PINK FLOYD - PLUMPTON 1969(1CD) [Sigma 233]

PINK FLOYD - PLUMPTON 1969(1CD) [Sigma 233]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

9th National Jazz & Blues Festival, Plumpton Racecourse, Plumpton, Sussex,UK 8th August 1969 PERFECT SOUND(UPGRADE)

1969年8月8日・英国プランプトン。私達日本のファンには忘れ難い初来日・箱根アフロディーテと大阪公演から遡ることジャスト2年前となるこの日の録音に、2019年・夏の女神の" 神秘 "が遂に舞い降ります!!

" 9th National Jazz Pop Ballads & Blues Festival "と題されたこの催しでフロイドが演奏した録音には現在2つのソースが知られています。1つはショウの途中までしか録音が残っていないものの、音質に優れた上位ソースのRecorder 1。これはこれまで" Marbal's 3rd gen "と呼ばれるバージョンがベストなものとして知られており、当店でも2013年5月にリリースしたギフト・タイトル『PLUMPTON 1969(無料CDR)』のRecorder 1ソースにも適用しました。過去にテーパー間でやり取りされていたソースもこのバージョンが一般的だった訳ですが、つい最近これを超える" Anders V "と呼ばれるバージョンが登場、従来のMarbal's 3rd gen版よりハムノイズが無くなって音像が遥かに鮮明になり(※ このRecorder 1全てのコピーに共通していた事ですが、原音の約60Hzで非常に低いレベルのハム音が存在していました)、しかも初登場シーンを含む最長版となっている事から69年プランプトンの新しいアドヴァンテージ・ソースとして熱い注目を集めています。

一方で音質はRecorder 1より劣り、曲間にも数箇所でカットが存在してはいるものの、終演まで録り切っている事で知られているソースがRecorder 2です。これはテーパーの先駆け的存在として名高いニック・ラルフ氏が現地録音した事で有名なソースですが、前述の理由によってこれまではRecorder 1の補填ソースとしてしか認識されていない録音でした。ところがこれもマスター録音から枝分かれして散っていった3つの同一ソースの良質な部分を1ソースに組み上げたものがこの夏に電撃公開され、その圧倒的なアップグレードを遂げた" 新生 Recorder 2 "が世界中のフロイド音源ファンに衝撃を与えました。つまりどちらのソースもつい最近になって革命的な変化があった訳ですが、この2つを細心の注意を払ってデジタル・マリアージュさせ、過去最長かつ最良の69年プランプトン音源として誕生させたものが本作Sigma最新プレス盤CD『PLUMPTON 1969』なのです!!

そのアッパー感たるや...これがもう尋常ではないほどの高まりと昂ぶりが同居しており、これまで私達が抱いてきたイマイチなサウンド・イメージを大きく覆すものとなっているのです。ディスクスタートするとまず開演前のイントロ部分が出てくるわけですが、これがいきなり従来の" Marbal's 3rd gen "バージョンより約30秒間も長く(= これまでより約30秒間手前から)収録されており、ここに史上初登場のロジャーによる開演前の少し長めの挨拶が含まれているのです。これは今回採用された" Anders V "バージョンならではのアドヴァンテージですが、恐らくRecorder 1大元のマスター録音にはこの失われた30秒間も含まれていた筈で、演奏開始前のシーンという理由から" Marbal's 3rd gen "が誕生する前のどの過程かでカットされていたのでしょう。つまり大元から枝分かれする際に生じていたシーンの欠落がいきなり補填される訳で、私たちはまた一歩マスター録音の姿に近付いた事をディスク冒頭から実感出来るのです。「Set The Controls For The Heart Of The Sun」もRecorder 1史上最高の音像の鋭さと解像度に御注目下さい。これはロジャーの歌声を聴くと実感出来ますが、一体どこに録音マイクを置いているのか首を傾げるほどのあのダイレクト感がますます漲っており、中〜高音域で創出される微細な旋律線の交錯も一層鮮やかです。5:49から音像中央に現れるベースの直接的な響きも殆どサウンドボードに迫る近さと明瞭さを獲得していますし、その背後で妖しい響きを創出し続けるギターも従来より微細な音が幾つも確認出来る筈です。勿論、終演後〜次曲までの曲間がノーカットというRecorder 1ならではのアドヴァンテージもばっちり健在です。

「Cymbaline“The Journey” Suite」でも初期テイクならではの楽曲の魅力が特上のサウンドで炸裂、若々しいギルモアの歌声の後ろに添えられるオルガン単音の存在感もますます際立ち、サビの部分では低音域の幅と奥行きがあるためアンサンブルの威力が更に凄まじい聴き応えを創出しています。4:40から突入する中間部でも従来サウンドより音域の拡がりが実感出来ますし、あの幻想的な浮遊感を更に研ぎ澄まされた姿で聴けるのですから悶絶確定です。終曲後も次曲までの間がノーカットで、ここもRecorder 1のアドヴァンテージをしっかり継承しています。「The Beginning (a.k.a. Green Is The Colour)」も更にポテンシャルの高い音像が飛び出し、響きの波動がますます確かな実感で耳に届きます。その流れがシームレスに「Beset By Creatures Of The Deep (a.k.a. Careful With That Axe, Eugene)」に移ってゆく恍惚感も並々ならぬ生々しさを伴って登場しますが、ここは楽曲が内包していた未整理の初期衝動が息を呑むドキュメンタリー・サウンドとして迫ってくるので圧巻です。「The Narrow Way (a.k.a. The Narrow Way, Part 3) 」ではRecorder 1と新生Recorder 2による鮮烈なマリアージュが実現しています。ここは御存知の通りRecorder 1に何らかの録音不良が発生して楽曲中盤以降から録音が途切れている訳ですが、そこに今回鮮烈なアップグレードを遂げた新生Recorder 2をクロスフェードで繋ぐ事により、音質の違和感をほぼ感じさせずに終曲まで聴き通せる様になったのです。この復元効果は絶大で、過去にリペアを試みた当店のギフトタイトルと比べてもその仕上がりの高さが歴然としていますし、まさに伝えられるべき情報が全て当日の演奏によって正しく甦っている事に強い感銘を受けるに違いありません。

そしてここからディスクエンドまでは、その新生Recorder 2の魅力が炸裂し続けます。「The Pink Jungle (a.k.a. Pow R. Toc H.)」もこれまで散漫だった音像が焦点を取り戻し、レンジの閉塞感も薄れて自然な音色の拡がりが実感出来る様になりました。高音部も従来のRecorder 2の様にキンキンせず鋭さだけを保っているため、あの跳ね回る曲想とヒステリックなフック感が良い按配で耳に届くのです。「The Labyrinths Of Auximines (a.k.a. Interstellar Overdrive)」も原音が元々宿していた響きの色彩が鮮やかに解き放たれ、ミステリアスな浮遊感と押し潰される様な重量感が耳元で眩しさを増し、この日の彼らが放った演奏表現が格段に掴み易くなっています。後に「Cymbaline」で使用される事になる足音のシーンもヒスノイズはやや多めながら過去最高の明瞭さでミステリアスなハイヒール移動音が響く興奮を備えており、その先に展開する「Behold The Temple Of Light」に至ってもストレートに高まった直撃サウンドが未体験の聴き心地で迫ります。特にこの曲に関してはこれまで単一ソースのRecorder 2では音がこもり、右チャンネルも序盤で息絶えていた訳ですが、これも両チャンネルから終始ばっちり音が出ており、音像クオリティが桁違いに向上しているのを実感されるでしょう。「The End Of The Beginning (a.k.a. A Saucerful Of Secrets)」も初期テイクならではのあの深い陶酔がゆっくりと、そして大きく動いてゆく姿がますます鮮明になり、アンコール「Interstellar Overdrive」も音の芯が剥き出しになった量感たっぷりの解像力に" これぞ69年プランプトンの到達点!! "とお感じになる筈です。

2019年の夏に一新され、革命的な進化を遂げた2ソースのアッパー・サウンドを全て使い切り、精査して最良の形に構築した史上最長の69年プランプトン。現時点でこれ以上に極められた音質と収録時間は有り得ず、これを凌ぐRecorder 3でも出てこない限りはこの最新作がこの日のフロイドを語り継ぐフラッグシップ・タイトルとなるのは間違いないでしょう。楽曲初期構造の魅力がこれほど生々しく炸裂する興奮は、他の69年音源ではなかなか味わえない逸品です。どうぞ活目して御堪能下さい!!!

★Recorder 1, 2ともに既発の音質・内容を大幅に上回っています。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

(72:27)
Recorder 1 
★2nd gen Maxell Epitaxial XLII90 chrome cassette. This version of Anders V's recording has much better high end than my transfer of Marbal's 3rd gen. It also has less hum and is clearer.

1. Introduction★冒頭、既発より30秒長い。ロジャーのMCは初登場
2. Set The Controls For The Heart Of The Sun
3. Cymbaline“The Journey” Suite
4. The Beginning (a.k.a. Green Is The Colour)
5. Beset By Creatures Of The Deep (a.k.a. Careful With That Axe, Eugene)
6. The Narrow Way (a.k.a. The Narrow Way, Part 3)

Recorder 2
★careful53's cassette

7. The Pink Jungle (a.k.a. Pow R. Toc H.)
8. The Labyrinths Of Auximines (a.k.a. Interstellar Overdrive)
9. Behold The Temple Of Light
10. The End Of The Beginning (a.k.a. A Saucerful Of Secrets)

★goldenband's cassette

11. Interstellar Overdrive