DEEP PURPLE - GOTHENBURG 1975(2CD) [Darker Than Blue 235/236]

DEEP PURPLE - GOTHENBURG 1975(2CD) [Darker Than Blue 235/236]

販売価格: 3,800円(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Live at Scandinavium, Gothenburg, Sweden 21st March 1975

 RAINBOWとDEEP PURPLEの狭間にあった“奇跡の春”。それはリッチー・ブラックモア脱退直前に実施された1975年ヨーロッパ・ツアーのこと。先日も、このツアーから新発掘『COPENHAGEN 1975(Darker Than Blue 233/234)』が大好評を賜りましたが、また1本傑作録音がプレス2CDで登場しました。それが本作、「1975年3月21日ヨーテボリ公演」のオーディエンス・アルバムです。まずは、最後のヨーロッパツアーがなぜ特別なのか、今一度ご説明いたしましょう。

《1974年11月『嵐の使者』発売》
・1974年11月13日-12月18日:北米(19公演)
・1975年1月25日:オーストラリア(1公演)
《1975年2-3月『銀嶺の覇者』制作》
・1975年3月16日-4月7日:欧州(12公演) ←★ココ★
《リッチー・ブラックモア脱退》

 これがわずか32公演だけだった“STORMBRINGER WORLD TOUR 1974-1975”の全容。北米&オーストラリアの20公演を終えたところで、リッチーはELFのロニー・ジェイムズ・ディオと『銀嶺の覇者』を制作。そこで手応えを感じた彼は、RAINBOW結成を決意するわけです。その後のヨーロッパツアー12公演は、リッチーにとって消化試合だったのですが、それがダラダラになるどころか、その逆になってしまうのがロックの不思議なところ。リッチーはすでに『銀嶺の覇者』を完成させ、その心は新バンドRAINBOWに移っていたにも関わらず、新たな可能性に燃える心理は冷めることなくDEEP PURPLEのステージにも叩きつけられ、連日連夜にわたって名演を連発したのです。その充実ぶりは、最後の3日間から編まれた公式ライヴ盤『MADE IN EUROPE』『MK III: THE FINAL CONCERTS』でもうかがえたわけですが、奇跡はその3日間だけではなかった。本作は、それを証明するライヴアルバムなのです。ここで、その奇跡的な12日間を日程で振り返ってみましょう。

・3月16日&17日:ユーゴスラヴィア2公演
・3月20日:デンマーク 『COPENHAGEN 1975』
・3月21日:スウェーデン 【本作】
・3月23日-30日:ドイツツアー5公演
・4月3日:オーストリア(公式盤)
・4月5日:ドイツ   (公式盤)
・4月7日:フランス  (公式盤)

 以上が最後のヨーロッパツアー12公演の全容。本作が録音されたのは、先日の『COPENHAGEN 1975』の翌日となります。そのクオリティは、見事なヴィンテージ・オーディエンス。何よりも緊張感溢れる演奏を伝えきるパワーが凄い。ややもするとオーバーピーク気味になってしまうシーンもなくはないのですが、それが欠点ではなく長所のように思えてくる。KING CRIMSONの『EARTHBOUND』が名盤たり得たのは、演奏とサウンドが奇跡的にマッチしていたからですが、本作にもそのマジックがある。こう書くとさぞや凄まじい爆音かと思われてしまうかも知れませんが、もちろん、それならプレス化はいたしません。“70年代にしては”の枕詞も付くものの、堂々と「素晴らしい」とお薦めできるサウンド。ただ、「まるでサウンドボード」とまでは言えないというだけです。
 そもそも、この録音自体はかつて『GYPSY IN SWEDEN』という既発でも知られていましたが、本作はよりジェネレーションの若いマスターを使用。マスタリングもそのナチュラルさを十二分に活かしました(そもそも迫力を追加する必要がないサウンド)。録音自体にヴィンテージ感覚はありますが、マスターの鮮度はとても41年の時間を超えてきたとは思えないほど新鮮で、間違いなく現存するヨーテボリ75のベスト・ライヴアルバムなのです。

 “RAINBOW誕生”がリッチーにとって、どれほど心躍り、意気上がる出来事だったのか。それを言葉にするまでもなく、演奏で叩きつけた名演。奇跡的な最後のヨーロッパ・ツアーは全12公演ありましたが、残された録音はオフィシャル『MADE IN EUROPE』『MK III: THE FINAL CONCERTS』の元になった3公演と、オーディエンスの3公演(3月20日・21日・30日)しかなく、そのうちの1つをベスト・サウンドで永久保存した1本なのです。最後のヨーロッパ・ツアーの凄味、それが本生100%サウンドでスピーカーから流れ出るライヴアルバムの傑作です。『COPENHAGEN 1975』で衝撃を受けた方、“奇跡の1975年の春”を1公演でも多く聴きたい方へ。まさに『MADE IN (NORTHERN) EUROPE』とも言うべき1本。今週末、あなたのお手元へお届けします。


Disc 1(65:41)
1. Intro. 2. Burn 3. Stormbringer 4. Gypsy 5. Lady Double Dealer 6. Mistreated
7. Lazy/Smoke On The Water 8. Georgia On My Mind 9. Keyboard Solo 10. You Fool No One
11. Drum Solo/The Mule

Disc 2(35:49)
1. Space Truckin' 2. Going Down 3. Highway Star

Ritchie Blackmore - Guitar David Coverdale - Vocal Glenn Hughes - Bass, Vocal
Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums