PINK FLOYD - DEFINITIVE MELBOURNE 1988(2CD) [Sigma 231]

PINK FLOYD - DEFINITIVE MELBOURNE 1988(2CD) [Sigma 231]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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National Tennis Centre at Flinders Park, Melbourne, Australia 19th February 1988 STEREO SBD(UPGRADE)

ピンク・フロイド1988年の忘れられたステレオSBD傑作ソースが遂にSigmaタイトルに降臨!!!
大元のマスターカセットからダイレクト・トランスファーした鮮度最高のソースが最新リマスターされ、公式盤クラスの超高品質サウンドで甦ります!!

アルバム『鬱』の発売日(9月8日)に併せて前年度87年9月9日よりワールド・ツアーを始動させていた新生ギルモア・フロイドですが、その大成功の波に乗り一際輝く音楽的な熱気を放っていたのが1988年と言っても過言ではないでしょう。ライブ音源によるフロイドの歴史を紐解いてみてもそんな88年春〜秋にかけての録音にはトップクラスのステレオSBD録音が幾つか残っており、当時の熱気と興奮を全く色褪せないサウンドで現在に語り継いでいます。中でも際立つのが『DELICATE SOUND IN NEW YORK (Sigma 95)』や『DEFINITIVE LILLE 1988 (Sigma 122)』『NASSAU COLISEUM 1988 (Sigma 120)』といった巨頭音源が思い浮かびますが、それら巨頭3音源に肩を並べるもう一つの極星タイトルだったのが『LAPSE OF MEMORY (Sirene-080)』というステレオSBDソースでした。2005年9月にSireneレーベルより登場したこのタイトルは大元のマスターカセットからダイレクト・トランスファーしたステレオSBDで、当時それまでいかにもアナログ然とした流出カセット的な音質ばかりの各既発音源を一掃した稀代の傑出盤です。

でもそんな逸品ソースが何故そのまま時代に埋もれてしまったのか。それは恐らくこの録音がステレオSBDながらもテープ・チェンジによる曲中のカットが2箇所あり、またアンコール2曲も未収録だった為でしょう。しかし前述の通りその音質は88年を代表する巨頭3音源に肩を並べる超極上クラス、しかもステレオ感に関しては実はこの録音こそが88年録音の頂点と言える輝きを誇っており、当時のフロイドが実際のステージングで放った音楽的多層構造を最良の姿で現在に伝えてくれる唯一無二の最強ソースなのです。そこでこの度Sigmaレーベルはこの『LAPSE OF MEMORY (※以降 " 旧盤・旧Sirene盤 "とします)』に使用して世界中のファンに衝撃を与えた大元のカセット・マスターを全面的に精査して新たに磨き直し、ただでさえ質の高かったマスター原音の輝きを極点レベルまで引き上げる事で" 時のない世界 "に置き去りにされていたこのソースに再び生命を吹き込みました。加えて旧Sirene盤唯一の欠点とも言えた「Shine On You Crazy Diamond」の、3:37に存在した大きいアナログノイズも完全に除去。現存する全てのシーンが旧作盤よりダイレクトかつメリハリのある音に変貌し、Sigmaタイトルとしても屈指と言える公式級の音の完成度とパンチを備えた傑作ステレオSBDとして甦ったのです!!!

ディスクスタートすると圧倒的な鮮やかさとパンチ力で立ち上がってくる「Shine On You Crazy Diamond」。この導入シーンだけでこれがいかに非凡な録音であるかが分かる筈です。前述の通り旧Sirene盤の3:37付近に存在していた大き目のノイズもリマスターによって完全に駆除され、6:03のノイズも大幅に軽減されているのが確認出来るでしょう。「Signs Of Life」は水を漕いでいるSE音とその周囲で出ているSE音の分離が鮮烈なアッパー感を見せ、ギターの爪弾きとそれに呼応するシンセサイザーの淡い旋律も過去最高の音像で迫ります。「Learning To Fly」もアンサンブルの分離感が抜群の立体的で現われており、この曲がどんな音の階層構造によって組み上がっているのかが一層確かな実感で掴める筈です。コーラスパートの分離感と奥行きも驚異的な解像度ですし、終曲後に入るギルモアのMCも彼が喋っている淡い息遣いや舌の動きが見える程です。「Yet Another Movie」ではギルモアのボーカルに掛けられたディレイの解像度(※ 消えてゆくかなり淡い音まで拾っている)や、肉厚でダイナミックな中〜低音域がクリスタル・クリアの音像で聳え立っていますし、「Sorrow」にしても低音域で実り豊かなハーモニーを創出している様子がマスター原音から生々しく解き放たれる醍醐味をお感じになる筈です。「The Dogs Of War」も中盤から登場するサックスのメリハリの付いた音色が質感豊かに向上、鋭さを損なう事無く音色のエネルギーだけが引き出されているリマスター効果に耳を奪われる筈です。そして「On The Turning Away」に至ってはこの日のパフォーマンスが持つ知性の跳躍力を一層強く実感出来る超級サウンドがステレオ感満点で溢れ出てきます。ここはまさにマスター原音の器の大きさを窺い知れる一面でもありましょう。

「One Of These Days」はベースに淡く掛かるエコーの拡散が更に鮮やかになり、音像も原音本来の奥行きが堪能出来る様になりました。これを聴くと14年前の機材で行ったトランスファーでは詰めの甘さがあったと認めざるを得ません。それがよく分かるのが「Time」で、音像中央にドンとある分厚いアンサンブルの周囲に出てくる女性コーラスやリズムキープの微細なドラム打音の分離感が別次元の鮮明さなのです。一方「Welcome To The Machine」は旧盤でも見事な音像でしたが、本作はそれに輪を掛けた透明感と量感豊かなサウンド・ポテンシャルを備えました。「Us And Them」もギルモアのボーカルに掛かったディレイがマスター原音本来の至近音で現出、間奏中に彼がマイクから離れた位置で掛け声を放つ様子もこの最新盤はますます鮮明に浮き上がります。「Money」は旧盤同様に楽曲終盤でテープ・チェンジによるカットが存在(※ その影響で「Another Brick...Part 2」も頭切れ)しています。これはもうマスター収録がこうなっているため仕方の無いシーンなのですが、しかし最新リマスターによってそのカットポイント以外の演奏シーンが驚異の聴き応えを持った事はトピックでしょう。特に「Another Brick...Part 2」のギター・カッティングで音の抜けが向上して音色が格段に鮮やかになったこと、そしてスラップを多用するベースのアタック感が麗しさを増し、音の芯が剥き出しになった原音の魅力が出ているのです。「Comfortably Numb」もボーカルに掛かったディレイが傑出したステレオで耳に迫り、ギルモアとレイチェル嬢による素朴なハーモニーがますます魅力的な音像で息衝いています。楽曲終盤でギター・ソロを中央にアンサンブルが肉厚な音の壁となってゆく姿も原音と最新リマスターによる格別のマリアージュ感が出ており、その響きに陶酔されること間違い無しです。

本作はそうした独特の色彩感と浮遊感を伴った1988年「鬱」ツアーならではのサウンド・ヴィジョンを最高品質で、しかも末永く愉しんで戴けること確実のステレオSBD盤ですが、フロイドの88年と言えばもうひとつ、その3月初頭に16年振りで実現した再来日公演の記憶を懐かしく想い出される方がきっと多く居られると思います。実は本作で聴けるこのオーストラリア・メルボルン公演はその88年日本公演の僅か2週間前、しかもこの豪州ツアーは日本ツアーと同じ8連続公演でした。つまりここにはあの時の来日公演と同時期のエネルギーとスケール感を持ったパフォーマンスが驚異的な極上ステレオSBDで記録されている訳で、これは88年の日本公演に流出SBDソースが無いだけに我々日本のファンにとって特別な親近感が持てる一枚となる筈です。非公式音源シーンから長らく姿を消していた日本公演と同時期のメルボルン・ステレオSBD、88年春に残る唯一の、そして88年全音源中でも別格の超特級ステレオ・サウンドを是非お確かめ下さい!!!

Disc 1(65:06)
1. Shine On You Crazy Diamond
2. Signs Of Life
3. Learning To Fly
4. Yet Another Movie
5. A New Machine Part 1
6. Terminal Frost
7. A New Machine Part 2
8. Sorrow
9. The Dogs Of War
10. On The Turning Away

Disc 2(63:08)
1. One Of These Days
2. Time
3. On The Run
4. Wish You Were Here
5. Welcome To The Machine
6. Us And Them
7. Money
8. Another Brick In The Wall Part 2
9. Comfortably Numb

STEREO SOUNDBOARD RECORDING