PINK FLOYD - VIENNA 1973(2CD) [Sigma 205]

PINK FLOYD - VIENNA 1973(2CD) [Sigma 205]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Wiener Stadthalle, Vienna, Austria 13th October 1973 PEREFCT SOUND

驚異的高音質で降臨!!!
ピンク・フロイド1973年、あのファン泣かせの音源が遂にSigmaからレーベル初登場! 2017年度フロイド非公式音源の大トリを飾る激震の一枚です!!!

その正体は1973年10月13日、オーストリアはウィーンのスタッド・ハレ公演。この日の音源は2005年頃、HIGHLANDレーベルから出ていた『THE LUNATICS ON THE RUN (HL591/592)』や、Heart Breakersレーベルの『SET THE CONTROLS FOR THE HEART OF THE SUN (HB 805-1/2)』といったタイトルが知られています。ただそれら既発盤で演奏内容を御存知の方であれば「あぁ、アレかぁ・・。あれ、音が良ければねぇ・・」と、つい涙目になってしまうファンの方も多いのではないでしょうか。

何故ファン泣かせだったのかと言えばこの公演、音質がいまひとつなのに幾つか重要なトピックを抱えていたからに他なりません。それは....

1.「Obscured by Clouds 〜 When You're In」の2曲がオープニング・ナンバーとして演奏されたのはこの日が最後だったため。唯一の例外として翌月11月4日、次の公演地であった英国レインボー・シアターではオープニングではなくアンコールとして演奏されましたが、でもそれを最後にフロイドがこれらの曲を演奏する事は二度とありませんでした

2.「Set the Controls for the Heart of the Sun」も本公演がフロイドとしての最終演奏であり、しかもこれが実演時間12分半を超える稀代の熱演であったため

3.「Echoes」が他日公演より長く充実した演奏となっており、アホウドリの鳴きに至ってはフロイドの全音源史上で見渡しても異例なほど多弁で多様な鳴きを延々と披露するレア演奏であったため

4.「The Great Gig in the Sky」の後半がベースに先導される形でジャズ・スウィングのテイストで進行する珍しい演奏が聴けるため

....等など、特別感満載の内容となっている為でした。しかもこれは聴きどころの一部に過ぎず、こうしたトピックを含むこの日全ての演奏が聴き手の知性に深く突き刺さるものだった事が最大の理由となっており、だからこそこれがBランク・Cランクの音質でしか聴けなかった現状に大きな大きな失望感があった訳です。

しかしそれも今週末までの話。このたび、そのレベルの低かった音質と全ての既発盤を瞬時に駆逐する驚異のアッパー・ソースが2nd Genテープのトランスファーという形でネット出現し、世界中の非公式音源ファンに衝撃を与えました。その音質はどう厳しく評価してもAランク最上位となる特Aクラスで、やおら信じ難いほどのアッパー感が備わっていたのです。まさにプレス盤に相応しい原石の輝きが眩しいほど輝いていたのですが、唯一欠点だったのがショウ冒頭や曲間で部分的な欠落が生じていた点で、HIGHLAND盤で使用されたマスター(※ 恐らく3rd Gen以降のものと思われます)と比較すると、一部、曲間を中心に本来そこにあるべき音が欠けていました。そこで当レーベルのスタッフがそれらの部分に(※ 音質は落ちますが )HIGHLAND音源を波形1/1000でシンクロしてパッチ補完する事で、まず本来の姿を復元。同時に厳密なピッチ修正とアナログ・ノイズのピンポイント除去も慣行し、現存する当日の音を全て使い切りながらどの既発盤よりも突き抜ける高音質盤という優位性を得ることが出来たのです。それが今週末・・・いえ、本年度最後に超新星級の輝きで登場するSigma最新作、レーベル初登場となる1973年ウィーンの最新版なのです!!!

まず「Obscured by Clouds」ですが、これは公開ソースで欠落していた冒頭約32秒間を既発HIGHLAND盤から音を拾っているものの、その先は圧巻の超優秀サウンドが登場します。音が太く、低音域に芯のあるラウド感たっぷりの音像なのに高い透明感も宿っているというこのサウンド・インパクトは、現存する全73年音源中でも圧倒的です。ここからシームレスにシフトする「When You're In」では中音域に集まる濃密な音響エネルギーが濃淡豊かに表情を変え続け、タフでありながら微細な弱音も埋もれないそのサウンドにびっくりされるでしょう。「Set the Controls for the Heart of the Sun」も、その格調高い音楽的語彙による反復構成のまどろみが濃密な音像の中で揺らめきます。周知の通りこの日のこの曲はフロイド史上最後の演奏となっており、その12分半を超える長尺な熱演をかつてない高解像サウンドで堪能出来るのです。しかも演奏終了後には約2分半以上ものチューニング・シーンまで含んでいるのですから、その聴き応えは計り知れません。

「Careful With That Axe, Eugene」は既発盤では希薄だった立体的で奥行きのあるサウンドの広がりが魅力です。ロジャーの奇妙な声やモノローグもハッキリ聴こえるだけでなく、低音域がタフなのにベースが全く潰れず、その妖しい動きがハッキリ聴こえる点にも並々ならぬ録音レベルの高さが伺えます。演奏終了後の13分30秒〜15分40秒付近まではその部分で音が残っているHIGHLAND盤から補填していますが、この部分はHIGHLAND盤も音質が比較的安定したパートなので殆ど違和感を感じないでしょう。「Echoes」はそのHIGHLAND盤同様に4分14秒付近から約20秒間に渡ってマスターテープのよれと部分的な音の欠落が生じているものの、響きと響きの狭間に鳴き声を木霊させる事によって生まれる神秘性がかつて体験した事の無いほど鮮やかに現れる一曲です。この日は中盤インスト展開部を長めに演奏しており、アホウドリのシーンにしてもこれほど多弁で多様な鳴きを延々と展開するのはかなり異例です。更に終盤へ向かう流れもあのグラマラスな音の配列が威力あるマッシヴな高解像サウンドで押し寄せ、凡庸で記録性が低くニュアンスの一部が失われてしまいがちな録音とは別次元にあるソースである事をますます実感出来るのです。

ディスク2のダークサイド完全再現は「Speak to Me」の鼓動音の出だしからほぼ完全収録。しかも音像が太くて近く鮮明で、モノローグSEもハッキリ聴こえており、これも音の手応え満点の導入となっています。「On the Run」はシーケンス音の中に木霊する様々なSEがかなり明瞭に聴こえており、各既発盤との音質精度の差が更に判然としますし、「Time」もあの時代を攪拌した生々しい響きが特上のサウンドで息衝いています。「The Great Gig in the Sky」は3分07秒付近から急に音像が変わるのですが、それ以外は身が震えるほどピュア・ダイナミックな音色の陶酔が広がります。曲後半がジャジーに変容するのも大きな聴きどころですし、原音の1分04秒付近を中心に発生していた音揺れもパーフェクトに修正していますので、公開ソースよりも聴き心地が格段に向上しています。

一転して「Us and Them」では甘美さと柔軟性のあるサウンドがまろやかに融合し、その確かな密度と重みに酔い痴れるでしょう。サックスがサポートする中盤では曲の中に潜むロマンが耳元で次々と開放され、その間近な音像に誰もが圧倒される筈です。「Any Colour You Like」は引き伸ばされ、延々と続くギターを軸にする生々しい音像に魅了されると思います。曲終盤で畳み込むように劇的な変容を遂げる姿も現場の音の抑揚を生々しく吸い込んでおり、これもそのリアルな音にドキドキするでしょう。「Eclipse」は陶酔に充ちた音の塊が透明感と鋭さを伴うサウンドで耳元に運ばれ、終演後もアンコール待ちまでの様子が約5分間(※ うち4分14秒〜トラック切り替わりまでは既発盤で補填)も収録、全長版の意義を高めています。そのアンコール「One of These Days」は聴く者の知性を焼き焦がす灼熱のサウンドで登場。暴力的でミステリアスな音の躍動が鮮烈に現われ、そのエレガントな挑発が炸裂したまま凄まじい余韻を残して去ってゆきます。終演後の8分24秒付近〜ディスクエンドまでは既発盤で同部分の音を繋ぎ、全長版としての仕上がりも万全です。

聴き終えて誰もが強くお感じになるであろうこと、それは収録原音の器の大きさでしょう。冒頭で記した通り、このソースは世代的には2nd Genというフレコミで公開されているのですが、2nd Genでありながらもこれほど質の高いサウンドで息衝いている衝撃(=大元マスター原音の高精度な録音力)がこの公開ソース最大の魅力と言っても過言ではなく、その押し寄せる特A級サウンドと最終演奏目白押しの興奮は、これぞ本物の" ファン泣かせ "極上感涙タイトルと言うに相応しいものとなっています。掛け値なしで年末年始をフロイドでときめくに最適の一枚、そしてこの公演からジャスト45年目を迎える節目と幕開けに相応しい極上のプレス盤2枚組です!!


Disc 1 (70:34)
1. Obscured by Clouds 2. When You're In 3. Set the Controls for the Heart of the Sun
4. Careful With That Axe, Eugene 5. Echoes

Disc 2 (73:46)
The Dark Side of the Moon
1. Speak to Me 2. Breathe 3. On the Run 4. Time 5. Breathe (Reprise) 6. The Great Gig in the Sky
7. Money 8. Us and Them 9. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse
12. One of These Days