PINK FLOYD - EARLS COURT 1981 2ND NIGHT: NEW MASTER CASSETTE(2CD) [Sigma 289]

PINK FLOYD - EARLS COURT 1981 2ND NIGHT: NEW MASTER CASSETTE(2CD) [Sigma 289]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Earls Court, London, UK 14th June 1981 TRULY PERFECT SOUND★初登場音源

 物語ライヴの金字塔であり、「ロック・コンサート」の概念を覆した1980/1981年の“THE WALL Tour”。40周年となる現場を極上体験できる新発掘ライヴアルバムが2作同時リリース決定です。今回の2作品は同一録音家による姉妹の新名盤。本作は、その第二弾となる「1981年6月14日アールズコート公演」の極上オーディエンス録音です。
 “THE WALL Tour”は3ヵ国・4都市・全31公演が実施されましたが、その中でも最多公演数だったのが母国ロンドンの名会場“アールズ・コート”。今回の姉妹2作品だけでなく、公式ライヴ盤『IS THERE ANYBODY OUT THERE?』や定番プロショットなど、多彩な記録も残っています。ツアーの全体像は同時リリースとなる『EARLS COURT 1980 FINAL NIGHT: New Master Cassette(Sigma 288)』の解説に譲るとして、ここではアールズコート公演に絞り込んでコレクションを整理してみましょう。

●1980年(アールズコート6公演)
・8月4日ー6日(3公演)
・8月7日:公式
・8月8日:公式&プロショット
・8月9日:公式&プロショット&姉妹作『1980 FINAL NIGHT』
●1981年(アールズコート5公演)
・6月13日(1公演)
・6月14日:公式&★本作★
・6月15日:公式
・6月16日:公式&『THE WORMS AT THE EXHIBITION』
・6月17日:公式&『1981 DEFINITIVE FINAL NIGHT』
※注:公式『IS THERE ANYBODY OUT THERE?』やプロショットは部分使用。各日のオーディエンス録音は代表作のみ。

【貴重なショウを教えてくれる新発掘の極上録音】
 これがアールズコート全11公演。公式盤『IS THERE ANYBODY OUT THERE?』や定番プロショットは各公演からのパーツ素材から組み上げられたもの。通しフルショウの体験感を重視するなら、未だにオーディエンス録音に頼らねばならないのが実情です。今週同時リリースとなる姉妹作『1980 FINAL NIGHT(Sigma 288)』は別録音とは言え、既発も存在する有名公演でしたが、本作は初登場にして当店コレクションのない新発掘ライヴアルバムなのです。
 そして、そんな貴重なショウを伝えてくれる本作は、レア度も吹っ飛ばす極上オーディエンス。姉妹作『1980 FINAL NIGHT(Sigma 288)』と同録音家コレクションで、とにかくクリアで力強く、キラキラと美しい。姉妹作『Sigma 288』はド級の密着感とリッチ・タイプの鳴りが奇跡的でしたが、本作は鳴りが空間感覚を醸しつつ、それがクリスタル・クリアに透き通っているのがミソ。通常、ホール鳴りは曇りや濁りの原因になることが多いのですが、ごく希に鳴りのヴァイヴが鮮明で「鳴りがあるからこそ透明感が増す」という稀少な録音もある。本作は、その典型とも言える輝きのサウンドなのです。
 しかも、そのド真ん中を貫く芯がまた美しい。単に力強いだけでなく、パワフルになっても機微まで歪まず瑞々しく、さらにエッジも鋭い。密着感とは異なる、シャープな芯が空気感を切り裂いて届くタイプのダイレクト感が素晴らしい。そうですね、この感覚を日本録音に喩えるなら名門キニーに似ているかも知れません。サウンドボードの代用を目指すのではなく、あくまでも「オーディエンスならではの美」を追究し、他では味わえない光沢と透明感を実現しているのです。
 あまりの美しさに、要因である「鳴り」を強調してしまいましたが、本作はそれだけではありません。先ほど「芯が鋭い」と表現しましたが、これもキンキンとしたトゲトゲしさは皆無。無加工のナチュラル感がたっぷりで、スカスカになりがちな中低音の密度も十二分。その上で、スキッと輪郭鮮やかな高音が綺麗に伸びるのです。この歪み感のなさ、消えゆく1音の端の端まで細やかなサウンドは、まさに大元カセットだからこそ成し得る鮮度。これもまた、本作の透明感・輝きの要因でもあるのです。

【感動的に美しいアールコート2日目の観客達】
 さらに付け加えますと、本作は大歓声まで美しい。姉妹作『Sigma 288』は「どこで録った?」と不思議に思うほど周囲が静かでしたが、本作は普通に盛り上がりが感じられる。ただし、普通ではないのはその歓声まで美しいということ。普通、近くの声援はうるさく演奏の邪魔に感じられがちですが、本作は拍手の一粒一粒まで鮮明なために邪魔に感じない。間近なら(ちょっとだけ)大きく、遠くなら小さくなっていく歓声の粒は遠近感となって現場スペクタクルを描き出し、唱和もコーラス隊のように感じられる。もっと言えば、口笛1つでも美しい。例えば「Mother」。アコースティックの調べがしっとりと響き渡る中で観客の口笛や声援が飛ぶのですが、それがホール鳴りを伴って広がり、楽曲の哀感を高める。そして、その響きに現場の観客も感動しているからこそ、何人も口笛で参加して交感が輪のように広がっていく。「ライヴは生き物」「観客もコンサートの一部」とはよく言いますが、本作はその意味が千の言葉よりも鮮やかに理解できるのです。

 「コンセプト・アルバム」と言うと隅から隅までガチガチに作り込まれたイメージがあります。完全再現ライヴと言っても、再現の完成度ばかりが注目され、「音色の違う別バージョン」のように思われがち。しかし、本当はそうではありません。物語に共感し、演奏に打たれるからこその盛り上がりがあり、その場に居合わせるからこそ胸に響く感動があるのです。本作はサウンド面で「オーディエンスだからこその美」に溢れ、内容面で「客席だからこその感動」を味わわせてくれる希代の銘品。単に歴史的なツアーのコレクションという次元を超えた、輝きのライヴアルバム。どうぞ、永遠に色あせないプレス2CDで存分に味わい尽くしてください。

★「1981年6月14日アールズコート公演」の極上オーディエンス録音。姉妹作『1980 FINAL NIGHT(Sigma 288)』と同録音家コレクションで、とにかくクリアで力強く、キラキラと美しい。鳴りが空間感覚を醸しつつ、それがクリスタル・クリアに透き通っており「鳴りがあるからこそ透明感が増す」という稀少なタイプです。また、力強いも機微まで歪まず瑞々しく、シャープな芯が空気感を切り裂いて届くタイプのダイレクト感も素晴らしい。観客の声援や口笛がショウを一層感動的に演出し、サウンドも内容も「オーディエンスだけの旨み」が最大限に発揮された新名盤です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (56:57)
01. Intro
02. In the Flesh?
03. The Thin Ice
04. Another Brick in the Wall Part 1
05. The Happiest Days of Our Lives
06. Another Brick in the Wall Part 2
07. Mother
08. Goodbye Blue Sky
09. Empty Spaces / What Shall We Do Now?
10. Young Lust
11. One of My Turns
12. Don't Leave Me Now
13. Another Brick in the Wall Part 3
14. The Last Few Bricks
15. Goodbye Cruel World

Disc 2(61:30)
1. Hey You
2. Is There Anybody Out There?
3. Nobody Home
4. Vera
5. Bring the Boys Back Home
6. Comfortably Numb
7. The Show Must Go On
8. MC Intro
9. In the Flesh
10. Run Like Hell
11. Waiting for the Worms
12. Stop
13. The Trial
14. Outside the Wall
15. Outro