STEVEN TYLER - BUDOKAN 2017(2CD) plus Bonus DVDR [ZODIAC 245]

STEVEN TYLER - BUDOKAN 2017(2CD) plus Bonus DVDR [ZODIAC 245]

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商品詳細

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Live at Budokan, Tokyo, Japan 11th April 2017 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND(from Original Masters)

 話題沸騰のソロ来日公演から、2本目の極上ライヴアルバムが登場です! 先日リリースされた初日の『OSAKA 2017(Zodiac 244)』が大好評を賜っておりますが、今回は2日目。「2017年4月11日:日本武道館」公演のオーディエンス・アルバムです。今回のソロ来日は、大阪と日本武道館の2回のみ。本作は2本目にして、最終公演なのです。

 そんな日本武道館公演を収めた本作は、凄まじく強力。『OSAKA 2017』は、名匠“西日本最強テーパー”氏の会心作だったわけですが、本作のクオリティもまた一歩も……いえ、半歩も引かない極上盤。関東で名を馳せる名手の作なのですが、この方の得意はズバリ“日本武道館”。「武道館は音が悪い」と言われたのは遙か昔の話ですが、それでも日本武道館が特別が音が良いわけではない。良い時とそうでない時、良いポジションと違う場所の差が激しく、音響を熟知した録音家でないと安定して名録音を量産できないのです。本作をモノにした録音家は、その日本武道館で名作を連発している専門家と言っても良いくらいの凄腕なのです。

 実際、本作のサウンドは異常なレベルの高音質。アリーナ5列目前後で録音されたそうですが、その近さが猛烈なダイレクト感になっている。スティーヴン・タイラーの歌声はもちろん、大評判になっている混声コーラスが1人ひとりセパレートして届く。もちろん、バンド演奏も極めてクリアでして、リズム隊もギターも、バンジョーやマンドリンに至るまでクッキリ。それこそ、1音1音の“スキマ”までもが鮮やかで、曇りや濁りが一切感じられない。あの八角形の空間が超純水の水槽にでもなったかのようなウルトラ・クリアサウンドなのです。その上に来て、重低音までリッチ。床を振るわせるヴァイヴがえらく美しく轟き、綺麗に整った音波の波形まで目に浮かぶ。ダイレクト感とクリアさだけなら「まるでサウンドボード」と呼ぶところですが、それが褒め言葉にならないような次元。ここまですべての音が美しく、艶やかな日本武道館録音はそうそうお目にかかれません。

 そんなサウンドで描かれるソロ公演は、絶品にもほどがある。何よりも69歳にして絶好調なスティーヴンの歌いっぷりが素晴らしいのですが、それだけならAEROSMITHと変わらない。本作は、ソロならではのバックバンド、THE LOVING MARY BANDも凄い。AEROSMITHのプロデューサー/ソングライターでもあるマーティ・フレデリクセンが率いるカントリー・バンドで、レギュラーで活動しているだけにソロシンガーのバックにありがちな急造バンドではあり得ないほど完成されたアンサンブル。しかも、メンバーは作曲家集団でもあり、その辺のプレイヤーとは音楽的な資質のレベルも違う。ちょっとしたフレーズにもセンスがあり、バンド全体を把握する視点までもが透けるのです。

 それが殊更輝くのは、約半数を占めるお馴染みのAEROSMITHのレパートリー。フレデリクセンが『NINE LIVES』以降のブレインということもあって、楽曲への理解も深く、それでいてアクセントに加えられたアレンジも気が利いている。他のメンバーも個性派ぞろいですが、特に輝くのはエリシャ・ホフマン&レベッカ・リン・ハワードの夫婦。エリシャはバンジョー/マンドリン/スチールギターを操るマルチプレイヤーでAEROSMITHの名曲群を味付けしますし、レベッカの歌声はとにかく凄い。同じく女性シンガー・ソングライターのスージー・マクニールと共に各曲で美しいコーラス(と言いますか、ほとんどサイドヴォーカル)を披露しますが、特にジャニス・ジョップリンの「Mercedes Benz」では主役スティーヴンさえも食ってしまいかねないド迫力の美声を轟かせる。もちろん「おぉ、凄ぇな!」という顔をしながらも、やはりジャニスの「Piece Of My Heart」でやり返すスティーヴンも流石です。

 そのレベッカは演奏も達者で、ブンブンとコシのあるグルーヴでベースをうねらせ、女性ドラマー:サラ・トメクとパワフルなビートを刻む。圧巻はソロ・アルバムのタイトル曲「We’re All Somebody From Somewhere」で、カントリー・ロックからファンクへと豹変し、さらにSLY & THE FAMILY STONEの「Thank You」をブチ込むという荒技を見せつけます。

 大盛り上がり大会となったLED ZEPPELINの「Whole Lotta Love」や大阪公演では聴けなかった「Home Tonight」のピアノ弾き語りも含め、どの曲も新鮮そのもの。AEROSMITHとはチョット違うけど、どこまでもスティーヴンらしさ全開の日本武道館。その一部始終を極上究めるサウンドで描ききった大傑作です。『OSAKA 2017』と同じく永久保存のプレス2CDに封じ込め、あなたのお手元へ。

Disc 1 (50:21)
1. Intro. 2. Sweet Emotion 3. Cryin' 4. I'm Down 5. Oh! Darling 6. Come Together
7. Love Lives 8. Jaded 9. Love Is Your Name 10. I Make My Own Sunshine
11. Mercedes Benz 12. Piece of My Heart 13. Livin' on the Edge

Disc 2 (53:26)
1. We're All Somebody From Somewhere 2. What It Takes 3. My Own Worst Enemy 4. Home Tonight
5. Dream On 6. Train Kept A-Rollin' 7. Janie's Got a Gun 8. Only Heaven 9. Walk This Way
10. Whole Lotta Love 11. Band Introductions

★★特別企画

★初のソロ来日を超・極上サウンドで記録しきったライヴアルバム『BUDOKAN 2017』に、同じショウの光景を伝える映像集『BUDOKAN 2017 THE VIDEO』が特別に付属致します。

STEVEN TYLER - BUDOKAN 2017 THE VIDEO (Special Bonus DVDR)
Live at Budokan, Tokyo, Japan 11th April 2017

 実力派バンドを従えてやってきた“ソロシンガー”スティーヴン・タイラー。AEROSMITHとはまたひと味違っていながら、カリスマの魅力たっぷりのショウを魅せてくれました。本編プレス2CDは、その日本武道館公演を極上サウンドで捉えきった名録音です。もし、その名盤に足りないものがあるとすれば“光景”だけ。そこで、ボーナスとして同じショウのオーディエンス・ショットの映像集をお贈りします。

 先だってリリースされた大阪公演『OSAKA 2017(Zodiac 244)』にも同日映像集が付属しましたが、本作はその日本武道館版。一気貫通のオーディエンス・ショットではなく、1曲単位の映像を集めたものです。そのため、各曲は撮影者もアングルもクオリティもバラバラ。一概に「画質は○○」とは言えません。しかし、その代わり各曲は選び抜かれたベストショットだけを収録。近年はデジタル機器の発達によって誰でも撮影可能になり、注目のコンサートが行われると、モバイル撮影の動画が無数に溢れ返ります。本作はネットに登場した動画1つひとつを精査した“ベスト・バージョン集”なのです。

 その光景は、AEROSMITHとは似て非なる“スティーヴン・タイラーの世界”。クラブギグだった大阪公演とは違い、本作はスティーヴンも慣れ親しんだ日本武道館。クラブの濃縮感とは異なるスケール感がたっぷりと味わえる。巨大なスクリーン越しに表情ドアップで歌いきる「Dream On」のカッコ良さ……。この風景は音だけのライヴアルバムだけでは分からない現場感覚です。

 実のところ、大阪公演よりも公開された映像が少なく、フルショウとはほど遠い。そこで、本作は本編ライヴ映像の後にショウをダイジェストしたハイライト映像も収録しました。これはさまざまな曲を15分にまとめあげたもの。ステージを真正面に見すえたショットで、前列の頭や腕といった影も一切映らない美麗ショット。思い切り引くと遠方ショットなのが分かるのですが、果敢なズームと最新機材の手ブレ防止機能によってまるで距離感を感じない。もちろんハイライトなのでショウの見どころがサクッと目撃できる。走り回るゴジラ?やレベッカ・リン・ハワードとの圧巻のデュエットもばっちりです。「これがダイジェストじゃないフル映像だったらプレスするのに……」そんな思いが込み上げる傑作映像です。

 一度はフェアウェル・ツアーを発表しつつも、ジョー・ペリーは「最後とは思えない」と発言。さらに新たなるアルバム作りを目指してスタジオ入りもするなど、AEROSMITHの情報は錯綜しています。再び“ソロシンガー”として来日してくれるのはいつになるのか、本当にその日が来るのか。何もかもが不透明です。

 そんな中、たった2公演でも実現したソロ・ショウ。その極上ライヴアルバムと映像記録のセットです。二度とないかも知れない“ソロシンガー”スティーヴン・タイラーのライヴ・イン・ジャパン。どうぞ、この貴重な“今”をお見逃しなく味わい尽くしてください。

1. Sweet Emotion(End Part)/Cryin' 2. Love Lives 3. Home Tonight #1 4. Home Tonight #2
5. Dream On 6. Only Heaven 7. Walk This Way #1 8. Walk This Way #2 9. Whole Lotta Love
10. Highlights

COLOUR NTSC Approx.41min.