PINK FLOYD - TAMPA 1973(2CD) [Sigma 203]

PINK FLOYD - TAMPA 1973(2CD) [Sigma 203]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Tampa Stadium, Tampa, FL. USA 29th June 1973 TRULY PERFECT SOUND

レーベル初音源登場!!ファン待望のピンク・フロイド1973年音源が今週末、Sigmaに最上級の音質で加わります!!

音楽史に刻まれる大作『狂気』をその春に完成させた73年のフロイド。セットリストとショウの構成がガラリと変わり、演奏を重ねる度に曲の円熟味が増していたこの時期は非公式音源ファンならずとも垂涎の時期である訳ですが、御存知の通りこの年から公演数が徐々に減少してゆくため、現存する録音のタマ数も少なくなってゆくもどかしさを抱えています。もちろん全く音源が残っていない訳ではありませんが、ただ実際に収録音を聴いてみると質的に厳しいものが多く、なかなかプレス盤リリースまでには至らないのが現状です。しかし近年、非公式音源ファンの間で注目を集めた魅惑の73年ソースを御存知でしょうか。それが今回登場するSigmaレーベル初登場ソース、73年6月29日・米国フロリダ州はタンパでのステレオ音源なのです。

今回登場するものは録音者本人からネット公開者が手渡された大元のマスター音源。そのサウンド・クオリティは73年音源に突如現れた超新星そのもの、まさにプレス盤での登場が相応しい逸品のステレオAUD録音だったのです! ただネットで公開音源を聴かれた事があるなら御存知の通り、この公開ソースは音質は優れている一方でピッチの狂いや音揺れもあり、そのままでは響きの質がどのバンドよりも問われるフロイドの録音物として画竜点睛を欠いていました。これを当Sigmaの精鋭スタッフが精査・修復し、プレス盤に相応しい原音本来の姿に甦らせたものがこの最新作、そう、久々に登場する73年の超極上ステレオ録音タイトルなのです!!

そのサウンドはまさに衝撃的。冒頭「Obscured By Clouds」から生々しい場の空間性を感じさせるステレオソースが濃密に滲み出し、演奏冒頭から音楽的な語彙がくっきりと浮き上がる音色の鋭さも感じさせるのです。「When You're In」に移行するとこれがトータルバランスに優れた音像である事も分かり、ますます凡庸なソースではない事を確信されるでしょう。特に中〜低音域のマッシヴなサウンド・アタック感は鳥肌モノで、ここで聴けるオルガンの音色やベースのタフな響きの余韻には胸熱くなること確実ですし、演奏終了後に入るチューニング・シーンを完全収録している点も聴き逃せません。「Set The Control For The Heart Of The Sun」もボーカルに淡く掛けられたエコーがばっちり分かるほどの高解像サウンドで、リズムが無くなる中盤も複雑に変化する音響エネルギーが特上のサウンドで出てきます。終演後はここもチューニング・シーンをノーカット収録しており、ギルモアがギターを丹念に調整する様子が存分に愉しめるのです。「Echoes」は放射される響きの麗しい質感に御注目下さい。特にギルモアとライトのツインボーカルが近く鮮明に現れる姿には驚嘆されるでしょう。歌詞2番の後に入るギター・ソロ(※ 4分55秒付近〜)も上質な音で現れ、アホウドリのシーンも他日以上に多弁なアプローチで鳴き声を繰り出す様子が素晴らしいサウンドで飛び出します。またネット公開音源に欠落のあった2箇所(※ 6分54秒付近〜7分13秒付近、及び18分55秒付近〜19分04秒付近)は、独自に補填・修復して一気に聴けるようにしてありますが、これも一聴したただけではまず分からないパーフェクト・トリートメントとなっており、公開音源とのアドヴァンテージを格段に広げています。

ディスク2、ダークサイド完全再現は冒頭「Speak to Me」の00分24〜25秒で恐らくマイクに掛けた布か何かの覆いを取り払ったらしく、一気に音の視界が広がる生々しいシーンからスタート。鼓動音の立ち上がりから音を捉えているのは勿論、軽く音出しをするギターのタッチやSEのモノローグも鮮明にキャッチしています。聴き進むうち誰もが胸打たれるのは「Time」の広がりのある音像と伸びやかに冴え渡る高域感度の良さでしょう。ニュアンスの一部が失われてしまいがちな女性のバック・コーラスも前に出るギター・ソロの後ろで鮮明に聴こえる解像度の高さがあり、素晴らしいサウンドの息吹が堪能出来る筈です。「The Great Gig in the Sky」はピアノと美声の対比が眩しく照射され、か細い音が埋もれない高い分解能に驚かされるのですが、一方「Money」もアタック感の強いサウンド・コントラストが魅力で、中盤で登場するサックスも潤いある音でアンサンブルと融合してゆく姿が心地良い興奮を伴います。終曲手前でカットが入りますが(※ 恐らくテープ・チェンジによるもの)、これはあえて原音の姿のまま残しました。また「Any Colour You Like」もシンセサイザーの伸びやかな旋律の拡散やギター表現の押し込みによる長尺な楽曲再構築が見事なサウンドで息衝いていますし、アンコール「One Of These Days」では低音域に強烈な音の求心力がある事を思い知られるでしょう。特にここで聴ける響きの鋭い陰影は特筆モノで、曲が進行するにつれてフックが効きまくるベースとスライド・ギターによってそれは幾つも生み出され、まさにピュア・ダイナミックな躍動感に満ち満ちながらディスクエンドを迎えるのです!!

決して従順ではない音の営みが充満して炸裂する73年公演特有の興奮....現存する録音の絶対数が少ない年度の公演を体験する事はファンにとって大いなる悦びですが、それが特上のサウンドで体験出来るのは殆ど" 事件 "と言っても良いでしょう。このサウンドはまさに73年フロイドが発していた生の呼吸そのもの、聴く人にフロイドから学べるものがまだ如何に多く残されているかに気付かされる新たな息吹きでもありそうです。サウンドの質に厳格なSigmaのラインナップに新しく加わったその麗しい44年前の響きの息づかい、ナンバリング・ステッカー付きの初回限定版が登場する今週末はそれを確かめる絶好のチャンスです!!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1(57:41)
1. Obscured By Clouds 2. When You're In 3. Set The Control For The Heart Of The Sun
4. Careful With That Axe, Eugene 5. Echoes

Disc 2(65:10)
THE DARK SIDE OF THE MOON
1. Speak to Me 2. Breathe 3. On the Run 4. Time 5. Breathe(Reprise) 6. The Great Gig in the Sky
7. Money 8. Us and Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse
12. One Of These Days