PINK FLOYD - COMPLETE COPENHAGEN 1971(2CD) [SpeakEzy / SPE-023]

PINK FLOYD - COMPLETE COPENHAGEN 1971(2CD) [SpeakEzy / SPE-023]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

★2種類の音源を駆使し初の全曲完全収録盤でCD化!
★Rec2登場により正しい曲順が判明・更新

Live at KB Hallen, Copenhagen, Denmark 23rd September 1971

1971年9月23日コペンハーゲン公演を極上オーディエンス録音をメインにサブソースで補填したコペンハーゲン'71、初の疑似完全収録タイトルが2枚組プレス盤で登場!

本ライブ音源はアナログLP時代の70年代からリリースされており "Copenhagen"(CBM系SHALOM)というLPで恐らく初登場。他にもアナログ時代には"1971 Live In Denimerk"(APPOLINAIRE)という欧州製と思しきLPもリリース。ともに"神秘"、"Blues"、"Echoes"の3曲を収録したもの。音源は今回のCDのメインと同じ音源(レコーダー1)ですが、録音日付・会場の詳細は確定せずクレジットは71年9月のコペンハーゲンまでの記載。

CD時代になり1991年頃にルクセンブルグ製と思われる"Falkoner Teatret 25.09.71 Vol.1&2"(LIFE LIVE)と言う2CDセットのタイトルがリリースされ音質もなかなか良く曲数も増え、これがCD形態での初登場。ただし原子心母がクレジットされているものの実際には未収録であったほか、トラックの割り付けにも不備が確認されるものでした。またタイトルにもあるように会場表記と日付けもまだ明確ではなかったため実際とは異なるものでした。なお本ライブで正確な日付けと場所クレジットが是正されるのは恐らく21世紀に入ってから。

そしてLIFE LIVE盤のリリース後はしばらくリリース更新もなく完全に埋もれ、一時期は入手困難なレアライブと化した本公演ですが、2001年頃に出た"Northern Old Sun"(Shout To The Top)という2CDで久々の登場。しかしここでは「9月23日公演」と日時こそ正しいデータに更新されたものの、会場はミスクレジットのままで、また曲目クレジットとは裏腹に"原子心母"がまたしても未収録で、トラック割にも不備がある(原子心母該当箇所は"シンバライン"の後半部分にトラックが振られている)というものでした。

そして2006年頃になりSireneから"Danish Blues"(2CD)が登場。会場表記こそFalkoner Teatretのままでしたが音質は飛躍的にアップし、さらに"原子心母"が序盤部未収(Rec1は序盤部が元々存在しないようです)ながら遂に初音盤化。太陽賛歌は後半が相変わらず未収(ここもRec1は元々なし)のままでしたが、これで本盤にてレコーダー1の全長盤が出たことになります。

そして数年前にはこのライブの二つ目の音源が流通し始め、音質こそレコーダー1には劣り、Bluesがカットアウトこそしますが、レコーダー1で欠落していた"原子心母"序盤や"太陽賛歌"後半部、さらには各曲の曲間部分を多数含み、内容的には非常に優れた重要音源であり、この音源の登場によりレコーダー1を使用していた既存のタイトルでは収録曲順にも間違いがあったことまで判明し現在に至ります。

今回は音質の極めて優れたレコーダー1(モノラル・オーディエンス録音)をメインに、欠落部をレコーダー2(こちらもモノラル・オーディエンス録音)で補填した初の疑似完全収録タイトルとなります。レコーダー2で補填することにより、収録時間も元々レコーダー1単体では110分ほどだったものも125分と、15分も拡大し、まさに決定盤と言えるタイトルとなっております。

使用音源はともに今回はネット音源で、メインに使用したレコーダー1は"Unprocessed"とされる既発に比べ、より生々しさと鮮度・濃密さ・パンチに長けた極上音源を使用。補填に使用するレコーダー2はファンにはすっかりお馴染みのネオンナイト氏により数年前にアップされた音源を使用(※原子心母のみレコーダー2のさらに別バージョン使用)。両音源ともピッチ修正と音量調整を施し、モノラル録音ながらテープ位相のズレによりフワフワした曖昧な質感だったものを改めてリミックス・モノラル化し、ズッシリと腰の据わった安定感のあるサウンドに仕立てました。

レコーダー1で欠落していた楽曲部や曲間は徹底的なリサーチによりレコーダー2で丁寧に補填。ライブ本編中もディスクの変わり目となる"原子心母"と"ECHOES"の曲間、"神秘"と"Blues"の曲間(アンコールを求める拍手が若干欠落)以外はほぼ全て欠落なく、ほぼライブそのものの完全収録を果たしています。レコーダー1には既発同様の音切れ(音跳ね)が所々散見されますが、不自然にならない程度に微調整を施したほか"原子心母"など跳ねが連続する箇所にはレコーダー2を薄めにオーバーダブして聴感上音切れの緩和をはかるなどしました。

また、レコーダー2の登場により、既発盤で入れ替わっていた楽曲も正しい曲順で収録。既発盤ではライブ中盤の原子心母の前に収録されていたシンバラインがライブ終盤のECHOES演奏後に収まりました。

この日は演奏内容的にも非常に素晴らしいものがあり、特に序盤"Fat Old Sun"はまさに名演中の名演と言えるでしょう。元々スタジオバージョンとは全く異なる、動と静のコントラストも素晴らしいライブバージョンですが、この日はまさに狂気に満ちた凄まじい演奏であり、中間部での溢れ出るリックのオルガン、ニックの他公演には見られないたたみかける怒濤のスネアなど、直近の名演「BBCライブ」以上に勝るとも劣らない凄まじい演奏を聴かせてくれます。またECHOESのエンディングがジャン!と"キメ"で終わっている珍しいテイクなのもファンにはお馴染みのところで、これも一聴の価値があります。

さらにボーナストラックとして太陽賛歌のレコーダー2バージョンを収録。
本編では同曲の後半部の補填に使用したレコーダー2ですが、ここではレコーダー2単体による収録でボーナス収録です。ギリギリCDに収まったので収録したというもの。

CD盤面はピクチャーラベル、フロントジャケは二つ折り両面カラーで'71年コペンハーゲン公演の初の完全収録決定盤が登場です!

★各トラックとも曲間はRec2で補填

Disc 1 (60:15)
1. Introduction ★数カ所カットあり
2. Careful With That Axe, Eugene
3. Fat Old Sun
4. Set The Controls For The Heart Of The Sun ★イントロ若干と8:46付近以降をRec2で補填
5. Atom Heart Mother ★0:00-8:05付近までRec2で補填

Disc 2 (78:10)
1. Soundcheck
2. Echoes
3. Cymbaline ★イントロ頭約2秒、5:18-5:21 Rec2補填
4. A Saucerful Of Secrets ★イントロ約70秒 Rec2で補填
5. Blues ★イントロ約5秒 Rec2で補填

Bonus Track
6. Set The Controls For The Heart Of The Sun (Rec 2)