ROGER WATERS - DEFINITIVE OSAKA 2002 2ND NIGHT(3CD) [Sigma 248]

ROGER WATERS - DEFINITIVE OSAKA 2002 2ND NIGHT(3CD) [Sigma 248]

販売価格: 4,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Koseinekin Kaikan, Osaka, Japan 26th March 2002 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)

 オリジネイターによるFLOYDナンバーが響き渡ったロジャー・ウォーターズ2002年の来日公演。恐らく日本最後になるであろう奇跡のツアーを記録したオリジナル録音が2タイトル同時リリース決定です。その2作はどちらも大阪公演のライヴアルバムなのですが、本作はその第二弾。「2002年3月26日:大阪厚生年金会館」公演の極上オーディエンス録音です。
 当時の活動概要は姉妹作『DEFINITIVE OSAKA 2002 1st Night(Sigma 247)』の解説に譲るとして、ここではコレクションの整理だけに留めておきしょう。

・3月25日:大阪厚生年金会館『DEFINITIVE OSAKA 2002 1st Night』
・3月26日:大阪厚生年金会館 ←★本作★
・3月28日:東京国際フォーラム『COMPLETE FORUM NIGHTS』
・3月30日:東京国際フォーラム『COMPLETE FORUM NIGHTS』
・3月31日:東京国際フォーラム『COMPLETE FORUM NIGHTS』

 以上、全5公演。このように今週同時リリースとなる2作は、大阪での同会場2DAYSを永久保存する姉妹作なのですが、更に言えば姉妹なのはショウだけではない。『1st Night』の解説でも触れましたが、この2作を記録したのは、当時の大阪で永久保存級の名作を連発していた名匠。そんな達人が同機材・同会場で連日録音した2作でもあるのです。
 実際、本作のサウンドは画に描いたような極上品。スネアの音色や生々しい拍手など質感はオーディエンス録音らしい味わいがあるものの、澄み渡るクリアさもディテールの鮮やかさもオンな質感もFM放送級。目を閉じれば大阪厚生年金会館の空間が目に浮かび、ヘッドフォンで集中すればメンバー1人ひとりの表情や手元までもが脳内に像を結ぶ。まさに絶世の美録音なのです。
 と、本作だけならこれだけで良いのですが、今回は2作の同時リリース。本来であれば併せてお楽しみ頂きたいところですが、あえて選択基準のために違いを挙げるなら『1st Night』は「輝き」に特化し、2日目(本作)は「リッチ」と言えるでしょうか。例えば、ベース。『1st Night』の空気感はクリスタル・クリアなためにアタック音がよくヌケ、その連なりが鮮やかなラインを描いていく。それに対して本作はアタック音に続く鳴り成分に細やかなヴァイヴが感じられ、グルーヴ感を豊かに味わえる。さらに言い換えますと『1st Night』のサウンドは美しさに驚くタイプで、本作は心地よく浸っていくタイプ。浸っているうちにどんどん演奏にのめり込むと見事に記録された微細部に気づかされ、さらに集中力を掻き立てられる……そんな味わいのサウンドなのです。
 そして、そんなリッチ・サウンドで描かれるのは、18年前に日本の大気を振るわせたFLOYDナンバーの宝庫。このツアーは公式作『IN THE FLESH: LIVE』としても残されていますが、日本公演は時期が違うためにセットも異なる。ここでは比較しながら整理してみましょう。

●DISC 1:第一部
・ザ・ウォール:In The Flesh/The Happiest Days Of Our Lives/Another Brick In The Wall Part 2/Mother
・ファイナルカット:Get Your Filthy Hands Off My Desert/Southampton Dock
・アニマルズ:Pigs On The Wing Part 1/Dogs
・炎:Shine On You Crazy Diamond Part 1-5(★)/Welcome To The Machine/Wish You Were Here/Shine On You Crazy Diamond Part 6-9(★)
●DISC 2:第二部
・神秘:Set The Controls For The Heart Of The Sun
・狂気(その1):Speak To Me/Breathe (In The Air)/Time/Breathe (Reprise)/Money
・ヒッチハイクの賛否両論:5:06 AM (Every Stranger's Eyes)
・死滅遊戯:Perfect Sense Part 1/Perfect Sense Part 2/The Bravery Of Being Out Of Range/It's A Miracle/Amused To Death
・狂気(その2):Brain Damage/Eclipse
●DISC 3:アンコール
・ザ・ウォール:Comfortably Numb
・新曲:Flickering Flame(★)
※注:「★」印は公式盤『IN THE FLESH: LIVE』では聴けない曲や異なるアレンジ。

……と、このようにショウは「二部構成+アンコール」構成となっています。公式盤『IN THE FLESH: LIVE』は2枚組に収めるためか、「Set The Controls For The Heart Of The Sun」を無理矢理ディスク1にねじ込んでいましたが、本作はそれぞれセクション毎に分けられた3枚組でフル収録しています。第一部(DISC 1)は『炎』から『ファイナル・カット』までの後期からベスト選曲され、第二部(DISC 2)はソロ・ナンバーを『狂気』でサウンドイッチした構成。コンセプトを大切にするロジャーらしいショウです。
 そんな中でも、公式盤との違いが顕著なのは組曲「Shine On You Crazy Diamond」。『IN THE FLESH: LIVE』では「パート1から8」を一気演奏していましたが、日本公演ではアルバム通りに「パート1から5」と「パート6から9」に分離。結果として「Have A Cigarヌキの『炎』」を曲順通りに演奏してくれます。さらにポイントなのがアンコール。来日後に発売されたベスト盤のタイトルにもなった新曲「Flickering Flame」も披露しているのです。

 “THE DARK SIDE OF THE MOON LIVE”、“THE WALL LIVE”、“US + THEM TOUR”……その後も素晴らしいツアーで世界を沸かせつつも、来日は叶わなかったロジャー・ウォーターズ。新たに発表された“THIS IS NOT A DRILL”での来訪がないとは断言できないものの、やはり難しいところでしょう。本作は、そんな唯一無二のソロ来日にして、PINK FLOYDナンバーの饗宴だった2002年の現場を極上体験できるライヴアルバムです。姉妹作をどちらから聴いても、もう1本も欲しくなること間違いナシの大傑作。どうぞ、存分にご堪能ください。


Disc 1 (71:48)
1. In The Flesh
2. The Happiest Days Of Our Lives
3. Another Brick In The Wall Part 2
4. Mother
5. Get Your Filthy Hands Off My Desert / Southampton Dock
6. Pigs On The Wing Part 1
7. Dogs
8. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5
9. Welcome To The Machine
10. Wish You Were Here
11. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9

Disc 2 (66:06)
1. Set The Controls For The Heart Of The Sun
2. Speak To Me
3. Breathe (In The Air)
4. Time
5. Breathe (Reprise)
6. Money
7. 5:06 AM (Every Stranger's Eyes)
8. Perfect Sense Part 1
9. Perfect Sense Part 2
10. The Bravery Of Being Out Of Range
11. It's A Miracle
12. Amused To Death
13. Brain Damage
14. Eclipse
15. Band Introduction

Disc 3 (18:22)
1. Comfortably Numb
2. Flickering Flame

Roger Waters - Vocal, Guitar, Bass
Andy Fairweather Low - Guitar, Vocal
Snowy White - Guitar
Chester Kamen - Guitar & Vocal
Harry Waters - Keyboards
Andy Wallace - Keyboards
Graham Broad - Drums
Norbert Stachel - Saxophone
Katie Kissoon - Vocals
P.P. Arnold - Vocals
Linda Lewis - Vocals