THE CALIFORNIA LIVE (JAMES TAYLOR, LINDA RONSTADT, J.D. SOUTHER, RONIN) - KOSHIEN STADIUM 1981(4CDR) [Uxbridge 904]

THE CALIFORNIA LIVE (JAMES TAYLOR, LINDA RONSTADT, J.D. SOUTHER, RONIN) - KOSHIEN STADIUM 1981(4CDR) [Uxbridge 904]

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商品詳細

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Live at Koshien Stadium, Hyogo, Japan 13th September 1981 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)

 1981年の日本に吹いた西海岸の風、“THE CALIFORNIA LIVE”。ジェームス・テイラー、リンダ・ロンシュタット、JD・サウザー、さらにリンダのバックバンドから発展したRONINという4組が一堂に会したウェストコースト・ロックの一大イベントでした。先日リリースされたプレス4CD『YOKOHAMA STADIUM 1981(Zion-134)』が大好評を賜っておりますが、その姉妹作が登場です。
 本作に記録されているのは「1981年9月13日:甲子園球場」公演。このイベントは“横浜スタジアム”と“甲子園球場”の東西2公演。『YOKOHAMA STADIUM 1981(以後、前作)』が横浜スタジアムを完全収録していましたが、本作は甲子園球場の全貌を記したオーディエンス・セットなのです。もちろん、前作と同じく各アーティスト1枚ずつの4枚組。まずは、その構成を俯瞰しておきましょう。

・ディスク1:RONIN(31:20)
・ディスク2:JD・サウザー(54:43)
・ディスク3:リンダ・ロンシュタット(60:03)
・ディスク4:ジェームス・テイラー(62:01)

【同一録音家による甲子園完全版】
 これまでリンダのステージは音盤化されたこともありますが、本作は4組の完全収録。『YOKOHAMA STADIUM 1981』と併せて2公演のすべてのライヴをコンプリートできるのです。
 しかも、単に完全収録なだけではない。実は、本作を記録したのは前作と同じ人物。70年代から80年代にかけ、さまざまなバンド/アーティストの超傑作を無数に記録してきた伝説的な名手で、日本のオーディエンス基準を打ち立てたと言っても過言ではない。その手腕は『YOKOHAMA STADIUM 1981』でも存分に発揮され、80年代初期の野外録音とは思えない素晴らしいサウンドが衝撃的でもありました。本作もまた、その伝説的コレクションの1つなのです。
 では、本作も前作と同じサウンドかというと、さにあらず。甲子園球場では横浜スタジアムと異なり、グラウンドに観客を入れなかった。全員がスタンド席から遠巻きにショウを見つめるというスタイルだったのです。スタジアム・コンサートが定着する前の時代感漂う珍事ではありますが、それだけに本作のサウンドは『YOKOHAMA STADIUM 1981』に比べてしまうとやや遠いのです。では格落ちの失敗録音かと言うと、それも違う。野外ならではの反響ゼロなクリアさは前作と変わらず、極めて端正な美しさは伝説の名手ならでは。本作も前作と同等の文化遺産級の銘品録音なのです。
 距離感があるために「まるでサウンドボード」とは申せませんが、それは「オーディエンスらしさ」でもある。実際、本作はその空気感も美味。歌声や演奏が真っ直ぐに届きつつ、そこには広大な空間があり、貴重なビッグ・イベントに立ち会う観客の息づかいがある。もちろん、1981年の日本ですからバカ騒ぎにまみれたりはせず、演奏中は美しいメロディに浸りきるような静寂が広がる。その広大な空間にJDやリンダ、ジェームスの歌声が響き渡る……。そのスペクタクルと現場感が素晴らしいのです。

【名曲増量で迫る甲子園のスペクタクル】
 そんなサウンドで描かれるショウの内容も、横浜スタジアムとは少し違う。各アーティストのセットは大筋で共通しているものの、横浜では演奏しなかった曲もある。JD・サウザーであれば『YOU'RE ONLY LONELY』の「White Rhythm And Blues」、リンダ・ロンシュタットなら『PRISONER IN DISGUISE』の「Heat Wave」が追加されている。極めつけはジョームス・テイラー編のハイライトに披露された「That Lonesome Road」。この曲では出演者全員がステージに上がっての豪華共演が繰り広げられる。ぶ厚いアカペラで歌われる黒人霊歌は荘厳で、1人ひとりの歌声がはっきりと伝わりながら巨大な空間を支配する。もちろん、その後に続くのは大熱狂の「Rock & Roll Music」。この曲は『YOKOHAMA STADIUM 1981』でも全員共演で聴けましたが、それは本作でも同じ。さらに「That Lonesome Road」が増量しているのです。
 もちろん、それ以外もウェストコースト・サウンドを濃縮したようなショウがたっぷり。RONINは唯一作『RONIN』ナンバーに加えて未発表に終わった新曲「Up On The Cross」を披露し、JD・サウザーは名作『YOU'RE ONLY LONELY』の半数以上を大盤振る舞い。リンダは『HEART LIKE A WHEEL』や大ヒット作『MAD LOVE』の2枚を軸にしつつ、ロック時代を総括するような力強い歌声で駆け抜ける。「Faithless Love」ではJDとのデュエットも楽しめます。そんな2人従えるような王者の風格を聴かせるのがジェームス・テイラー。彼のステージは軸となるアルバムを設定せず、70年代の名曲群を満遍なくセレクト。そこに当時最新作であった『DAD LOVES HIS WORK』の「Her Town Too」を織り交ぜ、翌年リンダの『GET CLOSER』に収録される「It's Gonna Work Out Fine」もデュエットで披露するのです。

 互いに交流を深めていった4組のアーティスト。“THE CALIFORNIA LIVE”は、そんな西海岸シーンを丸ごと持って来たような一大イベントでした。その一夜を完全収録しているだけでなく、『YOKOHAMA STADIUM 1981』と併せれば同一録音家の極上サウンドでコンプリートできてしまう文化遺産です。
 まずはサウンドボード的な万人向けの『YOKOHAMA STADIUM 1981』をこそお勧めいたしますが、本作はスペクタクル・サウンドも美味しく名曲も増量。ぜひ、両作併せて日本に吹いたカリフォルニアの風を胸いっぱいに吸い込んでください。

RONIN
Disc 1(31:20)

1. America The Beautiful 2. Here Come The Runner 3. Hey Nadine 4. Band Introductions
5. Love's Coming Into My Life Again 6. Up On The Cross 7. Feels Right

J.D. SOUTHER
Disc 2 (54:43)

1. Intro 2. Simple Man, Simple Dream 3. Banging My Head Against The Moon 4. Mexico
5. Silver Blue 6. Prisoner In Disguise 7. Band Introductions 8. You're Only Lonely
9. If You Don't Want My Love 10. Home By Dawn 11. Trouble In Paradise
12. 'Til The Bars Burn Down 13. James Dean 14. White Rhythm And Blues

LINDA RONSTADT
Disc 3(60:03)

1. Mad Love 2. It's So Easy 3. Party Girl 4. Willin'
5. I Can't Help It (If I'm Still in Love With You) 6. I Can't Let Go 7. Blue Bayou
8. Faithless Love (with J.D. Souther) 9. Hurt So Bad 10. Poor Poor Pitiful Me
11. You're No Good 12. How Do I Make You 13. Back in the U.S.A. 14. Heat Wave
15. Desperado

JAMES TAYLOR
Disc 4 (62:01)

1. Intro 2. Sweet Baby James 3. Wandering 4. Riding on a Railroad 5. It's Gonna Work Out Fine
6. How Sweet It Is 7. Fire and Rain 8. You've Got a Friend 9. Her Town Too
10. Your Smiling Face 11. Mexico 12. Up on the Roof 13. Steamroller
14. That Lonesome Road (with All) 15. Rock & Roll Music (with All)

RONIN

Waddy Wachtel - Vocals, Guitar Dan Dugmore - Guitar Rick Marotta - Drums
Stanley Sheldon - Bass

J. D. SOUTHER / LINDA RONSTADT / JAMES TAYLOR

Waddy Wachtel - Guitar Danny Kortchmar - Guitar Billy Payne - Keyboards
Kenny Edwards - Bass Bob Glaub - Bass Leland Sklar - Bass Russell Kunkel - Drums
Rosemary Butler - Vocals David Lasley - Vocals Arnold McCuller - Vocals