GARY MOORE - COMPLETE MARQUEE 1982(2CDR) [Shades 1125]

GARY MOORE - COMPLETE MARQUEE 1982(2CDR) [Shades 1125]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Marquee Club, London, UK 25th & 26th August 1982 TRULY PERFECT SOUND/TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)*UPGRADE!!

 VIRGINレーベルと契約し、ソロとして本格始動を開始した1982年のゲイリー・ムーア。そのスタート・ダッシュとなる伝説のショウを記録した名門キニーのオリジナル・カセットが新発掘。前日ショウとカップリングした完全版2枚組で登場です。
 そんな本作に収められているのは2公演「1982年8月25日+26日:マーキー・クラブ公演」。その傑作オーディエンス録音です。『CORRIDORS OF POWER』時代と言えば、伝説の初来日が強烈な印象を残していますが、本作はそれよりグッと前でメンバーも異なる。良い機会ですので、ここで盟友ニール・カーターと出会うまでの流れを振り返り、本作のポジションも確かめてみましょう。

●1982年
・8月24日-28日:英国#1(4公演) ←★ココ★
《9月『CORRIDORS OF POWER』発売》
《アイアー→エイリー交代/ヒューン→スローマン交代》
・11月24日-12月19日:英国#2/西ドイツ(13公演)
●1983年
・1月12日-15日:英国#3(4公演)
・1月22日-2月1日:初来日(9公演)
《ジョン・スローマン離脱》
・3月12日:ライノット追悼公演(THIN LIZZY)
・3月16日+5月14日-23日:欧州(9公演)
《ドン・エイリー→ニール・カーター交代》
・5月31日-7月19日:北米(27公演)
《10月『VICTIMS OF THE FUTURE』製作開始》

 これが1982年/1983年のゲイリー。VIRGINレーベルと契約した彼は初来日でもお馴染みのリズム隊イアン・ペイス/ニール・マーレイだけでなく、鍵盤にはトミー・アイアー、シンガーにシャーリー・ヒューンを迎えてバンドを結成。ライヴ活動を始めました。その最初の目標は“レディング・フェスティバル”だったわけですが、それは上記の「英国#1」の最終公演。本作のマーキー・クラブ公演は、その前に行われたウォームアップ・ギグであり、「英国#1」の2公演目+3公演目にあたる。これは即ち、本格的なソロ活動の2・3公演目という極初期コンサートだったのです(ちなみに初日は別会場で、マーキーは2連続公演でした)。
 本作は、そんなマーキー2公演を丸ごと記録したオーディエンス録音セット。初日(8月25日=ディスク1)は従来から知られる名録音で、当店でも『BACK ON THE WARDOUR STREET(日付は間違い)』や『WARM UP GIGS 1982(の一部)』として愛されてきた代表音源です。そして、本作の要となるのは2日目(8月26日=ディスク2)の方で、新発掘された名門キニーのオリジナル・マスターなのです。
 そんな本作のクオリティは、まさに絶品。まず「初日(ディスク1)」ですが、これがもう超リアル。既発をご存じの方はピンと来ると思いますが、“マーキー・クラブ”の密室感が全開。オーディエンスの生々しい臨場感を湛えつつも圧倒的にオンでダイレクト。猛烈に近い極太の芯が耳元に直接流れ込み、細部まで超鮮明。さすがさすがの伝統録音です。もちろん、本作ではその名録音のベスト・マスターで収録しました。
 そして注目の「2日目(ディスク2)」。名門キニーの新発掘マスターです。『WARM UP GIGS 1982』にもマーキー2日目は収録されていましたが、アンコールのない不完全版でした。それに対し、本作は名門による別録音で、アンコールの「Parisienne Walkways」「Back On The Streets」に至るまで完全収録しているのです。そして、クオリティも絶品。クリアさも鮮やかさも初日の伝統録音に引けを取らない。録音ポジションの関係か、ダイレクト感は初日に半歩譲るのですが、これは「遠い」という意味ではなく、むしろ「近すぎない」。ハードでパワフルに押しまくるバンド・アンサンブル全体をバランス良く収録しており、聴きやすい。もちろん、キニー録音ならではのエッジの鋭さや輪郭の鮮やかさも素晴らしく、現場ミックスの関係でキーボードが大きめなのも面白い。『WARM UP GIGS 1982』では明らかに初日と2日目にクオリティ差がありましたが、本作はどちらも絶品サウンドでマーキー2日間を丸ごと楽しめるのです。
 そして、そんなサウンドで描かれるショウはゲイリー流HRの初期ナンバーを濃縮還元。初日と2日目は一部で曲順が入れ替わっているだけで演目は同じ。ここで整理してみましょう。

●BACK ON THE STREETS(2曲)
・Parisienne Walkways/Back On The Streets
●CORRIDORS OF POWER(6曲)
・End Of The World/Rockin' Every Night/Wishing Well/Cold Heated/I Can't Wait Until Tomorrow/Don't Take Me For A Loser
●その他
・DIRTY FINGERS:Nuclear Attack
・LIVE AT THE MARQUEE:Dallas Warhead
・G-FORCE:White Knuckles/Rockin' And Rollin'

……と、このようになっています。『CORRIDORS OF POWER』からの大盤振る舞いを軸として、MCA時代の各作品から要のナンバーを散りばめた構成。初来日の『ROCKIN' EVERY NIGHT』にも通じつつ、そこでは聴けなかった「End Of The World」「Cold Heated」「Don't Take Me For A Loser」「Dallas Warhead」もたっぷり披露してくれます。
 そして何より、熱いにも程があるアンサンブルが凄い。初来日の「Hurricane」のようにフュージョン・ナンバーでCOLOSSEUM III……というわけにはいかないのですが、その熱気を“ハードロック”に叩き込んだような弾きまくりの押しまくり。本当に「2・3回目のライヴ?」と思うほどビシビシとキレが良く、初期衝動が滲んで溢れてこぼれ出す。トミー・アイアーの安っぽい音色は「英国#1」だけで去ったのも納得ですが、シャーリー・ヒューンは『DIRTY FINGERS』で感じられたよりもワイルドで、思いの外(失礼!)力強い。ウィリー・ディー、ケニー・ドリスコール、ジョン・スローマン……ゲイリーの初期ソロにはさまざまなシンガーが出入りしましたが、シャーリーこそがベストだったかも知れません。

 80年代・90年代を支えたVIRGINレーベルと出会い、ソロとして全力疾走を開始したゲイリー・ムーア。まさに、そのスタート・ダッシュを現場体験できるライヴアルバムの大傑作です。初来日よりもさらにハードロック純度が高く、激しい初期衝動で突き上げられるライヴをたっぷり2公演楽しめる銘品。どうぞ、じっくりとご堪能ください。

Disc 1 (68:59)
Live at Marquee Club, London, UK 25th August 1982

1. Majestuso E' Virtouso
2. End Of The World
3. Rockin' Every Night
4. Wishing Well
5. Cold Heated
6. Nuclear Attack
7. I Can't Wait Until Tomorrow
8. Don't Take Me For A Loser
9. Band Introductions
10. Dallas Warhead incl. Drum Solo
11. White Knuckles
12. Rockin' And Rollin'
13. Parisienne Walkways
14. Back On The Streets

Disc 2 (69:54)
Live at Marquee Club, London, UK 26th August 1982

1. Majestuso E' Virtouso
2. End Of The World
3. Rockin' Every Night
4. Wishing Well
5. Cold Heated
6. Nuclear Attack
7. I Can't Wait Until Tomorrow
8. Band Introductions
9. Dallas Warhead incl. Drum Solo
10. Don't Take Me For A Loser
11. White Knuckles
12. Rockin' And Rollin'
13. Parisienne Walkways★初登場
14. Back On The Streets★初登場

Gary Moore - Guitar, Vocal
Charlie Huhn - Vocal, Guitar
Ian Paice - Drums
Neil Murray - Bass
Tommy Eyre - Keyboards