PINK FLOYD - COLMAR 1974(2CD) [SpeakEzy / SPE-019]

PINK FLOYD - COLMAR 1974(2CD) [SpeakEzy / SPE-019]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

★現存音源最古の「Shine On You Crazy Diamond」「Raving And Drooling」が聞ける74年最重要音源がプレス盤で登場!
★74年フランスツアーとしては間違いなくベスト!高音質ステレオ・オーディエンス録音!
★ピッチは本盤独自の徹底的にアジャストした決定盤!

'74年フランスツアーより6月22日コルマール公演を音質良好のステレオ・オーディエンス録音で収録したプレス盤タイトルが登場!
フロイドにとって'74年のライブは6月のフレンチ・サマー・ツアーと11月のブリティッシュ・ウインター・ツアーの短期公演だけでライブ回数もただでさえ少なく貴重でありますが、本盤に収められた仏コルマール公演は過去にも同ツアーからは6月24日パリ公演(モノAud)のみのリリースと未だに全貌の明らかになっていない'74年6月フランス公演とあって、それは極めて貴重なもの。しかも若干こなれた感のある11月英国ツアーとも異なるどことなく素朴な雰囲気を全体に堪能でき、「Shine On You Crazy Diamond」「Raving And Drooling(Sheepの原曲)」のライブ音源としては現状最古・最初期の原型テイクを収録と、資料性も兼ね備えたコルマール公演の決定盤!

Uher 4400のレコーダーとMonacorのダイナミックマイク2本で録られたとされる高音質ステレオ・オーディエンス録音の本音源は、フランスツアーを捉えたもう一つの音源である24日パリ公演(モノラルAud)などと比べても明らかに好音質なのは疑いありません。しかし、元々録音時点で機材バッテリーの問題からかスピードが一定しないと言う難題を抱えた音源であったことから、トレーダー間ではかなり前から流通していたもののプレスタイトルとしてリリースされたことは一切ありませんでした。マニアの間では古くはファンレーベルのHarvestedから「Colmar」というタイトルが流通していましたが、あのレーベルですら比較的テープスピードに問題の少ない第1部のみの収録に留め、第2部の狂気は全カットしていたほどです。
オリジナル音源のスピードは前半のShine On〜あたりでは殆ど問題ありませんが、Echoes辺りから微妙に怪しくなっていきます。しかしEchoesでライブ前半が終了し、一旦録音機材のバッテリーが息を吹き返したのか狂気序盤はどうにか持ちこたえますが、Time辺りから所々音の揺らぎが散見されピッチも高くなっいきます。そしてBrain Damageあたりでは本来のピッチよりも1音(約12%)以上ピッチが高くなり、Eclipseでは15%以上早く、誰が聞いても違和感を覚えるスピード。加えてスピードが全く一定せずスピード修正にはとても難易度の高い音源とあって、トレーダー間では古くから流通しなおかつ良好なステレオAud録音であるにも関わらずアイテムが一切リリースされないという状態が続きました。
今回は徹底的なピッチ修正を行い正常な状態に復元。事前にピッチが狂っていたと分かっていたとしても全く違和感を感じることのない状態にまで補正しました。特に終盤Brain Damage〜Eclipseでは繊細なギターのフレーズなどにピッチのズレがあると気になるものですが、これらもコンマ数秒の音ユレも逃さずピンポイントでピッチ修正。「とりあえずやるだけやってみました」のレベルではない本気の徹底修正であることは、ぜひ本盤を聞いて頂ければ納得していただけると思います。

ピッチの問題以外には音切れ・カットが数カ所ありましたが、必要最小限の処理に留めています。Raving〜後にあった重複カットなどは編集しノーカット復旧。その他BreatheとEclipseの頭にあったドロップアウト(レベルダウンによる欠落)は同音源の同じフレーズ部を違和感ないように差し込んで自然な音になるように処理しました。
今回のリマスターにあたり15.5kHz付近の高周波ノイズの除去、位相のズレ、Popノイズなどを適宜修正及び徹底除去。また、マイクを椅子の肘掛けなどに置いていたのか全編に渡りマイクがコトコトとノイズを拾ってしまっているため、そちらもできる限り除去しています。
音源はトレーダー間に流通する2nd GenからDATにコピーされた16Bit/48kHzのUnprocessedソースを採用。ちなみに1st Genとされるバージョンも流通していますが、音質的にも本バージョンよりも劣り、Shine On〜前のイントロが欠落していたり、音量の大きい箇所で歪みが多発するなどの欠点があります。また、本音源の録音者は残念ながら90年代にすでに亡くなられているという情報もあり、今後マスターテープ起こしのバージョンが改めて出回るなどの可能性は極めてゼロに近いといえるでしょう。今回2nd Genをマスターに使用した本バージョンが永久ベストとなる事は間違いありません。

収録内容的にも前述のとおり「Shine On You Crazy Diamond」、「Raving And Drooling(Sheepの原曲)」がポイントです。Shine On〜は前半と後半に分離されておらず、リリースバージョンでPart 9にあたるパートがなし、メインボーカルをギルモアではなくロジャーがとるというもの。サビのShine On You Crazy〜の辺りではメンバー誰かの素っ頓狂なバックコーラスが他では聞けないものでちょっと珍しいもの。
Raving And Droolingもリリースバージョンとは別物で、リックライトのうねるキーボードが前面に出てかなり目立つ。リリースバージョン同様ロジャーのボーカルですが歌詞は全く異なります。さらにサウンドエフェクトもなし、若干コーラスも異なるなどのちの11月の英国ツアーでのパフォーマンスとも違う点があります。

フロントジャケは二つ折りで、いにしえのハイランド盤をリスペクト。
当然フロントジャケは貴重なフランス公演のもので、同ツアーを収録した写真集から。
'74年仏・コルマール公演の決定盤がプレス2CDで登場です!

Parc des Expositions, Colmar, France 22nd June 1974

DISC 1 (62:27)
1. Introduction
2. Shine On You Crazy Diamond
3. Raving And Drooling
4. Echoes

DISC 2 (55:18)
The Dark Side Of The Moon
1. Speak To Me
2. Breathe
3. On The Run
4. Time
5. Breathe (reprise)
6. The Great Gig In The Sky
7. Money
8. Us And Them
9. Any Colour You Like
10. Brain Damage
11. Eclipse