OZZY OSBOURNE - OZZMOSIS DEMOS: 30TH ANNIVERSARY EDITION(2CD) [ZODIAC 776]

OZZY OSBOURNE - OZZMOSIS DEMOS: 30TH ANNIVERSARY EDITION(2CD) [ZODIAC 776]

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商品詳細

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Unreleased studio demo tracks recorded in London 1992 STEREO SBD(from Original Masters)
and 'OZZMOSIS' Rarities & Alternate Demos

 「ソング・ライター:オジー・オズボーン」が覚醒した名作『OZZMOSIS』。その秘宝デモ・アルバムがデラックス・エディションとなって復刻です。
 そんな本作に永久保存されているのは全24曲に及ぶスタジオ録音。すべて『OZZMOSIS』時代に制作されたデモやアウトテイクなどの関連音源です。大きく分けて3つのセクションに分けられますので、それぞれ個別にご紹介していきましょう。

【DISC 1:関係者流出の1992年デモ】

 本作のメインとなるのは、1992年ロンドンで録音されたデモ。1992年と言えば、サヨナラ・ツアー“NO MORE TOURS”の年。オジーは引退を決意していたはずですが、同時にスタジオ作業も始めていたのです。すでに復帰の青写真があったのかは定かではありませんが、当時のオジーは曲づくりに熱中していたのは何度も語られてきました。初めてシラフで制作したという前作『NO MORE TEARS』は、それまでボブ・デイズリーが担っていた作詞もオジーがメインで担当するようになった意欲作。しかもキャリア屈指の大ヒットも記録し、オジーはすっかり作曲にハマってしまったのです。
 そんな引退に入ったばかりの時期に制作されたのが本作のDISC 1。2014年に当店の独自ルートで発掘されたマスターで、完全オフィシャル級のクオリティが衝撃を巻き起こしました。現在では様々なレーベルがコピーしていますが、本作はその大元マスター・ダイレクトの最高峰版です。そして、クオリティ以上に衝撃だったのが内容。美味しい未発表曲と名曲の貴重な別バージョンがてんこ盛りなのです。本作は元テープ通りの曲順で収録されていますが、ここでは「未発表曲」と「デモ」に分けて整理しておきましょう。

●デモでは済まない未発表曲(7曲)

・Feels So Good To Be Bad/Too Far Gone/Frustrated Yes I'm Hated/Dream For Tomorrow/Say Yeah Yeah/Oh No the Bitch Won't Go/My New Rock And Roll

 このデモのスゴいところは、未発表曲が山盛りなところ。通常、デモというとアルバム曲の別バージョンがメインで未発表曲は1、2つでもあればラッキーといったところですが、本作は未発表曲こそがメイン。なんと7曲も発掘されたのです。しかも、どれも作りかけ感がない。軽いドラム等にデモっぽさ感じもするものの、歌詞やメロディもちゃんと出来ており、コーラスのオーバーダブなども施されている。上記の7曲を固めて再生すれば「未発表のミニ・アルバム」として楽しめる完成度なのです。
 そして、曲もなかなかの佳曲揃い。「Feels So Good To Be Bad」「Frustrated Yes I'm Hated」「Oh No the Bitch Won't Go」辺りは軽快なアップテンポで、こういう曲を採用していれば『OZZMOSIS』は『NO MORE TEARS 2』になっていたことでしょう。さらにオリエンタルな響きのリフが印象的な「Too Far Gone」、不穏なギターリフとビートルズ風味が覗く正調オジー節の「Say Yeah Yeah」辺りになるとアルバムに収録されなかったのが不思議なレベルです。
 そして、極めつけの超名曲が「Dream For Tomorrow」! ピースフルなイントロが一瞬にして心を鷲づかむ大感動バラードで、サビでもオジー印の哀愁メロディが爆発する。“暗黒の帝王”イメージとはかけ離れていますが、これほどの曲を未発表にするとは。下手をすると……いや、下手でも何でもなく『OZZMOSIS』の正規曲よりも素晴らしい秘宝中の秘宝曲です。

●アルバム曲の初期デモ(5曲)

・オジー&マーク・ハドソン/デュアン・バロン作:Denial/Ghost Behind My Eyes
・オジー&ザック・ワイルド/ジョン・パーデル作:Perry Mason/Old L.A. Tonight
・オジー&ザック・ワイルド/レミー作:See You On The Other Side

 本作は、アルバム収録曲の初期デモも5曲収録。『OZZMOSIS』には多彩な外部ライターとの共作曲が収録されましたが、1992年の時点で3つの作曲セッション「マーク・ハドソン/デュアン・バロン」「ザック・ワイルド/ジョン・パーデル」「ザック・ワイルド/レミー」が行われていたわけです。
 正規アルバムは1994年以降にマイケル・バインホーンのプロデュースで録音されたわけですが、本作は「バインホーン以前」。オーバープロデュース気味だった正規盤とは異なり、生々しさ優先で『NO MORE TEARS』にも近いサウンドです。デモとは言ってもコーラスやキーボードのダビングもしっかり入り、ギターソロの泣きもダイレクトに伝わる。厚化粧を削ると、ここまで良い曲だったのかと驚くバージョンばかりです。
 特に「Ghost Behind My Eyes」はアルバムとは違う爽やかなバラード調に仕上がっていて新鮮。最終的にはアルバムのバランスを考えてヘヴィ・アレンジしたのかも知れませんが、このデモこそが「曲本来の姿」なのでしょう。
 また「See You On The Other Side」のデモと言うと公式ボックス『PRINCE OF DARKNESS』にも収録されていましたが、このデモはテイクはかなり近いものの、さらに30秒ほど長いバージョンです。

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【DISC 2:OZZMOSIS関連のアウトテイク/別デモも総ざらい】

 代わってのDISC 2は、アルバム30周年を記念するボーナス・ディスク。『OZZMOSIS』セッションはオジーのキャリアでもズバ抜けて多産で、シングルやコンピ、ボートラなどでアルバムの正規トラックにはならなかったアウトテイク曲が大量に公開されました。本作は、DISC 2にそうしたアウトテイク曲やDISC 1とも異なる別デモを集成しています。こちらも2つのセクションに分けられますので、個別にご紹介しましょう。

●公式アウトテイク(7曲)
・マイケル・ワグナー・セッション:Aimee/Living With The Enemy/See You on the Other Side (Alternate Demo)
・1994年セッション:Voodoo Dancer
・その他:Whole World's Fallin' Down/Back On Earth/Walk on Water (Jim Vallance Demo)

 まずは、公式シングルやベスト盤などに散らされたレア・トラック集。『OZZMOSIS』は当初『NO MORE TOURS』でミックスを担当したマイケル・ワグナーをプロデューサーに迎えて制作が開始されました。後にバインホーンに交代してイチから作り直されるわけですが、「Aimee」「Living With The Enemy」「See You on the Other Side (Alternate Demo)」は、初期ワグナー・セッションのデモです(なお、DISC 1も時期的にはワグナー・セッションの可能性が高いものの、断定にまでは至っていません)。
 続く「Voodoo Dancer」もシングルB面曲で、こちらも少々謎が残る。「1994年のデモ」とされていますが、プロデューサーなどの詳細が明らかになっていません。「Whole World's Fallin' Down」は『OZZMOSIS』のボートラ、「Back On Earth」はベスト盤『THE OZZMAN COMETH』に収録された『OZZMOSIS』のアウトテイク曲です。
 ちょっとややこしいのが「Walk on Water」。映画『BEAVIS AND BUTT-HEAD DO AMERICA』への提供曲なのですが、実は2バージョンが存在する。オリジナルは映画サントラに収録されたバージョンで、ジョー・ホームズがギターが弾いている。もう1つは作曲者ジム・ヴァランスがすべての楽器を担当しているデモ・バージョンです。オリジナルはホームズがギターを弾いている事もあって『OZZMOSIS』関連とは見做されませんが、後年になって公開されたデモはその前段階。同じくヴァランス作曲の「I Just Want You」と同時期の『OZZMOSIS』セッションの可能性も高く、本作にも収録されています(なお、ホームズ版は当店のサウンドボード名盤『DEFINITIVE PHOENIX 1996(Zodiac 726)』でお楽しみ頂けます)。

●別デモ(5曲)

・Perry Mason/Denial/Tomorrow/I Just Want You/Old L.A. Tonight
 最後のセクションは、DISC 1とは異なる『OZZMOSIS』のデモ。DISC 1にはない「Tomorrow」「I Just Want You」も収録しており、被っている3曲にしてもテイクが違う。こちらもかなり完成版に近いバージョンで、「Old L.A. Tonight」のピアノなど、異なる味わいを楽しめます。

 以上、全24曲に及ぶスタジオ秘宝集。アンダーグラウンド音源も駆使して編まれた『OZZMOSIS』の30周年アニバーサリー・バージョンです。2021年には『NO MORE TEARS』の30周年盤や『DOWN TO EARTH』の020周年盤も実現しましたが、その合間の『OZZMOSIS』は○周年にハマらず、スルーされてきました。本作は、そんなオフィシャル代わりの2枚組でもあるのです。
 
オジー・オズボーンは生前、「もし死んでも『コウモリを食った男』として記憶されたくない。できれば、良い曲を書いた男として覚えていて貰いたいんだ」と語っていました。そんな彼の作曲魂がピークに達していたのが『OZZMOSIS』でした。アルバム曲の原型デモ(10曲)だけでなく、未収録曲も大量(14曲)に永久保存した2枚組。どうぞ、心ゆくまで存分にご堪能ください。


★『OZZMOSIS』の30周年を記念する秘宝デモ・アルバム。当店独自に発掘された流出デモ(DISC 1)に、『OZZMOSIS』にまつわる公式レア・トラックや別デモを集成したDISC 2をプラスした2枚組。アルバム曲の初期バージョン(10テイク)に加え、アルバム未収録曲を14曲も完全オフィシャル級クオリティで楽しめる超・決定盤です。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1(58:28)
LONDON 1992 DEMOS
Unreleased studio demo tracks recorded in London 1992

1. Feels So Good To Be Bad
2. Denial
3. Too Far Gone
4. Ghost Behind My Eyes
5. Frustrated Yes I'm Hated
6. Dream For Tomorrow
7. Say Yeah Yeah
8. Oh No the Bitch Won't Go
9. My New Rock And Roll
10. Perry Mason
11. Old L.A. Tonight
12. See You On The Other Side

Disc 2(64:32)
'OZZMOSIS' RARITIES
1. Aimee
2. Living With The Enemy
3. Voodoo Dancer
4. Whole World's Fallin' Down
5. Back On Earth
6. Walk on Water (Jim Vallance Demo)
7. See You on the Other Side (Alternate Demo)

ALTERNATE DEMOS
8. Perry Mason (Alternate Demo)
9. Denial (Alternate Demo)
10. Tomorrow (Demo)
11. I Just Want You (Demo)
12. Old L.A. Tonight (Alternate Demo)

STEREO SOUNDBOARD RECORDING