ERIC CLAPTON - MIAMI 1995 1ST NIGHT DAT MASTER(2CD) [Beano-328]

ERIC CLAPTON - MIAMI 1995 1ST NIGHT DAT MASTER(2CD) [Beano-328]

販売価格: 3,800(税込)

商品詳細

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Miami Arena, Miami, FL, USA 5th September 1995 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

【クラプトンが真髄を見せた「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」の初登場音源!】 

 63年にも及ぶキャリアを持つエリック・クラプトンが、ギタリストとしてライブステージで神懸かり的に歌い弾き捲った時代と言えばいつでしょう?ファンそれぞれに意見は分かれるところでしょうが、どなたもが納得されるのは、デレク&ザ・ドミノス時代、そしてセットリストにブルースしか組まなかった「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」ではないでしょうか。後者はまさにクラプトンが「ブルース・ミュージシャン」としての真骨頂を見せた、彼の集大成ステージであったと言えます。このツアーは1994年〜1995年にかけて世界的に実施され、最後の公演地には日本が選ばれました。

 今回、当店がリリースしますマスターは、本ツアーのピークを捉えたと言っても過言ではない、1995年全米ツアー9月5日のマイアミ公演の極上ステレオ・オーディエンスソースです。この音源は、海外のマニア間では流通していたようですが、日本においてきちんとした形でリリースされたことはありませんでした。ところが今回、近年驚きの未公開マスターを提供してくれている海外テーパーより、またしても驚愕の初登場マスターが提供されたのです!

 音質は文句なしのクリアなステレオ・オーディエンス録音で、完全収録されています。会場の鳴りを捉えていないことから、恐らくアリーナ席前方中央の好ポジションで録音されたものと推測されます。サウンドバランスも良く、序盤のアコースティックセットから後半のブラスセクションも加わった分厚いエレクトリックセットまで、際立った迫力ある音質でバンドサウンドを捉えています。録音時のトラブルも皆無です。

 このツアーでは、連日、クラプトンが最もリラックスできると証言していたブルースで弾き捲っていましたので、音質、プレイクオリティともにハイレベルな音源は多いのですが、国内において未発表だったこのマスターをさらに当店がリマスターし、グレードアップしてプレス盤でお届けする本作の登場により、音、プレイ両面でのハイレベルな内容から、一気に本ツアーのオーディエンスタイトル名盤ランキングの上位にランクインすることは間違いないでしょう。

 94年と比べ、セットリストからはGroaning The Bluesが落ちた代わりにEvery Day I Have The Bluesが新たにセットインしていましたし(しかも弾き捲り)、ドラムがアンディ・ニューマークからスティーヴ・ガッドに替わっていましたので、この年ならではの楽しみがあります。

 94年〜95年に実施された「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」は、クラプトンのキャリアにおいて神懸かり的に歌い、弾き捲ったツアーと評されるものでした。2年がかりで行なわれたこのツアーの全公演では一切の手抜きなし、全公演で弾き捲り、歌い捲り。余裕を持ち、リラックスしながらもブルースに体当たりのチャレンジをしたようなステージでした。彼にとって「ブルース」というものに対する答えを自ら出したとも言える「決意」を示したツアーであったと位置づけられます。

【クラプトンがブルースに回帰した訳】

 なぜ94年というタイミングでクラプトンはブルースに回帰したのか?ということを推察したいと思います。それには彼の悲しい人生を辿らざるを得ません。91年3月、幼い息子を不慮の事故で亡くしたクラプトンは、精神的に人生のどん底に落ち込みました。しかしスタッフや友人ミュージシャンたちに励まされながらクラプトンは、その状態から亡き息子への想いとこれまでの自分の人生回顧を曲創作に向けるというカタルシスに転化させました。そしてその初披露の場となったMTV「アンプラグド」において、クラプトンは少年期から憧れプレイしてきたブルースも同時に演奏しました。そこで改めてブルースの本質に触れたクラプトンは、通常のツアーに復帰しながらも、翌93年には、恒例となっていた初頭のロイヤル・アルバート・ホール連続公演ではブルースだけでセットリストを組んだコンサートを行なうことを決意し、実行します。そして若い頃にはできなかった念願のブルースオンリーのアルバム「FROM THE CRADLE」のレコーディングを敢行したのです。それまでにもクラプトンは契約レーベルであるワーナーに対し、ブルースアルバムの制作を打診していましたが、「そんなものが売れるわけがない」と一蹴されてきました。ところがアルバム「UNPLUGGED」が空前の大ヒットを記録したことで、ワーナー側の態度が軟化、クラプトンへのボーナス的にブルースアルバムの制作を承認したということも追い風となりました。そして「FROM THE CRADLE」は何と「UNPLUGGED」に続き、全米アルバムチャートの1位を獲得するヒットとなったのでした。本場アメリカのリスナーもクラプトンのブルースを欲したのです。アルバム「FROM THE CRADLE」の実現を受けて、自身ではライブステージでもブルースを極めたいという意思を固めたのでしょう。この勢いを駆ってクラプトンが計画したのが、ライブでもブルースだけを演奏する「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」だったというわけです。幼い息子を失ったという精神のどん底において、自分を見失わないよう導いてくれたのがブルースだったと、クラプトンは気づいたのではなかったでしょうか。ブルースに魅せられた少年時代を思い出し、改めてブルースとそれを演じた先達に感謝するため、とことんブルースに回帰したのが「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」でした。このツアーに懸けたクラプトンの心意気は只ものではなかったと言えます。

【全編がハイテンション&聴きどころのステージ構成】

 ではここで、「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」 の全行程を見てみましょう。

<NOTHIN' BUT THE BLUES TOUR>
1994年
9月28日:ニューヨーク、ハマースタイン・ボールルームにてツアーリハーサルを映像収録。これは後にアメリカ、ヨーロッパ、日本で放映された。
10月3日〜11月4日:全米アリーナ・ツアー
11月7日〜11月28日:全米クラブ・ツアーI
1995年
2月15日〜3月7日:イギリス・ツアー
4月5日〜5月5日:ヨーロッパ・ツアー
8月28日〜9月24日:全米アリーナ・ツアーII ←★本作★
10月1日〜10月13日:ジャパン・ツアー

 本作に収録された9月5日は、この「ナッシン・バット・ザ・ブルース・全米ツアー」の序盤に当たっていたことがお分かりでしょう。シッティングのアコースティックセットからスタンディングのエレクトリックセットに移行する中、その進行に連れてクラプトンとバンドの「熱」が急激に高まっていき、終盤では火を噴くように激しく情熱的な演奏が展開され、究極まで上り詰めたところでレギュラーセットが終了。アンコールではピアノだけをバックに独唱し、エンディングはバンド総勢での感動的な演奏で締めるという意外なナンバーAin't Nobody's Businessでオーディエンスの心を震わせて終了、という構成は1994年から不変でした。

 前半は、アコースティックもしくは定型のリフで構成されたナンバーでのプレイのため、パターン化された演奏を手堅く決めている感じですが、中盤以降のギターソロが大々的にフィーチャーされるナンバーについては、ライブアーティストであるクラプトンの真髄を見せるように、完全アドリブで澱むことのない切れ味抜群の怒涛のフレーズを畳み掛けています。

 本作では特にDisc 2で、ブルースをプレイする時のクラプトンの真骨頂が味わえます。B.B.キングのEvery Day I Have The Blues、オーティス・ラッシュのDouble Trouble、ボ・ディドリーのBefore You Accuse Meでメジャー&マイナーブルースの真髄を披露し、Someday After A Whileから3曲連続でプレイされるフレディ・キングコーナーでの流麗なソロも聴きものです。先達のブルースマンに敬意を表しながら、そこにクラプトンだけの個性と情熱を加える。ここにクラプトンの真骨頂があります。レギュラーセットラストのFive Long Yearsは、94年時に比べてより緩急をつけたアレンジになっています。一音一音確かめるようにフレーズを繰り出しながら、バンドが熱を帯びてくるともはや無我の境地とでもいう状態で弾き捲ります。しかもただの速弾きではなく、スピリットが乗っかっているクラプトンならではのフレーズなのです。

 さらに95年ツアーではアンコールナンバーとなったAin't Nobody's Businessも最高です!この曲は1922年に作られたもので、様々な歌手がカバーしたのですが、クラプトンは戦前の女性ブルース歌手ベッシー・スミスが1923年に歌ったバージョンを元にしています。「一文無しになろうが、海に飛び込んで自殺しようが、私のことは放っておいて」という、自らの不運な人生を嘆く内容をクラプトンは淡々と歌います。しかし最後にはバンド全体で感情を爆発させます。それは自暴自棄の叫びなのでしょうか、それともここからはクラプトンが、「自暴自棄になっちゃいけない。自分を大切にして。」と主人公を励ましているのでしょうか。そんな風にも取れるここでのプレイは素晴らし過ぎます。このツアーでは、スタジオ録音したことがないブルースを多くプレイしましたが、この曲は特に印象深いものです。アンコールに持ってきたことを考えると、確実にクラプトンの何らかの意図があったと思われます。「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」は、肩に力が入りまくった「FROM THE CRADLE」に比べ、長丁場のコンサートでは曲数も多くなることもあって、そこはギアを入れ直すところ、少しシフトダウンしてリラックスするところ、と歌を含めて絶妙の緩急のバランスを呈示しています。

 91年の幼い息子さんの死、その後に挑んだ「アンプラグド」ショー、それを経て改めてブルースの精神性を追求することになったクラプトン。その答えとして彼が実施したのがこのツアーでした。このツアーには、「求道者」としてのクラプトンのストイシズムが体現されていたと言っていいでしょう。2年間に亘り、クラプトンはブルースだけをプレイするツアーに専念しました。その終盤、日本公演直前の全米ツアー序盤を捉えたのが本作です。ツアーの最終行程に入っただけに各曲の味わいは芳醇を極め、バンドの結束は最強と言えました。

 そんな中で捉えられた本作のステージ。ブートレグの紹介サイトGeetarzではこの日の同ソースの音質評価は「5」ポイント満点中の「4」。冒頭に「極上」と申し上げた理由がお判りいただけたでしょう。非の打ち所のない高音質なのです。当店はこの高音質マスターをさらに磨き上げるためのマスタリングを施しました。

 「ナッシン・バット・ザ・ブルース・ツアー」のセットリストは全行程でほぼ固まっていました。シッティングのアコースティックセットからスタンディングのエレクトリックセットに移行する形を取り、エレクトリックセット途中のEvery Day I Have The BluesにはES-335TDに持ち替え、Double Trouble、Before You Accuse Meでは一旦ストラトに戻しながら、「フレディ・キング・コーナー」ではまたES-335を弾き捲り。その進行に連れてクラプトンとバンドの「熱」が急激に高まっていき、終盤では火を噴くような激しく情熱的な演奏が展開されたことで、このツアーがクラプトンのキャリア上最も弾き捲り、怒涛のボーカルを披露した時期だったと称される所以にもなったわけです。もちろんこの日もその例外ではありません。曲によってのギターの持ち替えにもこだわったツアーでもあり、マーティンだけでも2機種(12弦と6弦)、そしてドブロ、セミアコではギブソンL-5とバードランド、ES-335も2機種(チェリー・レッドとブラウンサンバースト)、ストラトも2機種(ブラックとブロンド)、と1ステージでの使用ギター本数でも最多を記録したツアーでした。それゆえに全曲がハイライトと呼べるほど、素晴らしく、凄まじいプレイクオリティのステージです。それを極上音質で捉えた本作はまさにクラプトンが弾き捲っている姿をこれでもかと体感できる極上の1枚となっております。アコースティックバラードを弾くクラプトンもいいですが、ここまでブルースで燃え上がるクラプトンこそが真のクラプトンなのです。

 国内初めてのリリースとなる最高音質のプレス盤。しかもクラプトンの真髄を捉えている音源です。真のクラプトンファンなら、この機会を逃されることはないはず。是非オーダーお待ちしております。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc:1 (57:56)
1. Motherless Child
2. Malted Milk
3. Four Until Late
4. How Long Blues
5. Kidman Blues
6. I'm Gonna Cut Your Head
7. Forty Four
8. Blues All Day Long (Blues Leave Me Alone)
9. Standing Around Crying
10. Hoochie Coochie Man
11. It Hurts Me Too
12. Blues Before Sunrise
13. Third Degree
14. Reconsider Baby
15. Sinner's Prayer

Disc:2 (62:57)
1. Every Day I Have The Blues
2. Double Trouble
3. Before You Accuse Me
4. Someday After A While
5. Tore Down
6. Have You Ever Loved A Woman
7. Crossroads
8. Five Long Years
9. Ain't Nobody's Business

Eric Clapton - guitar / vocals
Andy Fairweather Low - guitar
Chris Stainton - keyboards
Dave Bronze - bass
Steve Gadd - drums
Jerry Portnoy - harmonica
The Kick Horns (Simon Clarke - baritone saxophone, Roddy Lorimer - trumpet, Tim Sanders - tenor saxophone)