RUSH - HEMISPHERES IN FRANKFURT(2CD) [Cygnus 019]

RUSH - HEMISPHERES IN FRANKFURT(2CD) [Cygnus 019]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Stadthalle, Frankfurt, Germany 28th May 1979 STEREO SBD(UPGRADE)

 プログレ・ハードの雄、RUSH。その長い歴史上でも、極地とも言うべきライヴを決定的1本がプレス2CDで登場です! 本作は、「HEMISPHERES」に伴うツアーの「1979年5月28日フランクフルト」公演をステレオ・サウンドボードで記録したライヴアルバム。このツアーはいくつものライン録音があるものの、そのほとんどが音質面で難があったり、短かったり。本作は、そんな幾多のライン録音の中で、長さ/サウンド共にベストな1本なのです。
 このフランクフルト公演は古くからの超有名音源ですが、そのほとんどが2ndジェネを元にしており、「In The Mood」に劣化が見られたり、曲が足りないものばかりでした。ところが、2007年に1stジェネマスターが発掘され、「FRANKFURT 1979 MASTER(TRIAL-239)」としてリリース。劣化がないどころか、曲順もピッチも正しく、フルショウをオフィシャル級の美麗サウンドボードで聴けると大いに話題になりました。本作は、その「FRANKFURT 1979 MASTER」で使用された1stジェネマスターを最新リマスターで蘇らせ、永久保存に相応しいプレス2CDに仕上げた1本なのです!

 オフィシャルでリリースされても不思議はない、超・超決定盤となった本作ですが、その中身もRUSH史上でも特筆ものの凄まじさ。このツアーはRUSH史上でも「大作プログレ時代の総決算」で名高い。「2112」「A FAREWELL TO KINGS」「HEMISPHERES」の三部作で大作主義の頂点を極めたRUSHの総まとめが1回のライヴにギュウ詰めされているわけです。なにしろ、約2時間のセットリストの中に約10分の「Cygnus X-1」「La Villa Strangiato」、12分の「Xanadu」、20分弱の「Hemispheres」「2112」……と、なんと5つもの大曲がぶち込まれているのです。2枚のアルバムで綴られた「Cygnus X-1」「Hemispheres」連作が、オフィシャル級のステレオ・サウンドボードで一気に繰り広げられる……この濃厚なプログレ味はハンパではありません!(この「Sygnus X-1」と「Something For Nothing」は、1979年欧州ツアーでは殆ど演奏されておらず、別日の音源という可能性もあります)
 RUSH史を振り返ってみると、単に大曲が多い以上の意味もあります。ファンタジー/SFのテーマや大作主義は、LED ZEPPELIN風ハードロックバンドとして出発したRUSHが最初に見いだした進化の道でした。その道をまっすぐに追究し、突き詰めたのが「HEMISPHERES」であり、このツアー。その後も彼らは、さまざまな実験、進化で世界を拡げていきますが、それは“やり尽くした”からこその転換だった。つまり、本作で聴けるライヴこそが、バンドRUSHがたどり着いた“最初の到達点”なのです。
 実際、本作には小曲も大量に演奏されており、「A FAREWELL TO KINGS」からは「Cinderella Man」「Madrigal」以外の全曲、「HEMISPHERES」からは「Circumstances」以外の全曲が披露。濃厚なうえに広大なスペースオペラ世界をたっぷりと聴かせてくれます! その頂点ぶり、究極ぶりは、演奏にも現れ、緻密でありながらもパワフル。後のタイトでシャープなアンサンブルも最高にカッコイイのですが、本作のダイナミックなパフォーマンスこそ、RUSHがデビュー時代から持っていたもの。複雑な曲想をこなしながらも猛々しく轟くゲディ・リーのシャウト・ヴォーカル……やっぱりコレですよ! もちろん、ニール・パートもアレックス・ライフソンも若々しく、強烈なドライブ感のぶっとい音が塊となって迫る! 特に、あらゆるスタイルを網羅したラストのドラム・ソロと来たら……言葉を失ってしまうほどの凄まじさです。

 「ALL THE WORLD'S A STAGE」「EXIT STAGE LEFT」が問答無用の超名盤であることにまったく異論はありません。しかし、“TOUR OF THE HEMISPHERES 1978-1979”があまりにも集大成で究極的だからこそ、オフィシャルで残してほしかった……本作は、そんな想いを叶えてくれる1本です。幾多の変遷を重ね、その都度素晴らしい音楽を創造し続けたRUSH。その広大な音楽世界は、“プログレ・ハード”などという枠を遙かに超えています。しかし、やはり「プログレ・ハードの雄」だった彼らが恋しくてたまらないのも本音。その想いを共感してくださる方には、本作は究極のライヴアルバムとなるでしょう。
 若き天才トリオがまっすぐに駆け抜けた先の頂点、1ジャンル“プログレ・ハード”の極北。RUSH史、ロック史にも特筆すべきライヴアルバムの超決定仕様盤。今週末、あなたのお手元にお届けします。

Disc 1(68:38)
1. Intro 2. Anthem 3. A Passage To Bangkok 4. By-Tor & The Snow Dog 5. Xanadu
6. Something For Nothing 7. The Trees 8. Cygnus X-1 9. Hemispheres 10. Closer To The Heart

Disc 2(49:21)
1. A Farewell To Kings 2. La Villa Strangiato 3. 2112 4. Working Man 5. Bastille Day
6. In The Mood 7. Drum Solo  

Geddy Lee - Bass, Keyboards, Vocals Alex Lifeson - Guitars Neil Peart - Drums, Percussion    
STEREO SOUNDBOARD RECORDING