ERIC CLAPTON - WOKING 1999(2CD) [Beano-315]
ERIC CLAPTON - WOKING 1999(2CD)
[Beano-315]

販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
Woking Leisure Center, Surrey, UK 31st December 1999 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)
★初プレスCD化・超高音質音源
【一般のファンが観ることができない特別公演の高音質マスターが初登場!】
今週はまたエリック・クラプトンの秘蔵音源でお馴染みの、イギリス在住重鎮テーパーのオリジナル・マスターから、レアで特別なチャリティコンサートの音源をリリース致します!1999年12月31日にクラプトンの故郷サリー州の田舎町ウォーキングの公民館で行なわれたチャリティコンサートの完全収録ステレオオーディエンスソースです。
このコンサートは、1993年以降毎年実施されてきた「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」と題されたAA(アルコール中毒者匿名の会)向けのチャリティイベントでした。元々は82年に、当時バンドメンバーだったゲイリー・ブルッカーが地元のパブで開いた「年忘れライブ」に参加したクラプトンがこの趣向を気に入ったことに端を発し、以降も断続的に年末に行なわれてきたものが93年にクラプトン主催で定例化し、大晦日の夜と休憩を挟んだ新年の朝に二度ライブを行なう「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」として定着したものです。このコンサートは、クラプトンが会員にもなっているアルコール中毒匿名の会の会員とその家族を無料で招待して楽しませるというもので、一般のファンは観られないというのが建て前になっていました。
ところが何事にも裏があるのがこの世の中。重鎮テーパーは、普段のコネクションを利用して見事に潜入し、上級機材による極上音質でのステレオ録音に成功したというわけです。これまで重鎮テーパー提供のマスターから、各年の同イベントの音源を数多くリリースしてきた当店ですが、今回、1999年版の本作は既発盤のない、初リリースとなる貴重音源です。そして今回のマスターも、ステレオ感、音のダイレクト感において文句なしの高音質です。
このイベントはメンバーとセットリストが通常のツアーとは異なり、この時だけのレアなことで定評があり、この年は5人編成のシンプルなバンドとなっていたのがまた貴重でした。しかも一般のファンは入場できないコンサートとあってはマニア垂涎の的と言えるものでした。初リリースの高音質マスター、どうぞご堪能ください。
【この年の充実感をそのまま表現した豪華でレアなメンバーによるワン・アンド・オンリーなライブ】
この年は、引き続き前年にリリースされたアルバム「PILGRIM」のプロモーションに当たっていました。前年にはアメリカ、ヨーロッパをカバーするワールドワイドなツアーを大々的に行ないました。この1998年〜99年に実施された「ピルグリム・ツアー」とこの二年間はクラプトンのキャリアにおいて、どのような意味を持っていたのでしょうか?ここで1998年からのクラプトンの活動履歴をおさらいしておきましょう。
●1998年
・1998年3月10日<アルバム「PILGRIM」全世界一斉リリース>
・1998年3月30日〜4月26日:アメリカン・ツアー・ファースト・レッグ
・1998年5月11日〜6月6日:アメリカン・ツアー・セカンド・レッグ
・1998年9月5日〜9月18日:短期アメリカ&カナダ・ツアー
・1998年10月13日〜12月11日:イギリス、北欧を含むヨーロッパ・ツアー
●1999年
・1999年2月14日:米カリフォルニア州パサデナのシヴィック・オーディトリアムにて行なわれた「NAACP Image Awards」にて、B.B.キング、ジョージ・ベンソンとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月24日:ロサンゼルス、シュライン・オーディトリアムにて行なわれた「グラミー賞」授賞式にて、B.B.キングとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月25日:米カリフォルニア州カルヴァーシティにて行なわれたブルースの祭典に出演、ジョン・リー・フッカーと共演
・1999年3月15日:米ニューヨークにて行なわれた「ロックの殿堂」セレモニーにて、カーティス・メイフィールドの殿堂入りを祝してディアンジェロと共演演奏
・1999年5月20日:ロンドンにて行なわれた「ザ・フランク・スキナー・ショー」に出演、珍しく「Rock Island Line」でベースをプレイする
・1999年6月12日:米カリフォルニア州ウェスト・ハリウッドで行なわれた「ジョルジオ・アルマーニ・ガラ」にて、ジミーヴォーンバンドに加わり演奏
・1999年6月30日:ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて、自身主催の「クロスロード・ベネフィット・コンサート」を開催
・1999年9月14日:ニューヨークのセントラル・パークにて開催された、シェリル・クロウの「セントラル・パーク・コンサート」に出演
・1999年10月23日:ワシントンのホワイトハウスにて開催された「The Concert Of The Century」に出演、レニー・クラヴィッツと共演する
・1999年11月2日:米カリフォルニア州ユニヴァーサル・シティで行なわれた「the Phoenix House and M.A.P Allegro Awards Gala」に出演、ジミー・ヴォーン、ボニー・レイット、ドクター・ジョンらとブルースジャムを演奏する
・1999年11月4日:米ロサンゼルスのスタジオにて、来るジャパン・ツアーのリハーサルを行なう
・1999年11月9日〜30日:ジャパン・ツアー
・1999年12月31日:英サリー州ウォーキングにて、自身主催の「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」を開催 ←★ココ★
ご覧のとおり、1998年はアルバムを全世界で同時リリースし、自身の53歳のバースデイからツアーをスタートさせ、年末までの長期に亘り実施しました。翌年には前年に回り切れなかった日本を想定しつつも、スポット的なイベントに数多く出演したという、多忙な二年間でした。2年がかりで実施したことから、「ピルグリム・ツアー」は非常に気合の入ったツアーだったことがお判りいただけるでしょう。
それらすべての日程を成功裏に消化し、一息ついての一年の総仕上げとして臨んだのが、この「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」だったというわけです。この時のメンバーでの注目点は、この年のツアー時とは異なり、ベースが地元のセッションベーシスト、デイヴ・ブロンズだったこと(ツアーではネイザン・イーストでした)、逆にドラマーがいつもはこのイベントを務めていたイギリス人ドラマー、ヘンリー・スピネッティではなく、ツアーの流れでスティーヴ・ガッドだったことです。そしてキーボードも、このイベントには欠かさず参加していたクリス・スティントンではなく、共同プロデューサーでもあるサイモン・クライミーでした。
そして何よりも、このイベントの発端となったクラプトンの盟友かつキーマン、ゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム)が参加しなかったというのが、珍しい年でした。ブルッカー が参加していれば、もっとスタンダードナンバーやトラッドソング、そして彼のヒット曲Whiter Shade Of Pale(青い影)が演奏されたと思われますが、この変則メンバーはこれはこれで非常に貴重で、それだけでもこのパフォーマンスは聴きものです。(ブルッカー参加のステージは、他年の「Woking」タイトルでお楽しみいただけます)
ショーの構成は、例年どおり二部に分かれており、それぞれセットリストがまったく異なっていることが魅力のイベントでした。大晦日の夜遅くに第一部、新年明けてすぐに第二部が行われ、それぞれでクラプトンのヒット曲、オールドブルース、ソウルナンバー、ロックンロールなどバラエティに富んだナンバーが演奏され、オーディエンスを楽しませました。第一部ではクラプトンが、前週(12月26日)に亡くなったミュージシャン、カーティス・メイフィールドにこのコンサートを捧げるとコメントしています。クラプトンにインスピレーションを与え続けてくれた、尊敬する人だったと言っています。
第一部は前半にブルース、後半にクラプトンの代表曲が演奏されていますが、If Paradise (Was Half As Nice)ではアンディ・フェアウェザー・ロウがフィーチャーされています。また、Lay Down Sallyのソロでもアンディはフィーチャーされています。ラストナンバーSunshine Of Your Loveの中間のソロでは、クラプトンはBlue Moonのサビパートを丸々弾き切っています。
第二部で面白いのは、プレコンサートミュージックとしてビートルズのTwist And Shoutが流れているのですが、既に会場はこの曲を合唱して大盛り上がりの中、バンドが登場します。年が明けたということで、イギリスの伝統に則り、Auld Lang Syne(蛍の光)と Serenity Prayerが会場の全員で合唱されています。後者は1941年以降、クラプトンが加入しているAAで唱えられてきたお祈りです。
第二部では第一部よりも多い曲目で、ブルースがメインに演奏されましたが、中でもStormy Mondayは「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」でもセットインしていなかったナンバーとして貴重です。またGin Houseでは、この年のツアー同様、アンディ・フェアウェザー・ロウがフィーチャーされています(中間では、スリリングにスライドで始めたクラプトンが、途中からは速弾き連発の凄いソロを披露します!是非聴いてください)。Knockin’ On Heaven’s Doorの中間のソロでもアンディはフィーチャーされています。
Little Queenieはこのイベントの定番曲ですが、例年ならゲイリー・ブルッカーが歌うのですが、この年はクラプトンがボーカルをとっています。これが74年以来となるもので、非常にレアです。中間のソロも素晴らしいもので、十分クラプトンの持ち歌になっています。演奏曲が第一部よりも多いことを見ても、第二部は特に気合が入っていたようですが、プレイの内容も然りで、Five Long Yearsで聴かれるクラプトンの凄まじいプレイは、「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」に匹敵するほどの熱演です。そしてエレクトリックで演奏されたLaylaも、このメンバー、このイベントでは非常に貴重なものです。珍しいのは、ファーストコーラスのサビをクラプトン自身が歌っていることです(いつもはネイザンと女性コーラスが歌ってくれるので、クラプトンは歌わないのです)。しかしセカンドコーラスからは、サイモン・クライミーだけが細々とコーラスをつけています(これが頼りなくて面白いです。健気と言うべきでしょうか)。こんなLaylaが聴けるのも、このイベントならではと言えるでしょうか。
この趣旨だからと言って、和気藹々のファミリーコンサートなどとは一線を画す真剣なステージ。こんな機会でもクラプトンの凄さが分かる素晴らしい音源です。
【重鎮テーパーのマスターならではの高音質】
これまで数々のクラプトンのレア音源のマスターを提供してくれている重鎮テーパーですが、本作のマスターはその中でも史上初公開となる超貴重音源と断言できます。しかも高音質。録音に使用したのが上級機材と高性能マイクだったことに加え、田舎の公民館レベルの狭いハコに響き渡るサウンドを好ポジションで捕らえたのが良かったのでしょう。何せ地元のイギリスでのコンサートとなれば、重鎮テーパーの意地もあったでしょうから。日本人の我々が観に行くことが叶わなかったコンサートをこれほどのリアリティで届けてくれた重鎮テーパーに感謝です。
当店が独自入手した初登場の極上マスターからの限定プレス盤となりますので、数量に限りがございます。どうぞお早めのオーダーをお願い致します。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc:1 (42:58)
1. Intro.
2. Knock On Wood
3. Reconsider Baby
4. Tore Down
5. Have You Ever Loved A Woman
6. If Paradise (Was Half As Nice)
7. Lay Down Sally
8. Wonderful Tonight
9. Sunshine Of Your Love
★中間のソロでは、クラプトンはBlue Moonのサビパートを丸々弾き切っています。
Disc:2 (74:15)
1. Intro. / Auld Lang Syne
2. Serenity Prayer
3. In The Midnight Hour
4. Hoochie Coochie Man
5. Before You Accuse Me
6. Knockin’ On Heaven’s Door
7. Stormy Monday
8. Cocaine
9. Gin House
10. Little Queenie
★なんとクラプトンがボーカルをとっています。これが74年以来となるもので、非常にレアです。中間のソロも素晴らしいもので、十分クラプトンの持ち歌になっています。
11. Five Long Years
★クラプトンの凄まじいプレイは、「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」に匹敵するほどの熱演です。
12. Layla
★エレクトリックVer. そしてファーストコーラスのサビをクラプトン自身が歌っている激レア・テイク。セカンドコーラスからは、サイモン・クライミーだけが細々とコーラスをつけています。こんなLaylaが聴けるのも、このイベントならではと言えるでしょうか。
13. Every Day I Have The Blues
Eric Clapton - guitar / vocals
Andy Fairweather Low - guitar / vocals
Dave Bronze - bass
Steve Gadd - drums
Simon Climie - Piano
★ゲイリー・ブルッカーが不在
このイベントの発端となったクラプトンの盟友かつキーマン、ゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム)が参加しなかったというのが、珍しい年でした。ブルッカー が参加していれば、もっとスタンダードナンバーやトラッドソング、そして彼のヒット曲Whiter Shade Of Pale(青い影)が演奏されたと思われますが、この変則メンバーはこれはこれで非常に貴重で、それだけでもこのパフォーマンスは聴きものです。
Woking Leisure Center, Surrey, UK 31st December 1999 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)
★初プレスCD化・超高音質音源
【一般のファンが観ることができない特別公演の高音質マスターが初登場!】
今週はまたエリック・クラプトンの秘蔵音源でお馴染みの、イギリス在住重鎮テーパーのオリジナル・マスターから、レアで特別なチャリティコンサートの音源をリリース致します!1999年12月31日にクラプトンの故郷サリー州の田舎町ウォーキングの公民館で行なわれたチャリティコンサートの完全収録ステレオオーディエンスソースです。
このコンサートは、1993年以降毎年実施されてきた「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」と題されたAA(アルコール中毒者匿名の会)向けのチャリティイベントでした。元々は82年に、当時バンドメンバーだったゲイリー・ブルッカーが地元のパブで開いた「年忘れライブ」に参加したクラプトンがこの趣向を気に入ったことに端を発し、以降も断続的に年末に行なわれてきたものが93年にクラプトン主催で定例化し、大晦日の夜と休憩を挟んだ新年の朝に二度ライブを行なう「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」として定着したものです。このコンサートは、クラプトンが会員にもなっているアルコール中毒匿名の会の会員とその家族を無料で招待して楽しませるというもので、一般のファンは観られないというのが建て前になっていました。
ところが何事にも裏があるのがこの世の中。重鎮テーパーは、普段のコネクションを利用して見事に潜入し、上級機材による極上音質でのステレオ録音に成功したというわけです。これまで重鎮テーパー提供のマスターから、各年の同イベントの音源を数多くリリースしてきた当店ですが、今回、1999年版の本作は既発盤のない、初リリースとなる貴重音源です。そして今回のマスターも、ステレオ感、音のダイレクト感において文句なしの高音質です。
このイベントはメンバーとセットリストが通常のツアーとは異なり、この時だけのレアなことで定評があり、この年は5人編成のシンプルなバンドとなっていたのがまた貴重でした。しかも一般のファンは入場できないコンサートとあってはマニア垂涎の的と言えるものでした。初リリースの高音質マスター、どうぞご堪能ください。
【この年の充実感をそのまま表現した豪華でレアなメンバーによるワン・アンド・オンリーなライブ】
この年は、引き続き前年にリリースされたアルバム「PILGRIM」のプロモーションに当たっていました。前年にはアメリカ、ヨーロッパをカバーするワールドワイドなツアーを大々的に行ないました。この1998年〜99年に実施された「ピルグリム・ツアー」とこの二年間はクラプトンのキャリアにおいて、どのような意味を持っていたのでしょうか?ここで1998年からのクラプトンの活動履歴をおさらいしておきましょう。
●1998年
・1998年3月10日<アルバム「PILGRIM」全世界一斉リリース>
・1998年3月30日〜4月26日:アメリカン・ツアー・ファースト・レッグ
・1998年5月11日〜6月6日:アメリカン・ツアー・セカンド・レッグ
・1998年9月5日〜9月18日:短期アメリカ&カナダ・ツアー
・1998年10月13日〜12月11日:イギリス、北欧を含むヨーロッパ・ツアー
●1999年
・1999年2月14日:米カリフォルニア州パサデナのシヴィック・オーディトリアムにて行なわれた「NAACP Image Awards」にて、B.B.キング、ジョージ・ベンソンとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月24日:ロサンゼルス、シュライン・オーディトリアムにて行なわれた「グラミー賞」授賞式にて、B.B.キングとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月25日:米カリフォルニア州カルヴァーシティにて行なわれたブルースの祭典に出演、ジョン・リー・フッカーと共演
・1999年3月15日:米ニューヨークにて行なわれた「ロックの殿堂」セレモニーにて、カーティス・メイフィールドの殿堂入りを祝してディアンジェロと共演演奏
・1999年5月20日:ロンドンにて行なわれた「ザ・フランク・スキナー・ショー」に出演、珍しく「Rock Island Line」でベースをプレイする
・1999年6月12日:米カリフォルニア州ウェスト・ハリウッドで行なわれた「ジョルジオ・アルマーニ・ガラ」にて、ジミーヴォーンバンドに加わり演奏
・1999年6月30日:ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて、自身主催の「クロスロード・ベネフィット・コンサート」を開催
・1999年9月14日:ニューヨークのセントラル・パークにて開催された、シェリル・クロウの「セントラル・パーク・コンサート」に出演
・1999年10月23日:ワシントンのホワイトハウスにて開催された「The Concert Of The Century」に出演、レニー・クラヴィッツと共演する
・1999年11月2日:米カリフォルニア州ユニヴァーサル・シティで行なわれた「the Phoenix House and M.A.P Allegro Awards Gala」に出演、ジミー・ヴォーン、ボニー・レイット、ドクター・ジョンらとブルースジャムを演奏する
・1999年11月4日:米ロサンゼルスのスタジオにて、来るジャパン・ツアーのリハーサルを行なう
・1999年11月9日〜30日:ジャパン・ツアー
・1999年12月31日:英サリー州ウォーキングにて、自身主催の「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」を開催 ←★ココ★
ご覧のとおり、1998年はアルバムを全世界で同時リリースし、自身の53歳のバースデイからツアーをスタートさせ、年末までの長期に亘り実施しました。翌年には前年に回り切れなかった日本を想定しつつも、スポット的なイベントに数多く出演したという、多忙な二年間でした。2年がかりで実施したことから、「ピルグリム・ツアー」は非常に気合の入ったツアーだったことがお判りいただけるでしょう。
それらすべての日程を成功裏に消化し、一息ついての一年の総仕上げとして臨んだのが、この「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」だったというわけです。この時のメンバーでの注目点は、この年のツアー時とは異なり、ベースが地元のセッションベーシスト、デイヴ・ブロンズだったこと(ツアーではネイザン・イーストでした)、逆にドラマーがいつもはこのイベントを務めていたイギリス人ドラマー、ヘンリー・スピネッティではなく、ツアーの流れでスティーヴ・ガッドだったことです。そしてキーボードも、このイベントには欠かさず参加していたクリス・スティントンではなく、共同プロデューサーでもあるサイモン・クライミーでした。
そして何よりも、このイベントの発端となったクラプトンの盟友かつキーマン、ゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム)が参加しなかったというのが、珍しい年でした。ブルッカー が参加していれば、もっとスタンダードナンバーやトラッドソング、そして彼のヒット曲Whiter Shade Of Pale(青い影)が演奏されたと思われますが、この変則メンバーはこれはこれで非常に貴重で、それだけでもこのパフォーマンスは聴きものです。(ブルッカー参加のステージは、他年の「Woking」タイトルでお楽しみいただけます)
ショーの構成は、例年どおり二部に分かれており、それぞれセットリストがまったく異なっていることが魅力のイベントでした。大晦日の夜遅くに第一部、新年明けてすぐに第二部が行われ、それぞれでクラプトンのヒット曲、オールドブルース、ソウルナンバー、ロックンロールなどバラエティに富んだナンバーが演奏され、オーディエンスを楽しませました。第一部ではクラプトンが、前週(12月26日)に亡くなったミュージシャン、カーティス・メイフィールドにこのコンサートを捧げるとコメントしています。クラプトンにインスピレーションを与え続けてくれた、尊敬する人だったと言っています。
第一部は前半にブルース、後半にクラプトンの代表曲が演奏されていますが、If Paradise (Was Half As Nice)ではアンディ・フェアウェザー・ロウがフィーチャーされています。また、Lay Down Sallyのソロでもアンディはフィーチャーされています。ラストナンバーSunshine Of Your Loveの中間のソロでは、クラプトンはBlue Moonのサビパートを丸々弾き切っています。
第二部で面白いのは、プレコンサートミュージックとしてビートルズのTwist And Shoutが流れているのですが、既に会場はこの曲を合唱して大盛り上がりの中、バンドが登場します。年が明けたということで、イギリスの伝統に則り、Auld Lang Syne(蛍の光)と Serenity Prayerが会場の全員で合唱されています。後者は1941年以降、クラプトンが加入しているAAで唱えられてきたお祈りです。
第二部では第一部よりも多い曲目で、ブルースがメインに演奏されましたが、中でもStormy Mondayは「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」でもセットインしていなかったナンバーとして貴重です。またGin Houseでは、この年のツアー同様、アンディ・フェアウェザー・ロウがフィーチャーされています(中間では、スリリングにスライドで始めたクラプトンが、途中からは速弾き連発の凄いソロを披露します!是非聴いてください)。Knockin’ On Heaven’s Doorの中間のソロでもアンディはフィーチャーされています。
Little Queenieはこのイベントの定番曲ですが、例年ならゲイリー・ブルッカーが歌うのですが、この年はクラプトンがボーカルをとっています。これが74年以来となるもので、非常にレアです。中間のソロも素晴らしいもので、十分クラプトンの持ち歌になっています。演奏曲が第一部よりも多いことを見ても、第二部は特に気合が入っていたようですが、プレイの内容も然りで、Five Long Yearsで聴かれるクラプトンの凄まじいプレイは、「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」に匹敵するほどの熱演です。そしてエレクトリックで演奏されたLaylaも、このメンバー、このイベントでは非常に貴重なものです。珍しいのは、ファーストコーラスのサビをクラプトン自身が歌っていることです(いつもはネイザンと女性コーラスが歌ってくれるので、クラプトンは歌わないのです)。しかしセカンドコーラスからは、サイモン・クライミーだけが細々とコーラスをつけています(これが頼りなくて面白いです。健気と言うべきでしょうか)。こんなLaylaが聴けるのも、このイベントならではと言えるでしょうか。
この趣旨だからと言って、和気藹々のファミリーコンサートなどとは一線を画す真剣なステージ。こんな機会でもクラプトンの凄さが分かる素晴らしい音源です。
【重鎮テーパーのマスターならではの高音質】
これまで数々のクラプトンのレア音源のマスターを提供してくれている重鎮テーパーですが、本作のマスターはその中でも史上初公開となる超貴重音源と断言できます。しかも高音質。録音に使用したのが上級機材と高性能マイクだったことに加え、田舎の公民館レベルの狭いハコに響き渡るサウンドを好ポジションで捕らえたのが良かったのでしょう。何せ地元のイギリスでのコンサートとなれば、重鎮テーパーの意地もあったでしょうから。日本人の我々が観に行くことが叶わなかったコンサートをこれほどのリアリティで届けてくれた重鎮テーパーに感謝です。
当店が独自入手した初登場の極上マスターからの限定プレス盤となりますので、数量に限りがございます。どうぞお早めのオーダーをお願い致します。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc:1 (42:58)
1. Intro.
2. Knock On Wood
3. Reconsider Baby
4. Tore Down
5. Have You Ever Loved A Woman
6. If Paradise (Was Half As Nice)
7. Lay Down Sally
8. Wonderful Tonight
9. Sunshine Of Your Love
★中間のソロでは、クラプトンはBlue Moonのサビパートを丸々弾き切っています。
Disc:2 (74:15)
1. Intro. / Auld Lang Syne
2. Serenity Prayer
3. In The Midnight Hour
4. Hoochie Coochie Man
5. Before You Accuse Me
6. Knockin’ On Heaven’s Door
7. Stormy Monday
8. Cocaine
9. Gin House
10. Little Queenie
★なんとクラプトンがボーカルをとっています。これが74年以来となるもので、非常にレアです。中間のソロも素晴らしいもので、十分クラプトンの持ち歌になっています。
11. Five Long Years
★クラプトンの凄まじいプレイは、「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」に匹敵するほどの熱演です。
12. Layla
★エレクトリックVer. そしてファーストコーラスのサビをクラプトン自身が歌っている激レア・テイク。セカンドコーラスからは、サイモン・クライミーだけが細々とコーラスをつけています。こんなLaylaが聴けるのも、このイベントならではと言えるでしょうか。
13. Every Day I Have The Blues
Eric Clapton - guitar / vocals
Andy Fairweather Low - guitar / vocals
Dave Bronze - bass
Steve Gadd - drums
Simon Climie - Piano
★ゲイリー・ブルッカーが不在
このイベントの発端となったクラプトンの盟友かつキーマン、ゲイリー・ブルッカー(プロコル・ハルム)が参加しなかったというのが、珍しい年でした。ブルッカー が参加していれば、もっとスタンダードナンバーやトラッドソング、そして彼のヒット曲Whiter Shade Of Pale(青い影)が演奏されたと思われますが、この変則メンバーはこれはこれで非常に貴重で、それだけでもこのパフォーマンスは聴きものです。