BOZ SCAGGS - A FOOL TO CARE IN TOKYO(6CD) [ZION-065]

BOZ SCAGGS - A FOOL TO CARE IN TOKYO(6CD) [ZION-065]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 10th, 11th & 18th June 2015 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 2015年のボズ・スキャッグス来日公演。その東京公演を完全収録したオーディエンス・アルバムの登場です。今回の来日公演も大好評でしたが、特に東京の人気は高く、チケットもあっという間に完売。当初2公演の予定が追加公演まで発表されました。まずは、列島を吹き抜けていった、2015年ボズの全8公演を確認してみましょう。

 仙台:6月5日エレクトロンホール宮城
 札幌:6月8日ニトリ文化ホール(71歳の誕生日)
 東京:6月10日Bunkamuraオーチャードホール【ディスク1・2】
 東京:6月11日Bunkamuraオーチャードホール【ディスク3・4】
 大阪:6月13日あましんアルカイックホール
 名古屋:6月15日名古屋市公会堂
 金沢:6月16日本多の森ホール
 東京:6月18日Bunkamuraオーチャードホール【ディスク5・6】

 このように、本作に収録されているのは「Bunkamuraオーチャードホール」の3日間で、追加公演まで含めた東京公演の総てが極上サウンドのプレス6CDに真空パックされています。録音したのは、さまざまなアーティストの名盤を手がけた、手練れの名テーパー氏。近年の代表作でいうと、即完売したジェフ・ベックの超名盤「TOKYO DOME CITY HALL 2014」(6枚組)が有名です。本作でも、かの超名盤と同じように24ビットのハイレゾリューション・マスターをご提供いただき、丁寧なリマスタリングで現代客席録音の至高バージョンに仕上げました。
 ディスク1を再生すると、開演前の会場アナウンス「……消灯させていただきます。事前に扉の位置をご確認の上、非常の際は係員の指示に従って下さいますよう、お願い申し上げます……」から収録。そして、ボズの登場と共に、まるで優しい秋雨のような拍手が滑らかに広がり、咳ひとつさえ気になってしまいそうな緊張感が会場を支配する。実際に現場へ足を運ばれていない方でも、オーチャードホールの光景が眼前に広がるような臨場感が充満。そんなリアルな空気を1階中央12列目という好ポジションで真空パックしています。
 そして、柔らかな「こんばんは」の一声と共に演奏がスタート。先ほどの拍手だけでもサウンドの素晴らしさを予感させましたが、実際の演奏で予感が実感に変わる。柔らかながらもコシのある低音、ビロードのように滑らかな中音、輪郭がクッキリとしていながら、決して耳障りにならない高音。そして、ボズの歌声がうっすらとした残響をまといながら透明な会場の空間に満ちていく……オーチャードホールだからこそ、最新のデジタル機材だからこそ、手練れの名テーパーだからこそ、実現し得た上品なサウンド。オフィシャル作品やサウンドボードでは決してあり得ない柔らかで繊細な音がスピーカーから漏れ出し、部屋いっぱいに広がる。まさに、空間録音だからこその醍醐味に溢れています。私たちは、なぜ“客席録音”などという特異な文化に魅了されてしまうのでしょう。なぜ、テーパー達は手間暇かけて熱心に録音し、なぜプレスCDにしてまで永久に残そうと思ってしまうのか。それは、この醍醐味があるからです。目を閉じれば広がる音の風景、その現場の空気が震えていた実感。それを何度も感じたいから、残していきたいから、(分かって下さる)誰かに伝えたいから。本作から流れ出てくるのは、その想いを改めて思い出させてくれる、極上の客席サウンドなのです。
 そんなサウンドに彩られたショウは、新旧の名曲群を織り交ぜながらじっくりと聴かせてくれる。前半ではR&B色豊かな「MEMPHIS」や新作「A FOOL TO CARE」の曲をAORよりのサウンドに仕上げつつ、さらに「Jojo」などの人気曲に挟み込んで披露していきます。徐々に暖まっていく会場の雰囲気が変わるのは「Georgia」。一気に熱気を帯びていき、続く「Miss Sun」では黒人コーラスのミス・モネットとの見事なコンビネーションが聴きどころ。中盤のスキャットでは、あまりに見事なヴォーカリゼイションに拍手が沸き起こり、ボズとの熱い掛け合いに発展します。観客は静けさを守っていますが、その静寂に掌にかく汗まで伝わりそうな緊張感。それを証明するかのように、曲の終わりが待ちきれない大歓声が弾けるのです。その熱気を受けて始まる「Until You Come Back To Me」では、ミス・モネが独唱、ボズはギターでサポートします。ミス・モネとも長く共演していますが、スティーヴー・ワンダーやアレサ・フランクリンで知られる名曲を歌うヴォーカリゼイションは本当に素晴らしい。この中盤2曲は、今回のハイライトでしょう。
 3日間ともここでディスクを代えるわけですが、ディスク分けのポイントをここにしたのには、ちょっとした意味があります。ここからの後半は、なんと大名盤「SILK DEGREES」のヒット曲のオンパレード。1stアンコールでは新曲「There's a Storm Coming」も挟みますが、それ以外は「SILK DEGREES」の「Harbor Lights」「Lowdown」「Lido Shuffle」「What Can I Say」「We're All Alone」が次から次へと連発されるのです。これが盛り上がらないわけがありません。実際、会場の熱気がグイグイと引き上げられていくのです。本作では、3日間とも「緩急の効いた匠の前半」「名盤特集の後半」という色分けをコンセプトに仕上げたのです。
 東京2日目・3日目も基本のセットリストは同じですが、2ndアンコールの最終曲に新曲の「Last Tango on 16th Street」でクールダウンさせて終演します(全然冷えないのですが:笑)。そんなセット以上に違うのが雰囲気。2日目は、幾分リラックスしたムードながら熱狂はさらに熱い。その熱気を1階14列目から1日目以上の高音質で記録しています。1週間空いて東京に戻ってきた追加公演の3日目は、2週間に及ぶジャパンツアーをやり遂げた安堵感が伝わるような演奏。それを、1・2日目よりもさらに近い1階4列目で録音されています。

 東京3日間を同じ会場、同じテーパー、同じ機材で記録した決定版です。梅雨の長雨が肌寒く、憂鬱な季節が続いていますが、そんな気分を優しい声で包み込み、癒してくれる6枚組。じっくりと1日ずつ聴いても、流しっぱなしにしても、じんわりと身体の芯が熱くなってくる5時間4分です。匠の技と現代のテクノロジー、そしてボズの歌声が折り重なって生まれた、コンサート実録の名盤。

Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 10th June 2015

Disc 1(52:48)
1. Intro 2. Runin' Blue 3. Mixed Up, Shook Up Girl 4. Jojo 5. A Fool To Care 6. Some Change
7. Rainy Nights In Georgia 8. Heart Of Mine 9. Georgia 10. Miss Sun 11. Until You Come Back To Me

Disc 2(42:45)
1. Harbor Lights 2. Lowdown 3. Lido Shuffle 4. There's Storm Coming 5. What Can I Say
6. We're All Alone 7. Sick And Tired

Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 11th June 2015

Disc 3(52:18)
1. Intro 2. Runnin' Blue 3. Mixed Up, Shook Up Girl 4. Jojo 5. A Fool To Care 6. Some Change
7. Rainy Nights In Georgia 8. Heart Of Mine 9. Georgia 10. Miss Sun 11. Until You Come Back To Me

Disc 4(49:53)
1. Harbor Lights 2. Lowdown 3. Lido Shuffle 4. There's a Storm Coming 5. What Can I Say
6. We're All Alone 7. Sick And Tired 8. Last Tango On 16th Street

Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 18th June 2015

Disc 5(53:39)
1. Intro 2. Runinn' Blue 3. Mixed Up, Shook Up Girl 4. Jojo 5. I'm a Fool to Care 6. Some Change
7. Rainy Night In Georgia 8. Heart Of Mine 9. Georgia 10. Miss Sun 11. Until You Come Back To Me

Disc 6(53:11)
1. Harbor Lights 2. Lowdown 3. Lido Shuffle 4. There's Storm Coming 5. What Can I Say
6. We're All Alone 7. Sick And Tired 8. Last Tango On 16th Street

Boz Scaggs - Vocals, Guitar Michael Miller - Guitar Richard Patterson - Bass
Gene Lake - Drums Michael Logan - Keyboards, Guitar
Michael Logan, Jr. - Percussion, Keyboards Eric Crystal - Guitar, Saxophones, Keyboards
Ms. Monet - Vocals