ERIC CLAPTON - UNRELEASED SOUNDBOARD RECORDINGS 1974 - 1975(2CD) [Beano-326]

ERIC CLAPTON - UNRELEASED SOUNDBOARD RECORDINGS 1974 - 1975(2CD) [Beano-326]

販売価格: 3,800(税込)

商品詳細

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【74〜75年全米ツアーの不完全収録サウンドボードマスターを集約!】

 今週はエリック・クラプトンではお馴染みのイギリス在住の重鎮テーパーから提供されたサウンドボードマスターをリリースします!1974年と1975年の全米ツアーから、これまでPAアウトで数曲だけしかレコーディングされていなかったサウンドボード音源を2枚のディスクに集約したものです。各公演とも完全収録からはほど遠かったために単独公演としてリリースできなかった音源ですが、良好なサウンドボード録音だけに、リリースしないのはもったいないクオリティだったものです。モノラル録音が多く、訳ありのPAアウトソースだけに細かなトラブル箇所は含んでいますが、この内容をご覧になれば、それでも聴く価値は大いにあると思われることでしょう。

 74年の音源は、何とザ・フーのピート・タウンゼントとキース・ムーンが飛入りしていると言われていたものです。これだけでもロックファンは聴きものですが、75年の音源には、当時オープニング・アクトを務めたカルロス・サンタナが飛入りしたレア曲が含まれています。どのような飛入りゲストとの共演具合になっているのか、興味津々というところです。但し74年の2公演、75年の2公演という複数公演からの収録のため、サウンドボードとは言え音質には多少のバラツキがあります。しかしすべて良好なレベルで、決して悪い音質のテイクはありませんので、ご安心ください。3年間の隠遁期から奇跡のカムバックを果たした時期のクラプトンが、いかにツアーを楽しんでいたかが窺い知れる一作です。

【聴きどころ満載のコンピレーション!】

 ではまずここで、これらの公演がこの年のクラプトンの活動上どのような位置付けになっていたのか、74年と75年のツアースケジュールをおさらいしてみましょう。

・1974年6月19日、20日:全米カムバックツアーのため、北欧にてウォームアップ・ギグ
・1974年6月28日〜8月4日:全米ツアー ←★ココ★
≪1974年8月5日:アルバム「461 OCEAN BOULEVARD」リリース≫ 
・1974年8月〜9月:アルバム「THERE'S ONE IN EVERY CROWD」をマイアミにてレコーディング
・1974年9月28日〜10月6日:第2回全米ツアー 
・1974年10月31日〜11月6日:初のジャパン・ツアー
・1974年11月27日〜12月5日:ヨーロッパ・ツアー
≪1975年4月1日:アルバム「THERE'S ONE IN EVERY CROWD」リリース≫
・1975年4月7日〜28日:オセアニア・ツアー 
・1975年6月14日〜8月30日:全米ツアー ←★ココ★
・1975年9月 オフ
・1975年10月〜11月:二度目のジャパン・ツアー

 ツアーに明け暮れた2年だったことがお判りいただけると思いますが、その中にあってもこの全米ツアーはそれぞれの年で1ヶ月〜2ヶ月半の長期に亘るメインイベントでした。本来はリリースしたばかりの新作アルバムをプロモートする意味合いがあったわけですが、蓋を開けてみれば、カムバックしたクラプトンがやりたい曲を自由に演奏するというセットリストになっていました。

 まずは74年全米ツアーの最終日となった8月4日のフロリダ州パームビーチ公演の音源です。クラプトンバンドだけで演奏されたマディ・ウォータースのカバーSail On(正しい曲名はHoney Bee) には0:24時点でテープチェンジのような箇所がありますが、目立ちません。しかもこの曲は長期全米ツアーではこの日しかプレイされなかった激レアナンバーでした。たった一度の演奏を聴けるのが貴重です。セカンドギタリストのジョージ・テリー作の Mainline Floridaも0:08時点には何かの接触音があります(これらもPAアウトならではです)が、このツアーではあまりプレイされなかったレアなナンバーですので、聴きものです。

 またこの日は前述したように、ザ・フーのピート・タウンゼントとキース・ムーンが飛入りしたと言われているものです(クラプトンのツアー・アーカイヴを記録しているファンサイト「Where’s Eric!」にもそう記載されています)。 二人はちょうど公開間際の映画「TOMMY」のプロモーションのため渡米していたタイミングで、クラプトンのコンサートがあるのを知って駆けつけたようです。彼らはこの前公演に当たるノースカロライナ州グリーンズボロ公演にも飛入りしていました。そのままクラプトンに帯同してきたというくらい、旧友のカムバックを祝福したかったのでしょう。さらにこの日はジョー・ウォルシュ(ジェームズ・ギャング〜現イーグルス)までもが同じナンバーで飛入りしているとのことです。その共演部分を聴くことができます。ソングリストをご覧いただくと驚かれるように、ザ・フーのレパートリーである Can't Explainを演奏している(させている?)のが激レアです。

 これには伏線があり、クラプトンバンドに加入していたイヴォンヌ・エリマンが前年73年にリリースしたソロアルバム「FOOD OF LOVE」にこの曲を収録し、そこではピート・タウンゼントがギターで参加していたのでした(このスタジオバージョンもピートの個性が溢れる素晴らしい出来です)。ところが本作を聴く限り、エリマンと共にキース・ムーンのがなり立てるようなボーカルを聴くことができるのですが、ピートとウォルシュのギターの音は聞こえません。この直前のクラプトンによるメンバー紹介でもキース・ムーンしか紹介されていないので、実際にはキース・ムーンしか飛入りしていなかったのではないかと思われます。さらに続くBadgeでも三人のゲストが引き続きステージに居たような記録になっていますが、この曲でも彼らが演奏に加わった痕跡は確認できません。事実は不明ですが、本作の音を聴く限りではキース・ムーンの飛入りだけだった可能性があります。ピートのようなリズムギターを刻んでいるのはクラプトンのようで、曲の展開が分からないクラプトンが行き詰って演奏がストップする、という様子が捉えられています。

 74年ツアーではアコースティックギターでプレイされることが常だったSmileがエレクトリックバージョンでプレイされているのが非常にレアで、曲前にクラプトンが「ギターソロは一切ない曲だけど聴いてくれ。」とアナウンスしているのですが、実際には少しエレクトリックでソロを挿んでいるのが面白いところです。しかしここでのメンバー紹介を聞くと明らかなように、クラプトンはかなり酒に酔っており、ドラムのジェイミー・オールデイカーを「世界一のベーシスト」と紹介したり、飛入りのキース・ムーンを「キース・‘ハーフ’・ムーン(「満月」が「半月」になっています)」と言ったり、かなりのおふざけモードです。Badgeのブリッジ前の最後の歌詞部分「now he's married to Mabel」でも、「 Mabel?!...Fxckin’ Mabel!...Why Mabel?!(メイベル?!クソメイベルめ!何だ、メイベルって?!)」と大声で叫びまくっています。実は、麻薬中毒だった3年間からいきなりカムバックしての過酷なツアーを乗り切るため、クラプトンは酒に溺れて現実の緊張感とプレッシャーを忘れるという作戦を敢行していたのでした。その影響がこのメンバー紹介やBadgeにも現れていたわけですが、ここでのギタープレイを聴く限り、酒の影響はまったく感じられません。演奏していないところではただの酔っ払いでしかない醜態を晒していますが、ギタープレイとなると別人のように乱れないのは、ある意味クラプトンの偉大さを物語るものかもしれません(笑)。

 75年の全米ツアーは2ヶ月半に及び、6月、7月、8月からそれぞれ音源が収録されています。6月からは18日のメンフィス公演の2曲。特に、カットインではありますが75年の Let It Growは珍しいテイクです。ここでも珍しいエレクトリックバージョンでプレイされています。イヴォンヌ・エリマンをフィーチャーした Can’t Find My Way Homeには3:36時点で音揺れがあります。7月からは11日のセントルイス公演からの2曲。Tell The Truthはドラムソロを含む14分の熱演となっています。ドラムソロ中にはエリマンがポリスホイッスル、クラプトンがダックコールを吹いているお遊びの瞬間も捉えられています。当時、ザ・フーの映画「TOMMY」に伝道師役で出演し歌った Eyesight To The Blind(ブルースマン、ソニー・ボーイ・ウィリアムスンのカバー)は、クラプトンのお気に入りだったようで、この年のツアーではアンコールでほぼ毎晩演奏されました。そしてほぼ皆勤賞でカルロス・サンタナが飛入りし、彼特有の、舞い上がっていくような情熱的なギタープレイを聴かせていたのです。本テイクにもそれは捉えられており、クラプトンのソロ〜サンタナ〜セカンドギタリストのジョージ・テリー〜ドラム&パーカッションソロを挿んで最後は三者のソロが入り乱れるという構成が明確に聞き分けられる、19分間の大熱演となっています。このパーカッションは、サンタナバンドのアルフォンソ・ムーゾンと思われ、彼も飛入りしていたことが分かります。

 8月からは16日のサン・ディエゴ公演から4曲。クリームの名演で知られるCrossroadsはオーディエンスも大盛り上がりですが、ここでのアレンジはスローブルースバージョンになっているというレアテイクです(同年10月24日の京都公演でのテイクを想起させますね)。ここでのクラプトンのプレイは緩急織り交ぜた、素晴らしくスリリングなもので、一聴の価値ありです。この日のアンコールにもサンタナは飛入りしていますが、何とここでは珍しく Little Wingで共演しています。こんなドラマティックなナンバーでのサンタナのプレイも聴きどころです。そしてやはりEyesight To The Blindもやってます。曲のテーマは決まっているとは言え、もちろんすべてアドリブでのプレイですので、セントルイス公演とはまた違った趣きのパフォーマンスが楽しめます。単独公演でのリリースができなかった良好な音質のPAアウト音源を集約した本作。当時のツアーの楽しさが伝わってくる内容です。是非ご鑑賞ください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc:1 (73:09)
Palm Beach International Raceway, Palm Beach County, FL, USA 4th August 1974

1. Sail On
2. Mainline Florida
3. band introduction
4. Can't Explain (with Pete Townshend, Keith Moon, Joe Walsh)
5. Badge (with Pete Townshend, Keith Moon, Joe Walsh) 
6. Smile

Eric Clapton - Guitar / Vocals
George Terry - Guitar
Dicks Sims - Keyboards
Carl Radle - Bass
Jamie Oldaker - Drums
Yvonne Elliman - Backing Vocals

Henry W. Kiel Auditorium, St. Louis, MO, USA 11th July 1975

7. Tell The Truth
8. Eyesight To Th e Blind (with Carlos Santana)

Eric Clapton - Guitar / Vocals
George Terry - Guitar
Dicks Sims - Keyboards
Carl Radle - Bass
Jamie Oldaker - Drums
Yvonne Elliman - Backing Vocals
Marcy Levy - Backing Vocals

Disc:2 (59:44)
Mid-South Coliseum, Memphis, TN, USA 18th June 1975

1. Let It Grow
2. Can't Find My Way Home

San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA 16th August 1975

3. Crossroads (Slow Blues Version)
4. Tell The Truth
5. Little Wing (with Carlos Santana)
6. Eyesight To The Blind (with Carlos Santana)

Eric Clapton - Guitar / Vocals
George Terry - Guitar
Dicks Sims - Keyboards
Carl Radle - Bass
Jamie Oldaker - Drums
Yvonne Elliman - Backing Vocals
Marcy Levy - Backing Vocals

SOUNDBOARD RECORDING