なイベントに数多く出演したという、多忙な二年間でした。2年がかりで実施したことから、「ピルグリム・ツアー」は非常に気合の入ったツアーだったことがお判りいただけるでしょう。なぜここまで気合が入ったのかと申しますと、アルバム「PILGRIM」は、クラプトンが1991年に不慮の事故により4歳で亡くなった息子さんとの思い出に捧げ、自分の人生を見詰め直した過程で作り上げた内省的な作品、言わば人としてミュージシャンとして、絶対やっておかねばならないこと、だったからです。大半が自作曲で埋められたこのアルバムはクラプトンからの内省的メッセージに富んだものであったため、そのツアーでもアルバムの楽曲をフィーチャーすることで、クラプトンは世界中のファンにライブステージでそのメッセージを届けようと考えていました。もちろん日本のファンに向けてもそうでした。オープニングからの6曲中5曲でニューアルバムからのナンバーをプレイしていることでそれは証明されていると言えるでしょう。この序盤の5曲でのクラプトンはエンジン全開、スタジオバージョン以上に情熱的でエモーショナルなプレイを披露しています。このパートでのクラプトンのプレイは、「Budokan 1999 3rd Night: DAT Master(2CD)」同様の弾き捲りです!やはりメッセージを込めた新曲を聴いてもらいたいというクラプトンの意思がこのプレイを引き出したのでしょう。この日のGoin' Down Slowでのデイヴ・デロームのピアノソロは、20日とは異なり、よりジャジーなアプローチとなっていて、これも聴きごたえがあります(この日もクラプトンは演奏後に彼の名をコールしています)。ステージ序盤でこれら新曲の呈示を見事に成功させ、一つの区切りをつけた後は自らをクールダウンするかのように、しっとりとプレイするアコースティックセットに移ります。ここではアルバムとも関連の深い、息子さんに捧げた名曲Tears In Heavenをプレイしています。そして前年ツアーではセットインしていなかったドミノス時代の名曲Bell Bottom Bluesがこの日もプレイされます。この曲が日本でプレイされるのは、なんと75年以来24年ぶりのことで、しかも75年当時とは異なり、アコースティックアレンジでのプレイとなっていました。中間のクラプトンによるアコギソロは、当然連日アドリブでプレイされていましたので、ここでは横浜公演とも、武道館3日目とも異なるニュアンス、フレーズのソロが聴けます。さすが、アコギの名手でもあり、ライブミュージシャンたるクラプトンです。アコースティックセット終了後には、セカンドギターのアンディ・フェアウェザー・ロウをフィーチャーしたGin Houseがプレイされます。この曲も前年ツアーではセットに組まれていなかったナンバーで、このツアーにも帯同してくれたアンディを慮っての演出でした。アンディのヒット曲ながら、この日のこの曲もクラプトンのソロが聴きものなのですが、この日は3日目とは違い、スライドではなく、終始シングルノートでのソロに徹しています。これがまたシャープ!こういうところが、連日クラプトンを観る意味があるということでしょう。あとは王道のヒット曲、代表曲を畳み掛けてエレクトリックLaylaで大団円へという展開です。特筆すべきは、Badgeです。この日のクラプトンのソロは素晴らしくGoodです!Badgeでこんなソロをかましてくれることもそうそうないことです。そしてこの日のLaylaは、3日目にはなかった、クラプトン一人による長めでワイルドなプロローグが奏でられています(それからのイントロでは、アンディはバッチリフォローしています。本来これが入ることになっていたのでしょう。)。こうした点でもこの日を聴いていただく価値ありです。もちろんLaylaのソロもいいですよ。さらには、この日のアンコールは Sunshine of Your Loveに変わりました!冒頭では、クラプトンがキンクスのYou Really Got Me風のイントロを弾いていて面白いです。中間のソロでは、よくやっていたBlue Moonの引用パターンで入るのではなく、ひたすらシャープなチョーキングをかますフレーズで始めています。これも素晴らしい!こういった変化があるだけに、3日目の20日とは甲乙つけ難い音質とパフォーマンスの本作も是非聴いていただきたいものです。本作も是非コレクションに加えていただくべきオススメの一作です。

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★「14 GIGS」(Hoochie Coochieレーベル)BOX SETのマスターDAT★高音質

★録音席 アリーナJ9列 70番

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★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc:1 (67:49)
1. Pre-Show★5分収録
2. Intro.
3. My Father's Eyes
4. Pilgrim
5. River of Tears
6. Goin' Down Slow
7. I'm Your Hoochie Coochie Man
8. She's Gone
9. Ramblin' on My Mind
10. Tears in Heaven
11. Bell Bottom Blues
12. Change the World

Disc:2 (57:15)
1. Gin House Blues
2. Cocaine
3. Wonderful Tonight
4. Badge
5. Have You Ever Loved a Woman
6. Layla
7. Sunshine of Your Love

Eric Clapton - guitar / vocals
Andy Fairweather Low - guitar / vocals
Nathan East - bass / vocals
Steve Gadd - drums
David Delhomme - keyboards
Katie Kissoon - backing vocals
Tessa Niles - backing vocals