U2 - TOKYO DOME 1989 1ST NIGHT: MASTER(2CD)★ [Wardour-385]

U2 - TOKYO DOME 1989 1ST NIGHT: MASTER(2CD)★ [Wardour-385]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 25th November 1989 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE

 『THE JOSHUA TREE』『RATTLE AND HUM』の連続ヒットで地球を丸ごと手に入れていた1989年のU2。その来日公演を記録した極上オリジナル録音が登場です。
 そんな本作に収められているのは「1989年11月25日:東京ドーム公演」。その傑作オーディエンス録音です。記念碑的なジャパン・ツアーだけに当店でも数々の傑作でアーカイヴ。まずは、当時のスケジュールからそのコレクションを整理してみましょう。

・11月23日:横浜アリーナ 『WHEN LOVE COMES TO JAPAN』
・11月25日:東京ドーム ←★本作★
・11月26日:東京ドーム 『LOVE RESCUE ME』
・11月28日:大阪城ホール
・11月29日:大阪城ホール
・12月1日:大阪城ホール 『OSAKA 1989 FINAL NIGHT』

 以上、関東3公演+大阪3公演の全6公演。中でもハイライトだったのは、前年に開場したばかりの東京ドーム公演で、U2は外タレとしては8組目のアーティストとして“ビッグエッグ”のステージに立ちました。本作は、その初日を記録したオーディエンス録音です。
 そんなショウを記録した本作は、ドーム離れした美録音。かつて『LOVE COMES TO DOME』としてご紹介したこともある録音なのですが、そのアップグレード盤なのです。『LOVE COMES TO DOME』もオリジナル・マスターではありましたが、それは1stジェネのカセット・マスター。それに対し、本作は録音者本人から譲られた大元DATマスターからCD化した究極バージョンなのです。
 実際、そのアップグレードぶりは目を見張る。『LOVE COMES TO DOME』の時点で音響の厳しい東京ドームとは思えなかったのですが、大元DATはさらに鮮やかだった。空気感が一層透き通り、細部までクッキリとディテール・アップ。特に低音のエッジが素晴らしく、従来盤ではダビングの際に失われていた事が今回初めて分かったのです。もちろん、サウンドボードと間違える距離感ゼロというわけではありませんが、距離感そのものまで数十メートル近づいたように聞こえる。『LOVE COMES TO DOME』は「初期の東京ドームにしては素晴らしい」という次元だったのに対し、本作は「これが本当にドーム録音!?」と耳を疑うくらいのサウンドなのです。
 そのアップグレード・サウンドで描かれるのは、我が世の春を謳歌していたU2。“LOVETOWN TOUR”と言えば、ダブリン公演が『LIVE FROM THE POINT DEPOT』として公式化されたこともありますので、比較しながらセットを整理してみましょう。

●THE UNFORGETTABLE FIRE(2曲)
・MLK/Pride (In The Name Of Love)
●THE JOSHUA TREE(5曲)
・Where The Streets Have No Name/I Still Haven't Found What I'm Looking For/Running To Stand Still
・LIVE FROM THE POINT DEPOTで聴けない曲:With Or Without You/Bullet The Blue Sky
●RATTLE AND HUM(8曲)
・God Part II/Desire/All Along The Watchtower/All I Want Is You/Van Diemen's Land/Angel Of Harlem/When Love Comes To Town(★)/Love Rescue Me(★)
●その他(3曲)
・I Will Follow『BOY』/40『WAR』
・LIVE FROM THE POINT DEPOTで聴けない曲:People Get Ready(THE IMPRESSIONSカバー)
※注:「★」印はB.B.キングとの共演。

……と、このようになっています。『LIVE FROM THE POINT DEPOT』にはない3曲も美味しいところですが、それ以上に全編を貫く日本ならではのムードが素晴らしい。何しろ、オープニングの「Where The Streets Have No Name」からしてボノが「押忍、東京!」と登場。「I Still Haven't Found What I'm Looking Forの冒頭でも「皆さん、こんばんは」と日本語MCを挟む。曲間MCと言えば、ボノのコメントが濃厚な“1989年の薫り”を発散している。アメリカ国歌に導かれた「Bullet The Blue Sky」では「今晩ここで、僕達は(東西冷戦の)鉄のカーテンを引き裂くパワーを感じる。今晩、僕達は中国の変革を遂行させるためのパワーを感じる!」と語り、「Love Rescue Me」の冒頭では「ロックンロールですべてを変えていこう。パワーを持とう」「共産圏の東ベルリン、チェコスロヴァキア、鉄のカーテンの後ろで暮らす人々のために歌う。そしてこの曲を中国の人たち、北京で体制と戦った勇敢な人たちに捧げる」と力強いメッセージを送る。「北京で戦った人たち」とは、ショウの半年前に起きた天安門事件のことです。
 さらに特別なのが「People Get Ready」。曲の途中でボノが「誰か僕のギターを弾きたい人いるかい」と(英語で)言いだし、今度は日本語で「俺のギター、弾いてくれ」と2回シャウトする。事前に選ばれていたのか、観客がステージに現れて弾くのですが、この人が殊の外ギターが巧い。ボノも「この男性のギターを聴こうじゃないか」と興奮気味に叫び、ドーム中が「Oh, yeah!!」と盛大に盛り上がるのです。その熱気を受けてさらに加熱するハイライトがB.B.キングとの共演。まずはB.B.キングのバックメンバーがステージに現れてブラス入りのゴージャスな「Angel Of Harlem」を披露し、その後に御大B.B.キングが登場。「When Love Comes To Town」と「Love Rescue Me」で共演するのです。

 本作から30年が経った2019年現在、13年ぶりの来日公演も間近に迫っています。本作で天安門事件が語られたように、今回は香港民主化デモへのエールがあるかも知れません。そんな30年の時間を飛び越え、一大全盛期のU2を連れてきてくれるオリジナルDATマスターです。歴史的な『THE JOSHUA TREE』完全再現が差し迫った“今”に、これ以上なく相応しい大傑作ライヴアルバム。どうぞ、永久保存プレス2CDでじっくりとお楽しみください。

★オリジナルDATマスターより。音質の向上だけでなく、初めて正しいピッチで聴けます。(既発は半音近く高かった。)

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (43:03)
01. Where The Streets Have No Name
02. I Will Follow
03. I Still Haven't Found What I'm Looking For
04. MLK
05. With Or Without You
06. God Part II
07. Desire
08. All Along The Watchtower
09. All I Want Is You
10. Van Diemen's Land

Disc 2 (48:06)
01. The Star Spangled Banner
02. Bullet The Blue Sky
03. Running To Stand Still
04. People Get Ready
05. Angel Of Harlem
06. When Love Comes To Town with B.B. King
07. Love Rescue Me with B.B. King 
08. Pride (In The Name Of Love)
09. 40