THE WHO - SAN DIEGO 1982: MARCO MOIR MASTER(2CDR) [Uxbridge 2638]

THE WHO - SAN DIEGO 1982: MARCO MOIR MASTER(2CDR) [Uxbridge 2638]

販売価格: 2,500(税込)

商品詳細

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Jack Murphy Stadium, San Diego, CA, USA 27th October 1982 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 今となっては「最初のフェアウェル」という但し書きが付くザ・フー1982年のフェアウェル・ツアー。この時期はマニアならご存じのように公式ライブアルバム『WHO’S LAST』用のマルチトラック収録が複数公演で行われており、しかもそれらのいくつかが流出していました。
 その中から生み出されていたのが『PORTLAND 1982』や『OAKLAND 1982 2ND NIGHT』といった懐かしのタイトルでして、これらのリリースのおかげで音源に恵まれている時期でもある。

 この時期のザ・フーはアメリカで文字通り人気の絶頂にあり、そうした中での解散発表からのフェアウェル・ツアーは文字通り大盛況で会場はスタジアムクラスばかりというものでした。

 そうした中、先に挙げたタイトルによってサウンドボードに恵まれている時期ではある反面、例えばオークランドのようにマルチトラックが録音しそびれてしまったパートがあるかと思えば、ポートランドのように録音してはみたものの、ロジャーの調子が悪くてライブアルバムには一切採用されない日というのもあった。

 しかし今回新たに発掘されたサンディエゴのオーディエンス録音はライブが完全収録されている上に、何と言ってもロジャーの調子がいい。おかげで『WHO’S LAST』にも「Substitute」が採用されるという栄誉を授かったのですが、残念ながらこの日のマルチトラックは未流出。

 ところが、この名演の全貌を良好なステレオ・オーディエンス録音にて全貌を明らかにしてくれたのは我らがマルコ・モア。彼はフーのフェアウェル・ツアーもしっかり録音してくれていたのでした。

 この日の彼の録音はアナログテイストに溢れた質感が素晴らしく、それでいて音像も十分に近い。当時の人気の白熱ぶりを物語るように、サンディエゴでの盛り上がりは凄まじいものがあるのですが、ザ・フーの演奏を塞いでしまうような煩わしさは(まったく!)なく、先に挙げた流出マルチからは伝わらない当時の凄い盛り上がりを絶妙なバランスで捉えてくれている。

 それに1979年からキース・ムーンの代わりにドラマーを務めていたケニー・ジョーンズのプレイもこの頃になると自信に満ち溢れており、それこそ「Pinball Wizard」や「Summertime Blues」ではキースとは違う軽快な叩きっぷりが十分に魅力的。マルチだと音がクリアーすぎるきらいがありますが、マルコの録音だと勢いがさらにマシマシに記録されているのもいい。

 それにマルチ収録の『OAKLAND 1982 2ND NIGHT』から次のショーということもあり、とにかく演奏全体が勢いに溢れていて、その絶好調ぶりにスタジアムの観客も圧倒されているという感じ。そんな見事なモアによる絶品オーディエンスでしたが、残念なことにネット公開時にはピッチがかなり高かった。今回のリリースに際してこの問題をきっちりアジャストした上、左右バランス&音圧調整まで行った結果、いよいよ聞きやすく仕上がりに。これはまさしく82年フェアウェル・ツアーからの名演!


Disc:1 (61:18)
1. Substitute
2. I Can't Explain
3. Dangerous
4. Sister Disco
5. The Quiet One
6. It's Hard
7. Eminence Front
8. Behind Blue Eyes
9. Baba O'Riley
10. Tattoo
11. Drowned
12. Cry If You Want

Disc:2 (49:52)
1. Who Are You
2. Pinball Wizard
3. See Me, Feel Me
4. 5:15
5. Love, Reign O'er Me
6. Long Live Rock
7. Won't Get Fooled Again
8. Summertime Blues
9. Twist and Shout

Roger Daltrey - Vocals, Harmonica, Guitar
Pete Townshend - Guitar, Vocals
John Entwistle - Bass, Vocals
Kenney Jones - Drums
Tim Gorman - Keyboards, Vocals