DEEP PURPLE - BURN IN SHEFFIELD(2CD + Ltd Bonus CDR) [Darker Than Blue 167/168]

DEEP PURPLE - BURN IN SHEFFIELD(2CD + Ltd Bonus CDR) [Darker Than Blue 167/168]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at City Hall, Sheffield, UK 6th May 1974 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE & LONGER)

 第三期DEEP PURPLEにとって唯一のイギリスツアーとなった1974年の「BURN」ツアーより、9公演目に当たる5月6日のシェフィールド"シティ・ホール"公演が、海外マニア提供によるオーディエンス・マスターを使用した、完全限定プレスCD2枚組でリリース決定です。以前からファンの間で知られていたこのライヴを、初のアンコール収録、既発以上の優れたサウンドで楽しめます。

 デイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズを迎え、「BURN」で新たな魅力を切り開いたPURPLEは、1973年末の北欧ツアーでウォーミング・アップを行うと、翌'74年には本格的なアメリカツアーに突入。4月6日に出演した"カリフォルニア・ジャム"では、20万人を超えると言われる大観衆をも熱狂させ、バンド人気は頂点に達しました。
 彼らはその勢いを駆って、'74年4月後半から5月いっぱいまで約20公演のイギリスツアーを行い、母国のファンにもその勇姿を見せました(この時のオープニング・アクトがロニー・ジェイムズ・ディオのELFでした)。本作に収録されたシェフィールド公演はこの春季ツアーの9公演目。本ライヴは以前からオーディエンス録音が知られていましたが、既発アイテムのほとんどは下位ゼネレーション素材を用いていたと思われ、音質が篭り気味な上に「Space Truckin'」までの不完全収録でした。
 それに対し本作では、海外のコレクターより提供された上質なオーディエンス・マスターを使用し、既発を明らかに上回る聴き易いサウンドで音盤化。さらに既発で欠落していたアンコール部分も、同日取り上げられた「Wombling Song」と「Going Down」の2曲をしっかりと収録。既発を聴き込んだファンでも(いや、マニアならばなおの事)、聴かずにはいられない一本と言えるでしょう。

 録音はライヴ開演前、場内の興奮した様子からスタート。テープらしいアナログな質感の中にも確かな見通しと聴き易さを兼ね備えており、聴き手にマスター・クオリティを信じさせるサウンドです。カヴァデールの挨拶とバンドのサウンドチェックも、リアルで生々しい空気感を伴って感じられます。
 オープニング・ナンバーの「Burn」から、リッチーのギターとカヴァデールのヴォーカルを中心に、バンド・アンサンブルをきちんと把握できます。小気味良いペイスのドラムや、ズンズンと響くグレンのベースまではっきりと拾えるサウンドは、40年近くも昔のオーディエンス録音としては驚くほどの状態であると断言できます。
 一体感のあるどっしりとした演奏がたまらない「Might Just Take Your Life」に、一転してアクティヴに突進するような「Lay Down Stay Down」(ここはグレンのベースも素晴らしいものがあります)は前半の聴き所。リッチーのギターソロはもちろん、個性の異なるカヴァデールとグレンの歌唱も聴き応えたっぷり。さらにリッチーの情感溢れるプレイを凝縮した「Mistreated」は圧倒的。カヴァデール入魂のヴォーカルも曲全編で素晴らしく、これには誰もがノックアウトされてしまうはず。会場全体が沸き立つ「Smoke On The Water」の楽しさは言うまでもありません(演奏後のMCではグレンが前座のELFを紹介しているのもポイントです)。聴き手は第三期PURPLEの魅力を存分に味わえるでしょう
 全体で18分を越える「You Fool No One」もまた凄い。ジョンが奏でる「Lazy」を導入に、イントロではリッチーが「Still I'm Sad」のフレーズを炸裂させるなど、この時ならではのプレイは聴き飽きる事がありません。この曲ではリッチーのソロがふんだんに盛り込まれ、ファンなら一瞬たりとも聴き逃せません。後半に盛り込まれたペイスのソロは、怒涛のような勢いです(ペイスのソロ後半で、僅かですがテープチェンジらしい欠落がみられます)。
 そしてライヴは「Space Truckin'」でいよいよクライマックス。ジョンとペイス、そしてグレンによるアドリブから「ツァラトゥストゥラはかく語りき」を用いたイントロ、曲中におけるジョンとリッチーのインタープレイとソロの応酬は壮絶の一語です。静と動が激しく入り乱れる展開、ビシッと決まるエンディングまで、聴いているうちに約30分間が過ぎ去ってしまいます。
 そしてアンコールの2曲は本作最大の聴き所。ジョンのオルガンにより即興的に演奏される「Wombling Song」から、第三期ならではの「Going Down」へと展開していきます。「Going Down」ではメンバーそれぞれが耳を惹く見せ場があり、会場を巻き込んで約9分間の演奏を楽しませます。既発では聴けなかったアンコール・パートを良質なサウンドで収めた本音源の価値は、非常に高いものがあります。

 「BURN」当時のイギリスツアーでは、5月22日のロンドン・キルバーン公演を収めた公式ライヴ作品「LIVE IN LONDON」が余りにも有名ですが、本作はオーディエンス・ソースならではの生々しさで、当時のステージの全貌を楽しめます。初登場のアンコール部分はもちろん、より聴き易くなったライヴ本編も、PURPLEマニアならば絶対必聴。是非コレクションに加えたい一本が、2枚組の完全限定プレスCDでここに登場です。

★beatleg誌 vol.153(2013年4月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1974年4月から5月にかけて行われたアルバム『BURN』のプロモーションにともなうイギリス・ツアーから、5月18日-シェフィールドでのステージを僅かにクリアさに欠けるものの既発と比較して、より良好な音質のオーディエンス録音で収録したプレスCD。このイギリス・ツアーの前に行われたアメリカ・ツアーは伝説の“CALIFORNIA JAM”をハイライトに成功裡に終わり、バンドはその勢いのままイギリス・ツアーをスタートした。このシェフィールドのステージは前日(5月5日)にデイヴィッド・カヴァーデイルの父親が亡くなったとのことで追悼コンサートとしての位置づけだったようだ。ステージのオープニングはバンドのサウンドチェックにデイヴィッドのウォーミングアップにリッチーが呼応しながらバンドが一体となって「Burn」でスタート。この日のリッチーは「Burn」から絶好調と言っても良く、ソロの勢いも素晴らしく後半のアルペジオでの展開もアドリブ全開で最高と言えるだろう。「Mistreated」のイントロ前でのソロも1分程ながらアーミングを織り交ぜて弾きまくっている。「Smoke On The Water」の前ではジョン・ロードによる冗談を交えながらのメンバー紹介があるが、流石に伝説(!?)の「My name is Rick Emerson!」は飛び出さない(笑)「Smoke On The Water」のイントロでもリッチーがリフを崩しながら弾いており、この日は余程、ご機嫌だったのだろうか。やはりイントロで「Still I'm Sad」風のリフを刻む「You Fool No One」も素晴らしいし、27分にも及ぶ「Space Truckin'」でのジョン・ロードのハモンドが炸裂するようなソロを引き継いで曲の後半で独壇場のような凄まじいソロを展開する。アンコールではジョンがアドリブでイギリスのTV番組のキャラクターであるWOMBLES!のテーマ曲「Wombling Song」を弾いてから「Going Down」がスタート。リッチーのボトルネックによるスライドのソロも聴きどころの一つだろう。アメリカでの成功によってもたらされたバンドの怒涛の勢いが凝縮されたステージと言えるに違いない。
 なお、ショップの初回納品分には、1974年1月25日、ドイツ-シュトゥットガルトでのステージを中程度の音質のオーディエンス録音で収録したCD-Rが付属している。この日のステージは、DEEP PURPLEにデイヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズが加入した後、ヨーロッパで短期間行われたウォーミングアップ・ツアーのひとつで前年(1973年)12月から数公演経ている為か、オープニングの「Burn」からバンドのコンビネーションは勿論のことデヴィッドのヴォーカルも安定してきているのがわかる。「Smoke On The Water」でのイントロでのリッチーのソロからグレンがヴォーカルで絡むシーンやリッチーがイントロのリフの刻んだ瞬間の観客の爆発するような歓声は最高だ。ラストの「Space Truckin'」が3分程度しか収録されていないのが残念だが、それでもウォーミングアップ・ギグを楽しめる貴重な音源と言えるだろう。

Disc 1(61:50)
1. Intro. 2. Burn 3. Might Just Take Your Life 4. Lay Down Stay Down
5. Mistreated 6. Smoke On The Water 7. You Fool No One incl. Drum Solo

Disc 2(38:57) 
1. MC 2. Space Truckin' 3. Wombling Song 4. Going Down

David Coverdale - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Glenn Hughes - Bass, Vocal
Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums


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★DEEP PURPLEのプレスCD2枚組「BURN IN SHEFFIELD」には、1974年の「BURN」ヨーロッパツアーより、ツアー初期の1月25日、ドイツのシュツットガルト公演を良質なオーディエンス録音で収めた「STUTTGART 1974」が、ボーナス・タイトルとして付属します。

DEEP PURPLE - STUTTGART 1974(Bonus CDR)
Live at Sindelfingen Messehalle, Stuttgart, Germany 25th January 1974 TRULY AMAZING SOUND

 イアン・ギランとロジャー・グローヴァーの脱退後、当時無名の新人だったデイヴィッド・カヴァデールに、元TRAPEZEのグレン・ヒューズを迎えてスタートした第三期DEEP PURPLEは、1973年の暮れに「BURN」を完成(リリースは'74年初頭)。彼らはバンド全体のウォーミング・アップのほか、経験の浅いカヴァデールをPURPLEのステージに慣れさせる目的もあって、同年12月から行われた短期のヨーロッパツアーでライヴ活動をスタートします。日程は年末年始をまたいでブッキングされており、バンドは年始のオフを挟んだ後、1月20日のフランス・パリ公演から再スタート。26日のドイツ・デュッセルドルフ公演まで全10公演(そのうち'74年1月は5公演)を行っています。本作に収められたシュツットガルトでのステージは、1974年の4公演目に当たります。

 マスターの状態に起因して、場面によっては音像がやや不安定になる場面はありますが、音盤化のリマスター工程で可能な限り補正されており、トレーダー間で知られるソースよりも明らかに聴き易いサウンドへと向上しています(もちろんピッチも正常)。
 オープニングの「Burn」から全体的には確かな明度で演奏を確認でき、中でもリッチーのギターは冒頭から、ソロやバッキングも明瞭なトーンで収められています。
 カヴァデールのパフォーマンスは、ツアー開始直後の'73年12月よりも向上が見られ、彼らしい歌を聴かせてくれます。グレンのコーラスも(「Burn」に代表されるように)アルバムに近く、バンドとしてまとまりのある演奏となっています。
 セットリストはこの時点ですでに固まり、「Might Just Take Your Life」・「Lay Down Stay Down」そして「Mistreated」とおなじみのナンバーが続きます。アメリカツアー(もっと言えば、4月6日のカリフォルニア・ジャム)に向けての、すでに準備に取り掛かっている様子を伺えるでしょう。
 リッチーのフリーソロが「Smoke On The Water」のリフに変わる瞬間は、会場の手拍子と和やかなムードも、一斉に歓声と熱気に早変わり。この盛り上がりは本録音でも大きな聴き所でしょう。グレンの個性的な歌とシャウト、ジョン・ロードのオルガンも非常に印象的です。「You Fool No One」はリッチーのソロを挟み、13分を越える熱演。ライヴのハイライトといえる場面でしょう。「Space Truckin'」は残念ながら3分余りで(おそらくテープ切れにより)録音が終了してしまいますが、60分弱にわたり、本録音は'74年序盤の貴重なライヴを、良好な明度とバランスで楽しませてくれます。

 第三期PURPLEのライヴは、'74年3月のアメリカツアー以降は多くの音源が知られています。4月から5月のイギリスツアーについても、当時のアンコールも含んだ「BURN IN SHEFFIELD」でのシェフィールド公演ように、貴重なテイクの発掘も進んでいます。しかし'74年初頭のライヴを収録した本作の価値は、それらと較べても負けず劣らず貴重なものだと言えるでしょう。ファンの皆さんには、プレスCDタイトルの「BURN IN SHEFFIELD」と本作で、コレクターズ・アイテムならではのレアな第三期PURPLEライヴをたっぷりとお楽しみ頂きたいと思います!

1. Intro. 2. Burn 3. Might Just Take Your life 4. Lay Down Stay Down 5. Mistreated
6. Smoke On The Water 7. You Fool No One 8. Space Truckin'

David Coverdale - Vocal Ritchie Blackmore - Guitar Glenn Hughes - Bass, Vocal
Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums

Special Bonus CDR for 1st set of "BURN IN SHEFFIELD"(Darker Than Blue 167/168)