DEEP PURPLE - VERONA 1987(2CD) [Darker Than Blue 270/271]

DEEP PURPLE - VERONA 1987(2CD) [Darker Than Blue 270/271]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Verona Arena, Verona, Italy 7th September 1987 TRULY PERFECT SOUND

 今話題の80年代名録音家コレクションから、久々の初登場録音が登場。永久保存プレス2CDで緊急リリース決定です。
 そんな本作に収められているのは「1987年9月7日ヴェローナ公演」。再結成DEEP PURPLEでも貴重な“THE HOUSE OF BLUE LIGHT TOUR”の一幕を収めた極上オーディエンス録音です。すでに発掘され尽くした感もある80年代PURPLEでしたが、本作はまったくの初登場音源。しかも、これまで別録音も一切なく、初めて聴くショウのライヴアルバムなのです。その衝撃の内容の前に、まずはショウのポジション。リッチー・ブラックモアとイアン・ギランがフル参加した最後のワールド・ツアーを俯瞰して確かめておきましょう。

●1987年
《1月12日『THE HOUSE OF BLUE LIGHT』発売》
・1月26日-3月8日:欧州#1(28公演)
・4月15日-5月30日:北米#1(28公演)
・8月19日-9月7日:欧州#2(12公演)←★ココ★
●1988年
《6月『NOBODY'S PERFECT』発売》
・7月31日:MONSTERS OF ROCK ITALY出演
・8月11日+16日:北米#2(2公演)
・9月9日-29日:欧州#3(14公演)

 これが1987年/1988年のDEEP PURPLE。この時代は何よりも『NOBODY'S PERFECT』で有名なわけですが、本作はそのリリース直前。1987年のラスト・ショウともなる「欧州#2」の最終公演でした。また、「欧州#2」のイタリアと言えば発掘サウンドボード・アルバム『LOST MILAN TAPE(Darker Than Blue 003/004)』も思い出されますが、本作はその3公演前のコンサートでもありました。
 30年以上を経て初登場というだけでも驚きですが、そのクオリティにもド肝を抜かれる。とにかくクリアで美しく、素晴らしく端正。実のところ、サウンドボードと間違えるようなド密着サウンドではありませんし、イタリア人の熱狂も正直に吸い込んでいる。しかし、その鳴りは細やかで瑞々しく、真っ直ぐに耳元に飛び込む1音1音が微細部まで克明。リッチーのストラトはトロけるトーンも絶品ならささやかな悪戯フレーズもキラキラと輝き、イアン・ギランのシャウトは淀みもビビリも一切なく、70年代さながらに空間を切り裂く。この感覚は、ちょうど日本の名門キニーを彷彿とさせる美録音なのです。「Bad Attitude」「Space Truckin’」の後でテープチェンジのカットはありますが、いずれも演奏音を削っていないのも見事です。
 もちろん、この録音を成し得たのはキニーではなく、今話題の録音家「Biccio59」。現代のハンドルネーム的な名前ではありますが、80年代にイタリアで活動していたテーパーで、現在そのオリジナル・マスターが次々と発掘されている。ちょうど、10年近く前に歴史的名手ダン・ランピンスキーのマスターが連発された事がありましたが、あの状況に似ている。当店では、第1弾としてDIRE STRAITSの『FERRARA 1983(Uxbridge 1122)』をご紹介して大好評を賜りましたが、本作はそんな名手コレクションの1つなのです。
 そんなマスターは現在、世界のマニア間で衝撃と成っているわけですが、本作ではさらに細心マスタリングで磨き込み。もちろん、無闇矢鱈な音圧稼ぎでせっかくの名録音の真実を汚したりはせず、ナチュラルな鳴りはそのまま。ただし、若干狂っていたピッチを正確にし、さらに全体のバランスを見て高音を微調整。あくまでも「現場音に忠実」としながらも現代のオーディオ環境に最適化。そのおかげで各楽器の輪郭は一層鮮やかになり、アンサンブルも立体的に感じられる。特に大きくは変化させずとも、原音の持っていた可能性を最大限に引き出したサウンドに仕上げたのです。
 その美音で描かれるショウは、HRの理想を体現した“黄金の5人”の名演。セットは3公演後の『LOST MILAN TAPE』に近いものの同じではなく、さらに「Woman From Tokyo」も演奏。もちろん、『NOBODY'S PERFECT』では聴けなかった「The Unwritten Law」「Dead Or Alive」「Bad Attitude」といった『THE HOUSE OF BLUE LIGHT』ナンバーも大盤振る舞いされるのです。
 実際、この新曲群がすこぶる良い。全体でもツアー最終日らしい思い切りの良い演奏なのですが、その勢いが爆発する「Dead Or Alive」は景気よくかっ飛ばし、「The Unwritten Law」の重厚リズムもキレッキレ。さらに圧倒的なのはギラン。コンディションも良いのかハイシャウトも鋭く伸びに伸び、見せびらかすように叫び倒す。明日の調子を気にする必要のない最終日とは言え、えらくテンションが高い。「Bad Attitude」の曲紹介でも「Ba, ba, ba, ba, ba, ba, ba……」と延々と遊んでいます。そのノリノリなテンションはリッチーやジョン・ロードもにも伝播し、絶好調の5人がいかに互いに刺激され、マジックを引き起こしているかがよく分かるのです。

 「イタリアのキニー」「80年代のランピンスキー」とでも言える名手の業物コレクションから発掘された驚異の新録音。今まで聴いた事のないフルショウが体験できるだけでなく、その端正サウンドにも感動するライヴアルバムです。これからどんな名録音が飛び出してくるかも楽しみな1作。どうぞ、じっくりとご堪能ください。
★久々の高音質・初登場音源

(リマスター・メモ)
★若干高いピッチを修正。
★高音質ながら高音のバランスが悪いので調整して聴きやすくしました。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (57:35)
1. Highway Star
2. Strange Kind Of Woman
3. The Unwritten Law
4. Blues
5. Dead Or Alive
6. Perfect Strangers
7. Bad Attitude
8. Difficult To Cure
9. Keyboard Solo
10. Knocking At Your Back Door

Disc 2 (40:38)
1. Lazy
2. Space Truckin'
3. Child In Time
4. Black Night
5. Woman From Tokyo
6. Smoke On the Water

Ritchie Blackmore - Guitar Ian Gillan - Vocal Roger Glover - Bass
Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums