PAUL WELLER - SYDNEY 2018(DVDR) [Uxbridge 1359]

PAUL WELLER - SYDNEY 2018(DVDR) [Uxbridge 1359]

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Live at Sydney Opera House, Sydney, Australia 28th January 2018 PRO-SHOT

 新作『ON SUNSET』を全英No.1に送り込み、根強い人気を見せつけたポール・ウェラー。先ごろ公開され、話題沸騰となっている極上映像が登場です。
 本作は最新公開ではあるものの、撮影されたのは少し前。「2018年1月28日シドニー公演」のマルチカメラ・プロショットです。ご存じの通り、現在世界は新型コロナ・パンデミックのためにライヴもままならず、ポールも今年3月に予定されていたロイヤル・アルバート・ホール公演が中止になって以降ライヴはなし。その代わりというわけでもないのでしょうが、会場となったオペラハウスの公式チャンネルから本作が公開されたのです。
 また、2018年と言えば来日公演も思い出深く、公式ライヴ作品『OTHER ASPECTS』もリリース。一連の動きを理解する意味でも、ここ4年間のスケジュールをまとめて振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

●2018年
・1月19日-23日:日本(4公演)
・1月27日-29日:豪州(3公演)←★ココ★
・2月12日-3月3日:英国#1(14公演)
・8月23日-9月1日:英国#2(4公演)
《9月14日『TRUE MEANINGS』発売》
・10月4日-11月1日:欧州#1(6公演)←※公式OTHER ASPECTS
●2019年
・6月14日-7月11日:英国#3(12公演)
●2020年
《7月3日『ON SUNSET』発売》
●2021年
・3月5日-5月14日:欧州#2(29公演)
・6月24日-7月17日:英国#4(18公演)

 これが2018年から現在公表されている2021年までの流れ。昨年初夏の「英国#3」以降、ツアーの出来ていない状況がよく分かります。本作のシドニー公演は、そんな新型コロナ禍が想像もできなかった頃。来日公演の約1週間後だった「豪州3公演」の中日にあたるコンサートでした。
 そんなショウを伝える本作は、まさに超・極上。最新公開のプロショットですから当然のようにも思えますが、それにしても美しい。何と言いますか、1カット1カットがえらくキマッていて画になる。ポール自身がカッコイイという話ではなく、マルチカメラで次々と切り替わっていく視界の角度や照明の当たり方、メンバーとの画面構図などなど……単に「何台ものカメラで撮ってます」というのとは次元が違うのです。もちろん、その視界が曲のビートに沿って躍動し、展開とシンクロして切り替わっていく。映画や公式作品のようなスタッフロールがないので分かりませんが、才能溢れる美術監督が監修しているに違いない……そう画面が訴えかけてくる。実のところ、「完全オフィシャル級」という言葉にも結構な幅があったりするのですが、本作は美学レベルの頂点級なプロショットなのです。
 そんなアート感覚プロショットで描かれるのは、40年に及ぶキャリアを総括するフルショウ。本作は2時間7分で32曲も演奏されるのですが、単に膨大なだけでなく特濃。そのセレクションも整理しておきましょう。

●70年代/80年代(9曲)
・THE JAM:The Eton Rifles/Man In The Corner Shop/Start!/English Rose/That's Entertainment/Town Called Malice
・THE STYLE COUNCIL:Have You Ever Had It Blue/My Ever Changing Moods/Shout To The Top!
●90年代/2000年代(ソロ13曲)
・ポール・ウェラー:Into Tomorrow
・ワイルド・ウッド:Hung Up/The Weaver/Wild Wood
・スタンリー・ロード:Broken Stones/You Do Something To Me/Porcelain Gods/Out Of The Sinking/The Changingman
・ヘヴィー・ソウル:Friday Street/Peacock Suit
・アズ・イズ・ナウ:From The Floorboards Up/Come On/Let's Go
●2010年代(ソロ10曲)
・サターンズ・パターン:White Sky/Long Time/I'm Where I Should Be/Saturn's Pattern/Going My Way
・ア・カインド・レボリューション:She Moves With The Fayre/Woo Se Mama/Long Long Road/Hopper
・トゥルー・ミーニングス:Gravity

……と、このようになっています。大代表作『STANLEY ROAD』や近作『SATURNS PATTERN』『A KIND REVOLUTION』の3枚を厚めにしつつ、THE JAMやTHE STYLE COUNCILからまだリリース前だった『TRUE MEANINGS』まで、とにかく幅広い。2018年と言えば『OTHER ASPECTS』もあったわけですが、オケ共演の公式作とはまったく世界が異なる。選曲も全32曲中6曲しか被っていません。
 そして、セット以上に熱いのがポール自身。かき鳴らすギターもえらくキレが良く、マイクに噛みつかんばかりの勢いで吠えている。この映像の公開に際してポール自身が「オペラハウスは、今までで一番思い出深いショウだった」とコメントしていますが、さもありなん。その言葉がまったく誇張ではないと、画面の中のポールの表情と歌声が物語っているのです。

 新型コロナ禍の情勢は神のみぞ知る。来年春からのツアーが無事に実施されるかは予断を許しません。しかし、もし実現したら素晴らしくエネルギッシュなポールに出逢えるに違いない。そう確信させてくれるパワフルで美しいプロショット超傑作です。単なる最新映像という以上の美学と熱演が滲んで溢れてこぼれ出す準オフィシャルな1枚。どうぞ、心ゆくまで存分にご堪能ください。

(127:13)
1. White Sky
2. Long Time
3. The Eton Rifles (The Jam)
4. I'm Where I Should Be
5. From The Floorboards Up
6. Saturn's Pattern
7. Going My Way
8. Have You Ever Had It Blue (The Style Council)
9. My Ever Changing Moods (The Style Council)
10. She Moves With The Fayre
11. Man In The Corner Shop (The Jam)
12. Into Tomorrow
13. Broken Stones
14. Hung Up
15. Shout To The Top! (The Style Council)
16. The Weaver
17. You Do Something To Me
18. Woo Sé Mama
19. Long Long Road
20. Friday Street
21. Porcelain Gods
22. Peacock Suit
23. Start! (The Jam)
24. Gravity (The Jam)
25. English Rose
26. That's Entertainment (The Jam)
27. Wild Wood
28. Hopper
29. Out Of The Sinking
30. Come On / Let's Go
31. The Changingman
32. Town Called Malice (The Jam)

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.127min.