METALLICA - TOKYO 1986 1ST NIGHT(2CD) [ZODIAC 183]

METALLICA - TOKYO 1986 1ST NIGHT(2CD) [ZODIAC 183]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 15th November 1986 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 数々の名演・伝説を刻んできた日本の洋楽史。その中でも特別で異様な輝きを放つライヴアルバムが世界初登場マスターで登場です。そんな本作の主役は誰あろう、我らがMETALLICA。彼らが初めて日本を訪れた1986年のうち、初日「11月15日:渋谷公会堂」公演を収めたオーディエンス・アルバムです。
 記念すべき初来日はクリフ・バートンが事故で亡くなった後、ジェイソン・ニューステッドを迎えて活動再開した直後に設定されたものでもありました。良い機会ですので、クリフ最後のライヴから日本公演までの日程を整理してみましょう。

・1986年9月26日:ストックホルム(クリフの最終公演)
《9月27日、クリフ死去》
《10月7日、クリフの葬儀》
《10月28日、ジェイソン加入》
・1986年11月8日:リシーダ(ジェイソン初公演)
・1986年11月9日:アナハイム
《初来日》
・1986年11月15日:渋谷公会堂  【本作】
・1986年11月17日:愛知県勤労会館
・1986年11月18日:大阪フェスティバルホール
・1986年11月19日:中野サンプラザ
・1986年11月20日:中野サンプラザ

 このように、彼ら初の初来日はクリフの死後1ヶ月半。本作はその初日ですから、ジェイソン加入3公演目となるライヴなのです。バンド側にとっても再始動間もない記録なわけですが、日本側にとっても極めて特別。なにしろ、当時のMETALLICAといえば、ただの若手バンドではない。未だかつて誰も体験したことのないTHRASH METALなる新音楽の盟主。まさに“日本初のスラッシュ・ギグ”だったのです。
 そんな記念碑ライヴを収めた本作は、なんと世界初登場のマスター。当時、現場に赴いた録音家本人から直接譲り受けたオリジナル・カセットをダイレクトにCD化したもの。今の今まで、どこにも出回らず、誰も聴いたことがない世界初登場のライヴアルバムなのです。そのサウンドは、オリジナル・カセットが直接吸い込んだ現場の熱風をスピーカーから吐き出すリアル・オーディエンス。「まるでサウンドボード」と呼ぶにはあまりにも生々しく、それでいて極太の楽音が激走する。もちろん、当時の熱狂もたっぷりと感じ取れはしますが、耳に入ってくるのは大歓声さえもねじ伏せ、蹂躙し、ぶちのめすスラッシュメタル。当時のMETALLICAが猛烈な轟音だったのは有名ですが、その迫力がたっぷりと伝わってきながら、演奏を探し出すような爆音では(決して)ない。繊細なツインハーモニーも、若々しいジェイムズ・ヘッドフィールドの咆哮も、ゴリゴリとしたジェイソンのベースも、ラーズ・ウルリッヒの突っ走るビートも、すべてが極太の荒縄のようにクッキリと叩きつけてくるのです。当時の日本人は“スラッシュ・サウンド”なるものがいかに強烈か誰も知らなかったにも関わらず、ここまでのサウンドで捉えるとは……。
 そんなサウンドで記録されたのは、まさに世紀の一夜。開演前から「これから何かが起きる」の予感と期待と緊張感でピリピリしており、暴動でも起きているかのような異様なムード。「Ecstasy Of Gold」ですら初めてであり、現在のようなお約束感はまるで違って聞こえる。そして、それを切り裂く必殺の「Battery」。くすぶる焚き火にガソリン……いえ、ニトロでもぶっかけたように爆発する会場! METALLICAにとって初めてのアジアであり、日本人にとって初めてのスラッシュメタル。爆走・轟音の初期METALLICA基準でも格別の暴虐テンションと、観客の悲鳴と雄叫びが真正面からぶつかり合う。リフに次ぐリフに次ぐリフの猛攻の隙間から、サビの咆哮の背後から、小さいながらもぶ厚い熱狂が波となって押し寄せる。そして、その日本人の熱狂を真正面が殴り返すようなMETALLICA……互いに「何かが起きてる」などと考えるスキさえもない、苛烈ライヴが一気呵成に突き進むのです。
 「今日、凄いことが起きた」……日本人がそう気づいたのは、終演を迎えた後のことだったようです。METALLICAでも暴虐ナンバー1の『Fight Fire With Fire』に蹂躙されつくし、熱狂と絶叫と茫然が混じり合う渋谷公会堂。「えー、ただ今を持ちまして、本日のMETALLICA公演はすべて終了いたしました。押し合わないようゆっくりと出口の方にお進みください……」の終演アナウンスが流れる中、「耳が聴こえないよ、すんげぇ」のつぶやきと共にオリジナル・マスターは終了するのです。
 あまりに激烈なライヴアルバムですが、本作にはさらにボーナストラックも収録しました。当時の匂いを猛烈に発散される来日インタビューです。最初は同時に初来日していたPOISONについて話しています(楽屋にも遊びに行ったようで、POISONの名作『LIVE INN 1986(Shades 082)』でもブレット・マイケルズがMETALLICAについてMCします)が、さらに話はDEEP PURPLEへ。ここではラーズの独壇場で、『LIVE IN JAPAN』がいかに素晴らしいか、同じ大阪フェスティバルホールで演奏できる感激を止めどなくしゃべり倒す。そうかと思うと、インタビュアに「イングヴェイ・マルムスティーンをどう思う?」と訊かれると「イングヴェイ・ブラックモアズ・ライジング・ペニス(爆)?」とフザけて大爆笑。無邪気な憧れも、バカバカしい下ネタも、当時まだ20代前半だった若者の素顔が丸だしなのです。
 METALLICAの初日本、日本人の初スラッシュ。その初対面の刹那を盟主が記録しきった大傑作です。1966年のビートルズ、1971年のLED ZEPPELIN、1980年のIRON MAIDEN……そして、本作。日本に新たな音楽が訪れた瞬間にだけ巻き起こる熱狂がたっぷりと味わえるヒストリカル・アルバム。今週末、あなたのお手元へお届けいたします。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1(50:28)
1. Ecstasy Of Gold 2. Battery 3. Master Of Puppets 4. For Whom The Bell Tolls
5. Welcome Home(Sanitarium) 6. Ride The Lightning 7. Bass Solo 8. Whiplash
9. The Thing That Should Not Be 10. Fade To Black

Disc 2(47:53)
1. Seek & Destroy 2. Creeping Death 3. Four Horsemen 4. Guitar Solo 5. Am I Evil?
6. Damage Inc. 7. Fight Fire With Fire

Bonus Tracks
Exclusive interview tracks recorded in Japan 1986
8. Track #1 9. Track #2 10. Track #3

James Hetfield - Guitar, Vocal Lars Ulrich - Drums Kirk Hammett - Guitar Jason Newsted - Bass, Vocal