PINK FLOYD - DEFINITIVE CHICAGO 1977(2CD) [Sigma 307]

PINK FLOYD - DEFINITIVE CHICAGO 1977(2CD) [Sigma 307]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Soldier Field, Chicago, IL, USA 19th June 1977 TRULY PERFECT SOUND (UPGRADE)

 『ANIMALS』に伴う“IN THE FLESH Tour”の秘宝音源がブラッシュアップ。「GRAF ZEPPELIN」による細密マスタリングで磨き上げられた最高峰更新盤がプレス2CDで登場です。
 そんな本作が吹き込まれたのは「1977年6月19日シカゴ公演」。そのベスト・オーディエンス録音です。当店ではPINK FLOYDのオールキャリアを徹底アーカイヴしており、当然“IN THE FLESH Tour”も様々な名作をご紹介してきました。ここでその一覧を載せる……には多すぎますので、まずはツアー全体像からショウのポジションを俯瞰してみましょう。

《1月21日『アニマルズ』発売》
・1月23日ー2月4日:欧州#1(9公演)
・2月17日ー3月1日:欧州#2(11公演)
・3月15日ー31日:英国(9公演)
・4月22日ー5月12日:北米#1(12公演)←※ULTIMATE OAKLAND
・6月15日ー7月6日:北米#2(14公演)←★ココ★

 これが1977年のPINK FLOYD。本作のシカゴ公演は、その最終盤である「北米#2」の一幕。この「北米#2」は名録音の量産地帯として知られ、ツアー3大名作『ULTIMATE OAKLAND』『ULTIMATE BOSTON 1977』『ROAR ENDS』のうち後者2つが生まれてもいます。その中で本作はどんなポジションになるのか。「北米#2」レッグにフォーカスし、当店コレクションと照らし合わせてみましょう。

・6月15日+17日(2公演)
・6月19日:シカゴ公演 ←★本作★
・6月21日+23日(2公演)
・6月25日『ONE FLEW OVER THE BOARD(クリーヴランド)』
・6月27日『ULTIMATE BOSTON 1977』
・6月28日:フィラデルフィア公演
・6月29日『PHILADELPHIA 1977 2ND NIGHT』
・7月1日:MSG公演
・7月2日『DEFINITIVE MSG 1977』
・7月3日『MSG 1977 3RD NIGHT』
・7月4日『MSG 1977 FINAL NIGHT』
・7月6日『ROAR ENDS(モントリオール)』
※各日とも代表的なプレス名盤のみ。

 8本ものライヴアルバムがひしめき合っており、本作が記録されたのはその中でも最も序盤。「北米#2」の3公演目で、『ULTIMATE BOSTON 1977』の約1週間前にあたるコンサートでした。
 他公演と同じように、このショウもいくつかの記録が知られていますが、当店ではベスト・マスターを『CHICAGO 1977』としてご紹介してきました。本作も同じマスターではありますが、他の記録も活用して最長/最高峰サウンドを更新した決定盤なのです。その内容をご説明する為にも、今回使用された3種のマスターを整理しておきましょう。

●A:Recorder 1(Neonknightマスター)
 このショウのベスト・マスター。ステレオ・サウンドが絶品で、前回作『CHICAGO 1977』と同様に本作のメイン音源でもある。
●B:Recorder 1(Weedwackerマスター)
 「A」と同録音の経路違い。ジェネは良いが、かなりモノラル寄り。一部「A」で欠けたパートが残されていたので補填に使用。
●C:Recorder 2
 上記と異なる完全な別録音。クリアで感触もオンだが、カットが多く、一部で酷い歪みも否めない。補填用に使用。

……と、このようになっています。前回作『CHICAGO 1977』は「A」そのままでしたが、本作はさらに2種の録音を使用し、史上最長を更新しています。しかも、その補填は10秒20秒の話ではありません。開演前から6分以上も長ーく収録していますし、その他の曲間が何ヶ所も伸張している。さらに重要なのは肝心要の演奏パートも増量したこと。特に「Pigs (Three Different Ones)」は曲中2ヶ所のカットが補填され、1分37秒も長い完全版になったのです。
 そんな増量だけでも決定的ではありますが、本作はさらに全編を貫くサウンドも向上している。本稿に目を留められた方なら「GRAF ZEPPELIN」マスタリングの精度を実感されていると思いますが、今回特に絶妙なのはヒス・ノイズの処理でしょうか。ヒスは「A」マスターの特性でもあり、完全に除去しようとすると演奏音も変質させることになる。「GRAF ZEPPELIN」は、帯域分析の上で変質が発生するギリギリのラインを確定。その一歩……いや、半歩手前の寸止め処理に留めることで、演奏はナチュラルなままにノイズを可能な限り拭っているのです。特に大きいのは左チャンネル。「A」マスター最大の美点はステレオ感覚でもあり、厳密な位相補正と組み合わせる事で“IN THE FLESH Tour”特有の空間感覚を現場通りに味わえるようになったのです。
 定評のベスト・マスターを磨き込み、さらに別マスターも駆使することで実現した最高峰更新盤です。特に演奏パートを完全収録したのは、本作こそが史上初なのです。さすがに『ULTIMATE BOSTON 1977』の牙城を脅かすようなタイプではありませんが、シカゴ公演の頂点には違いない。46年の時空を超えて甦った現場サウンド。輝きを永久に残すプレス2CDで存分に味わい尽くしてください。

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REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN
(リマスター・メモ)

★音源整理

Rec1 1st Gen Weedwacker (2010) ・・・今回補填音源。 1st Genで鮮度は良いがモノ寄り/但しイントロなど長い箇所が複数あるため、最大限に活用
Rec1 2nd Gen Neonknight (2015) ・・・既発Sigma 147 今回もメインのステレオ音源
Rec2 Low Gen(2000年代前半)・・・今回補填音源。クリアで非常に近いが、演奏部などにザラっとした歪みの頻発するソース。カットも多い

★Rec1 2nd Genをベースに二種類のサブ音源で補填し全曲完全収録を初めて実現

★位相修正

★メインソースはヒスが目立ちますので帯域分析のうえ左chを中心に補正

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★「1977年6月19日シカゴ公演」の最高峰オーディエンス録音。前回作『CHICAGO 1977』でもお馴染みのベスト・マスターを「GRAF ZEPPELIN」が磨き込み、他マスターも駆使して実現した最長・最高峰更新盤です。録音時間の拡張は目覚ましく、開演前から6分以上も長ーく収録していますし、演奏パートは完全収録を実現。特に「Pigs (Three Different Ones)」は曲中2ヶ所のカットが補填され、1分37秒も長くなっています。シカゴ公演の高みを一気に引き上げたアップグレード盤です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (59:51)
1. Introduction ★0:00-6:11Weedで補填。開始前がかなり長く収録されてるのは貴重
2. Sheep
3. Pigs On The Wing 1
4. Dogs ★16:56-17:13(演奏後)Weedで補填
5. Pigs On The Wing 2
6. Pigs (Three Different Ones) ★5:23-6:48 / 13:46-13:58Rec2で補填

Disc 2 (67:25)
1. Shine On You Crazy Diamond Parts 1-5 ★0:00-0:15 / 13:37-13:44Weedで補填
2. Welcome To The Machine
3. Have A Cigar
4. Wish You Were Here ★6:01-6:06Rec2 / 6:06以降Weedで補填
5. Shine On You Crazy Diamond Parts 6-9 ★0:00-0:02Weed / 0:02-0:23Rec2 / 19:45以降(演奏後曲間)Weedで補填
6. Money ★11:06以降(演奏後)Weedで補填