GARY MOORE - THE DAYS TO REMEMBER: SHEFFIELD 1987 & 1989(4CD) [Shades 323]

GARY MOORE - THE DAYS TO REMEMBER: SHEFFIELD 1987 & 1989(4CD) [Shades 323]

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商品詳細

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Live at City Hall, Sheffield, UK 29th March 1987 PERFECT SOUND(from Original Masters)
Live at City Hall, Sheffield, UK 25th May 1989 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 '80年代後半にゲイリー・ムーアがイギリスのシェフィールド・シティホールで繰り広げた名ライヴ2公演を、超高音質オーディエンス録音で完全パッケージ!今や伝説的な名テーパーであるCrazy S.氏が記録したマスターテープをフル使用し、大元から全面リマスターを施してプレスCD化した本作は、ハードロック時代後期におけるゲイリーの魅力を凝縮した、ファン必携必聴の4枚組です!

 ゲイリーは1986年のツアーより、自身がバックグラウンドに持つアイリッシュ・サウンドを演奏や楽曲に反映させるようになります。'87年リリースの「WILD FORITIER」では名曲「Over The Hills And Far Away」や「Johnny Boy」にアイルランドのトラッド・メロディや世界観が盛り込まれ、それらがゲイリーの新たなロックサウンドを確立しました。同様の方向性をもった'89年の「AFTER THE WAR」ではそれがさらに追求され、旧友フィル・ライノットへ宛てた手紙のような「Blood Of Emeralds」として結実します。ライヴではそれらの色合いがより濃厚となり、当時のゲイリーと彼のバンドが紡ぎだす演奏は、'80年代前半のショウはもちろん'90年代以降のブルースライヴとも明らかに異なる、清冽な風が吹く様な、この時代特有の雰囲気を漂わせていました。
 本作ではこの気高いオーラすら感じさせた'87年と'89年のライヴを、「同会場」・「同テーパー」の音源でセットにする事で、ゲイリーが'80年代末に成し遂げたハードロック・ライヴの集大成を、まるで"定点観測"したような抜群の安定感で存分にお楽しみ頂けます!

 ディスク1と2へはLangleyレーベルから9年前に「WILD ONE」としてリリースされていた、'87年ツアーの3公演目・3月29日のショウを完全収録しています。「WILD FORNTIER」ツアーは今回同時リリースされる「LONER'S END」でもお解かり頂けるように、優れたライン音源が多く残されたツアーですが、Crazy S.氏によるオーディエンス録音はこれら放送音源を前にしても、音質などの内容・記録としての価値や存在感とも互角以上のものがあり、今なお「'87年ツアーのベスト音源」として、ファンの大きな支持を得ています。本音源ではさらなる聴き易さを求めたトリートメントで、オープニングS.E.そして「Over The Hills And Far Away」から、ナチュラルな音の広がりに裏付けられた臨場感・楽器のエッジが活きた迫力あるサウンドを味わえます。きらめくような音のクリアさと見通しさは同時期のオーディエンス録音でも屈指のものがあり、「Thunder Rising」や「Wild Frontier」では前述した"風"をきっと肌に感じる事でしょう!「Shapes Of Thing」や「Murder In The Skies」・「Victims Of The Future」といった定番曲もシリアスな曲想がこのセットへ違和感無く溶け込み、それぞれが必要欠くべからざるショウの構成要素として機能しています。「All Messed Up」に「Rockin' Every Night」といったパーティな色合いを持った曲でさえ、この流れの中で聴くとシリアスに響いて感じるのだから不思議です。ライヴの全ての局面が聴き手に一瞬でも気を抜く事を許さない、この完成されたセットリストは驚くほかありません!
 本音源の大きな聴き所はアンコールの「The Loner」に待っています。元マスターでは同曲の7分台でテープが終了していたため、既発「WILD ONE」では「The Loner」からショウエンドまで丸ごと、同日別音源と入れ替えてありました。しかし今回は既発未使用だったこの「失われた7分間」をテープ終了まで採用し、以降の後半パートのみを同日別音源で繋いであります。繋ぎの処理は特に綿密な作業を施しており、言われなければマスターがその部分で入れ換わったなど、誰も気が付かないでしょう。
 ライン音源の良さは今さら言うまでもありませんが、このツアーは演奏者と観客の「気持ち」がダイレクトに伝わるオーディエンス録音こそが似合うというものです。「LONER'S END」と併せて、本音源に封じ込められた生々しい「気」や「心」をぜひ感じて頂きたいと思います!

 ディスク3及び4へは'89年の「AFTER THE WAR」ツアーから、千秋楽となった5月25日のライヴを収めています。このライヴも「FIGHTING FOR SHEFIELD」として8年前に登場していたものですが、ゲイリーの'80年代を締めくくった「ハードロック時代最後のライヴ」としての価値、そして何よりライン顔負けのハイクオリティ・オーディエンス録音により、特に専門誌やマニアから絶賛を受けました。廃盤状態が続いている近年でも、「最近ゲイリーのライヴを集め始めた」というファンからのお問い合わせが多く、今回はご期待にお応えして、フルリマスター・プレスCD化の上で堂々の復活となります。
 元々バランスや見通しには定評がある音源でしたが、今回はより音のクリアさを高めるリマスターが行われました。照明を新品に取り替えて「パッ」と灯りがともったような明るい見通し、ギターやキーボードなどの高音が鮮やかに抜けるサウンドは、オープニングの「After The War」から既発を聴き込んだマニアほど目の覚めるような思いをするに違いありません!(同曲の後にゲイリーが観客と交わす、コージー・パウエルについてのボヤきもはっきりと聴き取れます)
 セットリストの選曲は'87年ツアーを下敷きにしているものの、ドラムがエリック・シンガーからクリス・スレイドに交代したことで、バンドサウンドはメタリックな鋭さから、より重くストロングにシフトしています。「Shapes Of Things」や「Military Man」「Empty Rooms」を聴き比べれば、両者の個性やタッチの違いを感じられ、より興味深く聴き込めます。
 本音源のヤマ場は何と言っても感動の「Blood Of Emeralds」です。ゲイリーがフィル・ライノットへの尽きぬ想いを切々と歌ったこの曲は、聴く者すべての心に温かで力強いメッセージを送り届けてくれるでしょう。続く「Out In The Fields」と「Over The Hills And Far Away」のメドレーは問答無用の格好よさで、ライヴのハイライトにこれ以上無いほどの興奮を満喫させてくれます!
 アンコールは'87年ツアーでは演奏されなかった「Johnny Boy」と「Parisienne Walkways」です。ゲイリーの持つ繊細な側面を聴かせる前者、おなじみの泣きをこれでもかと響かせる後者も、共通するのは優れたメロディと印象的なギターフレーズで、押しの強いライヴの後味を素晴らしい余韻でまとめ上げています。これほど完成された楽曲とライヴを作り上げたゲイリーにとっては、なるほどハードロックの分野で「やり残し」は無かったのかも知れません。
 ゲイリーはツアーが終了した後、ボブ・ディズリーがドイツツアー中に話したという「ブルース・アルバムを作ろう」というアイディアを実行し、「STILL GOT THE BLUES」が製作されます。しかしまさか本シェフィールド公演が"ハードロック時代の終焉"になるなど、この時は誰も想像すらしませんでした。この"図らずも最後となった"ショウをこれだけのクオリティで残してくれたCrazy S.氏には、感謝の言葉もありません!

 ゲイリーのハードロック時代を収めた傑作オーディエンス録音は、これまでリリースされてきた「A THING OF THE PAST」や「RUN THROUGH THE NIGHTS」を経て、本作でいよいよ一つの区切りを迎えます。2公演を合計して206分間ものドラマが濃密かつ長大につづられた本作は、これまでリリースされてきた数々のアイテムの中でも、ひときわ燦然と輝いています!
 圧倒的なボリュームと満足感を目一杯に詰め込んだ完全限定プレスCD4枚組で、ひとつの時代が集大成されます!ゲイリーのハードロック時代を見届けたシェフィールドの実録ドキュメントを、皆様どうぞお見逃しありませんように!

Live at City Hall, Sheffield, UK 29th March 1987

Disc 1
1. Opening 2. Over The Hills And Far Away 3. Thunder Rising 4. Shapes Of Thing
5. Murder In The Skies 6. Wild Frontier 7. Military Man 8. So Far Away 9. Empty Rooms

Disc 2
1. Victims Of The Future 2. All Messed Up 3. Out In The Fields 4. Rockin' Every Night
5. Wishing Well 6. The Loner

Gary Moore - Guitar, Vocals Neil Carter - Keyboards, Guitar, Vocals Bob Daisley - Bass
Eric Singer - Drums

Live at City Hall, Sheffield, UK 25th May 1989

Disc 3
1. Opening S.E.(Dunluce) 2. After The War 3. Shapes Of Things 4. Wild Frontier
5. This Thing Called Love 6. Military Man 7. Guitar Solo 8. So Far Away 9. Empty Rooms
10. Blood Of Emeralds

Disc 4
1. Out In The Fields 2. Over The Hills And Far Away 3. Rockin' Every Night
4. All Messed Up 5. Johnny Boy 6. Parisienne Walkways

Gary Moore - Guitar & Vocal Bob Daisley - Bass Neil Carter - Keyboards, Guitar, Vocal
Chris Slade - Drums

Special Thanks: Crazy S.