【キニー】ROGER WATERS with ERIC CLAPTON - EARLS COURT 1984 1ST NIGHT(2CD) [Sigma 236]

【キニー】ROGER WATERS with ERIC CLAPTON - EARLS COURT 1984 1ST NIGHT(2CD) [Sigma 236]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Live at Earls Court Exhibition Hall, London, UK 21st June 1984 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 名門キニーのオリジナル・カセットがまたもや新発掘。今度は、ロジャー・ウォーターズの“THE PROS AND CONS OF HITCH HIKING TOUR 1984”です!
 1984年と言えば、ロジャーのキャリアでも最も豪華なツアー。特に1984年編では総帥ロジャーとエリック・クラプトンとがっぷり四つに組み、その脇をKING CRIMSONのメル・コリンズやシンフォニーとロックの融合に情熱を捧げた故マイケル・ケイメンといった超大物が固めた。まさにドリーム・チームのツアーでした。本作は、そんなツアーをキニーのミラクル・サウンドで体験できるフルライヴアルバム。「1984年6月21日アールズ・コート公演」の極上オーディエンス録音です。
 気になるサウンドの前に、まずはショウのポジション。ロジャー初となるソロツアーの全体像から振り返ってみましょう。

●1984年
《4月30日『ヒッチハイクの賛否両論』発売》
・6月16日-7月6日:欧州(9公演)←★ココ★
・7月17日-31日:北米#1(10公演)
●1985年《クラプトン不参加》
・3月19日-4月14日:北米#2(17公演)

 これが“THE PROS AND CONS OF HITCH HIKING TOUR”の全像。クラプトンは1984年にのみ参加したわけですが、本作はその序盤。「欧州」レッグ4公演目にあたり、英国ツアー初日のコンサートでした。
 そんなショウは以前から記録が知られており、当店でも『HITCH HIKER'S GUIDE TO EUROPE(LEM 046)』等でお馴染み。もちろん、本作はまったくの別録音で、この度新発掘された名門キニーのオリジナル・カセットから起こされた極上マスターなのです。伝統音源のLEM盤もツアーを代表する名録音だっただけに軽々に「No.1を更新」と断言して良いか迷いつつ、やはり断言してしまいたい。まず何より、クリアさ。ほんのりとしたホール鳴りも拾ってはいるのですが、これが透き通っている。鳴りの存在は分かるのに透明感が感じられ、演奏音の芯は輪郭までキリッと際立ち、ディテールも超繊細。キニーの名作を体験された方なら分かっていただけると思うのですが、鳴りが透明感を濁らすのではなく、むしろ輝きを添加させている。もちろん、そのド真ん中を突っ切る芯も力強く、オーディエンス録音にありがちなスカスカ感も皆無なのです。
 そして、その鳴りが生む端正な美しさ。芯だけではないからこそ厚みが感じられ、高音の伸びは果てしなく、中音域はよりリッチに彩られている。特にメル・コリンズのサックスの美しさは絶品で、金管の金属光沢まで見えるよう。もちろん、要となるクラプトンのギターも然りで、トーンの甘味が増強。もう、艶っ艶なのです。そして、重低音もポイント。本作だけを聴くと「良く録れてるね」としか思わないかも知れませんが、前述した伝統録音(LEM盤)と比べると違いは一聴瞭然。ところどころベースのピークがビビってしまっていた伝統盤とまるで違い、ふくよかで美しいのです。実のところ、ベースのアタック感や距離のなさではLEM盤の方に軍配が上がりつつも、トータルの音楽的な美しさは本作の方が遙かに上を行くのです。
 ここでカン違いしないでいただきたいのですが、LEM盤の伝統録音は他レーベルからもリリースのある堂々の大定番。これまでツアーを代表してきた名作中の名作です。しかし、本作はその名録音を引き離す美しさに充ち満ちている。まさに、“オーディエンスならではの美”を追究した名門キニーならではの極上録音なのです。
 そんなサウンドで描かれるのは『ヒッチハイクの賛否両論』全編を基軸とするフルショウ。すでにお馴染みとは思いますが「クラプトンの弾くFLOYDナンバー」もポイントですので、ここで整理しておきましょう。

●第一部:PINK FLOYD(16曲)
・神秘:Set The Controls For The Heart Of The Sun
・原子心母:If
・狂気:Money
・炎:Welcome To The Machine/Have A Cigar/Wish You Were Here
・アニマルズ:Pigs On The Wing Pt. 1
・ザ・ウォール:In The Flesh/Nobody Home/Hey You
・ファイナル・カット:The Gunner's Dream
●第二部:ヒッチハイクの賛否両論
・全12曲
●アンコール:PINK FLOYD(2曲)
・狂気:Brain Damage(翌日録音)/Eclipse(翌日録音)

……と、このようになっています。実のところ、この英国初日は「アンコールのなかったショウ」としても知られているのでが、本作では翌日「6月22日アールズ・コート公演」から補完。本来あるべきショウの体裁を再現しました(ノークレジットでフル体裁の既発もありますが、本来アンコールは存在しない。それら既発群もすべて同様の処理が行われています)。補完パートも『EARLS COURT 1984 DAY 2(Amity 073)』でお馴染みの名録音を元マスターにまで遡り、“あくまで最高峰”に注力して仕上げました。
 そして、そんなフルセットを紡ぐ演奏の素晴らしい事……。何と言っても主役の1人でもあるクラプトン。『ヒッチハイクの賛否両論』もアルバム以上に鮮烈ですが、やはり注目なのはFLOYDナンバー。ローランド製のギター・シンセサイザーを使用した「Wish You Were Here」のソロ、ロジャーの音楽世界に自然にフレーズを流し込む「Nobody Home」、曲後半で個性たっぷりのフレーズが舞い踊る「The Gunner's Dream」。もちろん、ケイメンも映画音楽とロックの融合を追究したキャリアに裏打ちされたフレーズを随所に盛り込み、「Hey You」ではメルのサックスも長めのリードで魅せてくれる。そんな豪華極まるアンサンブルをクリスタル・クリアに輝くキニー・サウンドでたっぷりと味わえるのです。

 名作・名盤ひしめく“THE PROS AND CONS OF HITCH HIKING TOUR”にあっても屈指の名作……いえ、“オーディエンスの美”に関しては随一となる大名盤の誕生です。名門キニーの威信を賭けたような美しきライヴアルバム。どうぞ、永久保存プレス2CDでいつでも、いつまでもお楽しみください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (66:20)
01. Introduction ★既発より35秒程度長い
02. Set The Controls For The Heart Of The Sun
03. Money
04. If
05. Welcome To The Machine
06. Have A Cigar

(曲間カット)★曲間カット部8秒程度別ソースで補填

07. Wish You Were Here
08. Pigs On The Wing Pt. 1
09. In The Flesh
10. Nobody Home
11. Hey You
12. The Gunner's Dream ★第一部エンディングは既発とほぼ同様の長さ。

休憩を知らせるRWのMCまでしっかり収録。

Disc 2 (58:15)
01. 4:30 AM (Apparently They Were Travelling Abroad) ★出だしのイントロSEが既発よりも2分半近く長い
02. 4:33 AM (Running Shoes)
03. 4:37 AM (Arabs With Knives And West German Skies)
04. 4:39 AM (For The First Time Today, Part 2)
05. 4:41 AM (Sexual Revolution)
06. 4:47 AM (The Remains Of Our Love)
07. 4:50 AM (Go Fishing)
08. 4:56 AM (For The First Time Today, Part 1)
09. 4:58 AM (Dunroamin, Duncarin, Dunlivin)
10. 5:01 AM (The Pros And Cons Of Hitch Hiking, Part 10)

★曲間カット部8秒程度別ソースで補填

11. 5:06 AM (Every Strangers Eyes)
12. 5:11 AM (The Moment Of Clarity)

Bonus Tracks
*この日はやってないので22日のアンコール部を収録。

13. Brain Damage
14. Eclipse

Roger Waters - Rhythm Guitar, Bass & Vocals
Eric Clapton - Lead Guitar
Michael Kamen - Keyboards
Andy Newmark - Drums
Mel Collins - Saxophones
Chris Stainton - Keyboards
Tim Renwick - Guitar & Bass
Doreen Chanter - Backing Vocals
Katie Kissoon - Backing Vocals