GENESIS - QUEBEC 1977 SOUNDBOARD(2CDR) [Amity 825]

GENESIS - QUEBEC 1977 SOUNDBOARD(2CDR) [Amity 825]

販売価格: 2,500(税込)

商品詳細

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Colisee de Quebec, Quebec City, Canada 3rd March 1977 STEREO SBD

★完全初登場SBD

 質/量ともに凄まじい新発掘の猛ラッシュで歴史的な異常事態となっているGENESISのサウンドボード・コレクション。その“WIND & WUTHERING Tour”篇となる新名盤が登場です。
 そんな本作に刻まれているのは「1977年3月3日ケベック・シティ公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。『SECONDS OUT』制作の影響もあったのか、1977年はGENESIS史でも希に見るサウンドボードの大漁時代。当店でも可能な限りの名作でアーカイヴしてきましたので、そのコレクションも交えながら当時の活動概要から本作のポジションに迫ってみましょう。

・1月1日ー23日:英国(20公演) ←※SOUTHAMPTON 1977
・2月2日ー5月1日:北米(44公演)←★ココ★
・5月10日ー22日:南米(12公演)←※THE BRAZILIAN '77
《5月20日『SPOT THE PIGEON』発売》
・6月2日ー7月3日:欧州(20公演)←※DEFINITIVE ZURICH 1977
《10月8日スティーヴ・ハケット脱退/14日『SECONDS OUT』発売》

 これが1977年のGENESIS。公式『SECONDS OUT』の源泉となったのは「英国」レッグのレスター公演や「欧州」レッグのパリ公演なのですが、実はサウンドボードが多いのは合間の「北米」レッグでした。さらに日程をフォーカスし、当店コレクションを一望してみましょう。

●「北米」レッグの詳細
・2月2日ー5日(3公演)
*2月6日『ST. LOUIS WINDS』
・2月8日ー15日(6公演)
*2月16日『CHICAGO 1977 2ND NIGHT FM』
・2月17日ー3月2日(11公演)
*3月3日:ケベック公演 ←★本作★
・3月5日ー17日(10公演)
*3月19日『DALLAS 1977』
・3月21日+24日(2公演)
*3月25日『SAN FRANCISCO 1977 1ST NIGHT』
・3月26日ー5月1日(7公演)
※注:「*」印は当店のサウンドボード・コレクション。

……と、このようになっています。プレス名盤『DALLAS 1977(Virtuoso 480/481)』や『SAN FRANCISCO 1977 1ST NIGHT(Virtuoso 476/477)』など、錚々たる名作がズラリと並ぶ一大豊作レッグでした。
 そんな中に割って入ってきた本作は、これまた極上級の銘品。今回の発掘ラッシュを1本でも体験された方ならクオリティの高さにド肝を抜かれていると思いますが、本作はその中にあっても格別。そのポイントは美しさ。新発掘シリーズはいずれもミックス卓直結系なのですが、本作のサウンドは「ムキ出し」と言うより艶やかで均整の美が宿っている。演奏の無加工感はさすが流出系ではあるものの、ほんのりとしたエコーが演奏音に絶妙な艶を与え、シンフォニック・ロックらしい降り注ぎ感もあるのです。
 その要因は、恐らくマトリクス。このショウは以前からオーディエンス録音が知られており、本作はその大元マスター起こしを融合させているのです。この処理は当店ではなく、音源を公開した人物が施したもの。実のところ、今回の新発掘サウンドボード・シリーズは録音漏れパートをオーディエンス録音で繋いでいるものが多いのですが、本作はそれとも異なる。全編に渡るマトリクスらしく、ツギハギ感のない自然な聴き応えが素晴らしく、瑞々しさが途切れない。曲間の喝采もリアルで、サウンドボード的な鮮やかさとオーディエンス由来の美しさを理想的に両立しているのです。
 そんな美のサウンドボードで描かれるのは、スティーヴ・ハケット時代の到達点ともなる“WIND & WUTHERING Tour”のフルショウ。お馴染みではありますが、『SECONDS OUT』とも異なるセットも再掲しておきましょう。

●トリック・オブ・ザ・テイル
・Squonk/Robbery, Assault & Battery(★)/Dance On A Volcano/Los Endos
●静寂の嵐
・One For The Vine(*)/Your Own Special Way(*)/...In That Quiet Earth(*)/Afterglow/Eleventh Earl Of Mar(*)
●ガブリエル時代クラシックス
・怪奇骨董音楽箱:The Musical Box (Closing Section)
・フォックストロット:Supper's Ready
・月影の騎士:Firth Of Fifth/I Know What I Like (In Your Wardrobe)
・眩惑のブロードウェイ:The Carpet Crawlers/The Lamb Lies Down On Broadway
※注:「*」印は『SECONDS OUT』で聴けない曲。「★」印はこのトリオ移行後に演奏していない限定曲。

 それにしても美しい。芯の力強さも、ディテールの細やかさも、鮮烈なアンサンブルも明らかに極上サウンドボードなのに、それだけでは成し得ないシンフォニックな鳴りが心をトロけさせる。純粋なサウンドボードやオーディエンス録音とも異なり、FM放送や公式作とも違うマトリクス世界。今回の新発掘シリーズでも、ひときわ個性的なサウンドが楽しめる1本です。どうぞ、胸いっぱいにご堪能ください。

★「1977年3月3日ケベック・シティ公演」のステレオ・サウンドボード録音。新発掘サウンドボード・シリーズの“WIND & WUTHERING Tour”で、ミックス卓直結系の無加工感と同日オーディエンスをマトリクスされた美しさが両立。シンフォニック・ロックらしい降り注ぎ感まで宿った、ひときわ個性的なサウンドが楽しめる新名盤です。

Disc:1 (68:54)
1. Squonk
2. One For The Vine
3. Robbery, Assault and Battery
4. Your Own Special Way
5. Firth of Fifth
6. Carpet Crawlers
7. ...In That Quiet Earth
8. Afterglow
9. I Know What I Like (In Your Wardrobe)

Disc:2 (58:54)
1. MC
2. Eleventh Earl of Mar
3. Story Of Romeo and Juliet
4. Supper's Ready
5. Dance On A Volcano
6. Los Endos
7. The Lamb Lies Down On Broadway
8. The Musical Box (Closing Section)

Phil Collins - Lead Vocals, Drums, Percussions
Steve Hackett - Guitars, Bass Pedal
Mike Rutherford - Bass, Guitars, Bass Pedal, Backing Vocals
Tony Banks - Keyboards, Backing Vocals
Chester Thompson - Drums, Percussion

STEREO SOUNDBOARD RECORDING