PINK FLOYD - THE WORLD CLUB 1987 MASTER(1CDR) [Amity 725]

PINK FLOYD - THE WORLD CLUB 1987 MASTER(1CDR) [Amity 725]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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The World Club, New York City, NY, USA 11th Ocotber 1987 TRULY PERFECT SOUND*UPGRADE

 たった1回限りの超限定ギグを伝える伝説録音の大元マスターが奇跡の発掘。最長・最高峰を更新するアップグレード盤が登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1987年10月11日ニューヨーク・シティ」。伝説クラブ“The World”で記録された秘宝オーディエンス録音です。このショウ……いや、ギグはまさに知る人ぞ知る秘境。当時は“鬱ツアー”の最中だったわけですが、通常コンサートとはまったく違うモノでした。その辺の状況を知るためにも、1987年のスケジュールを振り返ってみましょう。

《9月7日『鬱』発売》
・9月9日ー10月7日(19公演)
・10月10日:イーストラザフォード公演
*10月11日:イーストラザフォード公演 ←★この日★
・10月12日:イーストラザフォード公演
・10月14日ー12月10日(38公演)

 これが1987年のPINK FLOYD。“鬱ツアー”自体は1989年まで続くのですが、当時は序盤(開始から約1ヶ月のタイミング)でした。この日はイーストラザフォード3公演の中日で“ブレンダン・バーン・アリーナ(現:アイゾッド・センター)”でコンサートがあったわけですが、本作に記録されているのは、この通常公演ではない。その終演後にデヴィッド・ギルモアとニック・メイスン、それにツアーメンバーの面々が“The World”へと繰り出し、そこで興に乗って行われた即席ステージなのです。

●新発掘された秘宝録音の大元マスター
 その模様は居合わせた客によって録音。これまでもFLOYDコレクションの秘宝として親しまれてきましたわけですが、この度その大元マスターが発掘されたのです。そのアップグレードぶりは質・量の両面に渡り、アップ幅も絶大。まず量ですが、これまでは40分/48分の2種マスターが出回ってきたのですが、今回は約59分。比較にならない大増量なのです。
 それ以上に比べものにならないのがサウンド・クオリティ。従来マスターも貴重度を考えれば十分すぎるほどのサウンドではあったのですが、ダビング痕は拭えず、ゴワゴワとした歪みをヴィンテージ感に脳内変換しながら浸る感じでした。ところが、今回はさすがさすがの大元。歪みもヨレもなく、艶やか超美麗。ヴィンテージ感どころか、部屋が“The World”になってしまったかのような超リアル感覚を味わえるのです。
 そうなると伝説録音のスゴ味が炸裂。以前から極太な芯と狭いクラブの密室感だったわけですが、その旨みが爆増。特に「目の前感」が異次元でして、ディテールが細やかという次元を超え、本当にすぐそこで楽器が鳴っているのが肌感覚で伝わってくる。スピーカーに頭を突っ込んだら、不思議の国のアリスよろしく“The World”に行けるんじゃないかと思えるほどです。

●素顔が透ける、ひたすら楽しいジャム
 そんな超リアル異次元サウンドで画かれるのは、一期一会の超限定ライヴ。参加したのは全員ではなく、リチャード・ライトやジョン・カーリン、ゲイリー・ウォリスは不在。しかし、その3人以外はサポートも含めた7人が揃っており、マーガレット・テイラーも見事なノドを聴かせてくれます。
 キーボードがいないせいか、その場のノリか、FLOYDナンバーはまったく取り上げず、演奏しているのは基本敵意ブルース/R&Bのスタンダード。THE METERSの「Cissy Strut」を筆頭に、オーティス・レディングの「Respect」やアルバート・キングの「Born Under A Bad Sign」、スティーヴィ・ワンダーの「Living For The City」等々。勿論リハなど行っていませんから、キッチリ1曲ずつ完奏していくというより、何となく知ってる曲で気楽にジャムっていきす。しかし、それがまたイイ感じ。恐らくはそれなりに飲んでいるとは思うのですが、リラックスしながらも危なげなく呼吸感も阿吽の域。さすがついさっきまで大会場を沸かせていた一線のプロ集団です。音楽には「作品表現」以外にも「縁者同士のコミュニケーション手段」という側面もあると思いますが、本作から流れ出るのはその最上級シーンなのです。

 実演家としても脂が乗り、連日のツアーで呼吸感もこなれていたPINK FLOYDの面々。そんな彼らの素顔と素養がスピーカーから溢れ出すジャム・アルバムです。普段のコンサートとはまったく違うクラブの即興ステージを現場体験できる秘宝の大元マスター。歴史の裏側でひっそり実現していた秘匿の現場M、どうぞ本作でご体験ください。

(58:45)
01 Cissy Strut
02 Tall, Dark And Handsome Blues Improvisation
03 Respect
04 Born Under A Bad Sign
05 Instrumental Improvisation
06 I Heard It Through The Grapevine
07 Kansas City
08 Living For The City

David Gilmour
Nick Mason
Scott Page
Rachel Fury
Margaret Taylor
Guy Pratt
Tim Renwick