DEEP PURPLE - HELSINKI 1972(2CDR) [Shades 2455]

DEEP PURPLE - HELSINKI 1972(2CDR) [Shades 2455]

販売価格: 2,500(税込)

商品詳細

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Messuhalli, Helsinki, Finland 26th February 1972 AMAZING SOUND

 名曲「Highway Star」を書き上げていたにも関わらず、なぜか封印していた謎のショウ。その激レアなフルセットを体験できる新マスターが発掘です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1972年2月26日ヘルシンキ公演」。その伝説オーディエンス録音です。本作最大のポイントは激レアなショウ内容にあるのですが、そのレア度を実感するにはやや基礎知識が必要でもある。そのためにも、まずは当時の活動概要から本作のポジションに迫ってみましょう。

●1972年
・1月5日:ハンブルク公演
・1月13日ー31日:北米#1(16公演)←※KING OF SCREAM
・2月5日ー3月12日:欧州#1(17公演)←★ココ★
・3月17日ー31日:北米#2(11公演)
《3月30日『マシンヘッド』発売/31日リッチーが肝炎で倒れる》
・4月6日『QUEBEC 1972 feat. RANDY CALIFORNIA』
《活動再開》
・5月25日ー6月6日:北米#3(9公演)
・6月27日ー7月1日:欧州#2(3公演)←※RAINBOW 1972
・7月6日ー19日:北米#4(11公演)←※MADE IN FLORIDA
《7月『紫の肖像』制作開始》
・8月15日ー17日:初来日(3公演)←※LIVE IN JAPAN他
・8月22日ー9月3日:北米#5(10公演)
《イアン・ギランが脱退の意志を表明》
・9月13日ー10月16日:欧州#3(19公演)←※BRISTOL 1972
・11月6日ー12月16日:北米#6(25公演)

 これが1972年のDEEP PURPLE。過密なスケジュールの合間に歴史的な出来事が大量に起きた1年でした。本作のヘルシンキ公演は、その中でも初期にあたる「欧州#1」の一幕でした。映像『MACHINE HEAD LIVE』やBBCの『IN CONCERT』など、公式記録も多い時期。さらに日程をフォーカスしてみましょう。

●「欧州#1」の詳細
・2月5日ー13日(7公演)
*2月19日『DAGENHAM ROUNDHOUSE 1972』
*2月20日『WOLVERHAMPTON 1972』
・2月22日ー29日(3公演)
*2月26日:ヘルシンキ公演 ←★本作★
・2月22日ー29日(3公演)
*3月1日:コペンハーゲン公演 ←※公式MACHINE HEAD LIVE
・3月3日+4日(2公演)
*3月9日;ロンドン公演 ←※公式IN CONCERT
・3月12日:クロイドン公演

……と、このようになっています。本作のヘルシンキ公演は、公式『MACHINE HEAD LIVE』のわずか4日前という直近のステージでした。
 そんなヘルシンキ公演は、何が激レアなのか? それは「Speed King」でスタートする事。そんなの珍しくもないと思われるかも知れませんが、実はこの時期のオープニングには、すでに「Highway Star」が定番。公式『MACHINE HEAD LIVE』はもちろんのこと、本作より前にあたる『DAGENHAM ROUNDHOUSE 1972』『WOLVERHAMPTON 1972』でも「Highway Star」がポール・ポジションでした。ところが、このヘルシンキ公演は理由不明ながら「Speed King」がオープニングだったのです。そして、このショウ以降は「Highway Starオープニング」が固定していくという事は、本作は「Speed Kingオープニング」が聴ける最後のショウでもあるわけです。
 そして、実のところ「Highway StarがあるのにSpeed Kingからスタート」なショウはもう1公演確認されている。それは”1972年1月28日サンバーナーディーノ公演”の『KING OF SCREAM(Darker Than Blue 043)』なのですが、これは不完全録音。「Space Truckin'」で終わっており、アンコールは不明でした。それに対し、本作はアンコール「Fireball」「Lucille」まで完全収録している。激レアなセットを頭から終わりまでフル体験できる唯一無二の記録なのです。
 そんな貴重録音ですが、本作はその最高峰盤でもある。実は、最近になって世界的に著名なコレクター“Lucifer Burns”氏が改めてトランスファー/公開したもの。そのサウンドは、紛れもなく過去最高。やや距離のあるヴィンテージ・オーディエンスであることは変わらないのですが、その空気感が瑞々しく、経年劣化もダビング痕も見当たらない。決してサウンドボードと間違えるようなタイプではないものの、匂い立つ「1972年」の薫りまでスピーカーから吹き出す超リアル・サウンドなのです。

 シンプルに音楽作品として聴く方なら「端正でリアルなヴィンテージ・オーディエンス」と感じるでしょうし、パープルのライヴ史にはまった研究家ならド肝を抜かれる衝撃の記録。聴く側の立ち位置によって味わいが変わるマニアックな銘品です。著名コレクターが発掘/トランスファーした2025年生まれの最高峰更新盤。どうぞ、じっくりと向き合ってください。

★「1972年2月26日ヘルシンキ公演」の伝説オーディエンス録音。すでに「Highway Star」が書かれているのに「Speed King」がオープニングを飾る最後の録音で、アンコール「Fireball」「Lucille」まで完全収録。“Lucifer Burns”氏による最新トランスファー・サウンドで、激レア・セットをフル体験できます。

Disc:1 (50:57)
1. Intro & Tune Up
2. Speed King★
3. Strange Kind Of Woman
4. Child In Time
5. The Mule Incl. Drum Solo

Disc:2 (43:36)
1. MC
2. Lazy
3. Space Truckin'
4. Fireball
5. Lucille

Ian Gillan - Vocal
Ritchie Blackmore - Guitar
Roger Glover - Bass
Jon Lord - Keyboards 
Ian Paice - Drums