QUEEN - FRANKFURT 1982(2CD) [Wardour-188]

QUEEN - FRANKFURT 1982(2CD) [Wardour-188]

販売価格: 2,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Festhalle, Frankfurt, Germany 28th April 1982 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 今年に入って当店はアイテムが手薄となってしまった80年代クイーンのライブ音源リリースに着手しています。これまで86年のマジック・ツアーと84年のワークス・ツアーからの良質アイテムをリリースしていますが、そうなると次が82年のホット・スペース・ツアーとなるのは必須でしょう。これらのツアーからのアイテムが今から十年前には市場に溢れていたというのに、最近はすっかり見かけなくなってしまいました。クイーンの偉大なるライブ・パフォーマンスを後世に伝えるべく、先に挙げたようなリリースを開始してマニアから「待ってました」との声をいただいています。やはり成熟期とでも言うべき80年代クイーン、その中でも82年ホット・スペース・ツアーと言えば、アルバムのリリースと同時に、文字通り「ホット」なパフォーマンスが聴かれた文句なしの絶頂期。中でもツアー最初の行程であるヨーロッパ・ツアーはクイーンのライブ・アクトが頂点を迎えた時期としてマニアから絶大なる評価を得ているもの。
 元々アルバムが失敗作という烙印を押されてからというもの、それと比例して不当なまでに低い評価を受けてしまったのがこの時期。そんな風潮に一石を投じてくれたのが、今から二十年近く前にリリースされた82年4月28日フランクフルト公演を収録した「WHEN YOU DON'T WANNA HEAR IT...FUCKIN' GO HOME」でした。このタイトルはピッチが高いままな状態でCD化してしまっていたにもかかわらず、その良好な音質と何より圧倒的なパフォーマンスの素晴らしさ故、世界中のマニアからホット・スペース・ツアー、ヨーロピアン・レグの中においても屈指の名演と評価された日。それ以上に決定的だったのがオフィシャル「ON FIRE」ことミルトン・キーンズの各種ソフトでのリリース。これが登場するに至って、すっかり見過ごされていたホット・スペース・ツアーが実は素晴らしかった…という再評価をもたらす結果となったのです。それどころかアルバム自体への再評価の機運も相当なもので、今やアマゾンでは絶賛の嵐、それどころか現在のリマスター盤におけるライナーノーツにおいても「今聴いてみるとすごくいいアルバムだと思いませんか?」という決定的な文章が記されているほど。時間の経過というのは正当な評価を与えてくれるもの。その点においてこのアルバムやホット・スペース・ツアーは21世紀にこそ輝ける存在なのかもしれません。
 フランクフルト公演に関して言うと、既に優れたアイテムが先のように存在していた訳ですが、ピッチの問題から惜しくもヨーロピアン・レグ決定的名盤の地位を確立するまでには至りませんでした。その後にオフィシャル「ON FIRE」がリリースされたことでそのインパクトも薄れてしまった2008年、当店が同じ音源を初めて正確なピッチで収録してみせた「DOMINATES GERMANY」はCD-Rでのリリースながら「WHEN YOU DON'T〜」のリリースから十年を経てようやく登場した決定版として世界中のマニアから高い評価を受けました。ファンサイトにおいても「WHEN YOU DON'T〜」を不要にした決定版とまで呼ばれ、後には当店からのプレスCDアイテム「LONG LIFE TO THE QUEEN」のボーナスとして再び脚光を浴びたほどでしたが、そんな名演、名音源だからこそ、プレスCDで出してもらいたい…そんなクイーン・マニアの思いが遂に叶います!

 何しろこの日のフレディのアッパーなコンディションと言ったら…ヨーロピアン・レグに次いで行われたイギリス・ツアーからの「ON FIRE」ですら、落ち着きを払っているかのように聴こえてしまうほど。それは先の名盤のタイトルにもなったフレディの名セリフ「新しいアルバムを録音して、とてもダンシングな曲だ。聴きたくないヤツは…家に帰れ!」を「Staying Power」の前で発したことからも明らか。これはニュー・アルバムに対する絶大なる自信の表れでもあり、フレディとしてはそこからの曲をステージで披露したくてたまらない…そんな勢いが成せる技だったのでしょう。彼がジョンと共にアルバムで推し進めたブラック・テイスト溢れる新たなクイーン・サウンド。それが世界を揺るがすことを信じていた…。もうフレディは絶好調、シャウトをまったく抑えることなくバンドをグイグイと引っぱります。
 ところがこの日のフレディは新曲群の熱唱だけに留まりません。「Liar」においても往年とはまた違った魅力を生み出すことに成功。それもまた彼がアッパーの極みにあるこの日ならではの場面。疾走感をも伴ったここでの演奏がホット・スペース・ツアーのヨーロピアン・レグこそが絶頂であったことを確信させます。とどめは三日前のオランダで初披露されていた「Back Chat」がこの日は演奏されないことがフレディにとって物足りなかったのでしょう、オーディエンスにとってライブのクライマックスとなる「Bohemian Rhapsody」を始める前に「Back Chat」を連呼して観客を煽る(さらに「Death On Two Legs」へと続くのがまたレア)というスリリングな展開。やはりホット・スペース・ツアー前半におけるクイーンの勢い溢れる演奏ぶりは最高!

 そしてこの日のワイルドで疾走感たっぷりな演奏の迫力を見事に捉えてくれたオーディエンス録音。サウンドボード・レベルとまではいかなくとも非常にオンな音像と適度にラフな質感が何とも魅力的。その圧倒的な演奏に熱狂するオーディエンスの反応も見事なバランスでキャッチ。その録音クオリティの高さだけでも、クイーン・ファンに自信を持ってすすめられるものです。マニアの間においてホット・スペース・ツアー前半でオフィシャル「ON FIRE」をも軽く凌駕(何と高いレベルの平均点!)してみせる名演が連発されていたことは常識ですが、ここフランクフルトで燃え上がるどころか爆発するような壮絶な演奏を捉えた最高の音源、そのピッチも完璧にアジャストされた決定版がようやく、限定のプレスCDにてリリースされます。これがホット・スペース・ツアーの名演だ!

Disc 1 (64:28)
1. Flash Intro 2. The Hero 3. Tie Your Mother Down 4. Action This Day 5. Play The Game
6. Staying Power 7. Somebody To Love 8. Liar 9. Love Of My Life 10. Save Me
11. Get Down, Make Love 12. Guitar Solo 13. Under Pressure

Disc 2 (42:36)
1. Fat Bottmoed Girls 2. Crazy Little Thing Called Love 3. Back Chat / Death On Two Legs (Intro)
4. Bohemian Rhapsody 5. Now I'm Here 6. Dragon Attack 7. Now I'm Here (Reprise)
8. Another One Bites The Dust 9. Sheer Heart Attack 10. We Will Rock You 11. We Are The Champions
12. God Save The Queen