【取り寄せ】DEF LEPPARD - FRESNO 1980: THE VIDEO(DVDR) [Shades 1149]

【取り寄せ】DEF LEPPARD - FRESNO 1980: THE VIDEO(DVDR) [Shades 1149]

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Live at Warnors Theatre, Fresno, CA, USA 21st May 1980 AMAZING SHOT!!!!!!!!!!

 初めての渡航・初めての異国・初めてのアメリカ……そんな駆け出し時代にあった1980年のDEF LEPPARD。その姿を捉えた極上映像が登場です。
 そんな本作が撮影されたのは「1980年5月21日フレズノ公演」。そのオーディエンス・ショットです。「フレズノ」「オーディエンス・ショット」で気づかれた方も多いと思いますが、本作も今話題となっているヴィンテージ映像の1つ。その初期DEF LEPPARD編なのです。どれほど初期だったのか、まずは当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

・1月18日-2月29日:英国#1(34公演)
《3月14日『ON THROUGH THE NIGHT』発売》
・4月5日-29日:英国#2(21公演)
・5月20日-8月3日:北米(57公演)←★ココ★
・8月24日-10月2日:欧州(20公演)
・12月8日-13日:英国#3(7公演)

 これがデビュー直後となる1980年のDEF LEPPARD。『ON THROUGH THE NIGHT』のリリースから約2ヶ月後だったわけですが、1979年までの彼らは母国イギリスでしかライヴを行っておらず、大陸ヨーロッパでさえ経験していませんでした。そんなDEF LEPPARDが初めて大洋を渡り、異国アメリカの地に立った。本作のフレズノ公演は、その「北米」ツアーでも超・極初期な2公演目のコンサートでした。この「北米」ツアーはさまざまなバンドのサポートを務めたわけですが、冒頭10公演はパット・トラヴァースの前座でもありました。
 そんなショウで記録された本作は、絶景にして極上のヴィンテージ・ショット。先日のAEROSMITH編・VAN HALEN編をご体験された方ならピンと来ると思いますが、あの超絶な映像美が本作も貫かれているのです。とは言え、未体験の方にはサッパリでしょうからイチから始めますと、本作は客席からフィルム撮影されたオーディエンス・ショット。普通、客席撮影というとビデオと思われますが、その普及が本格化したのは80年代に入って少し経ってから。それまでは8ミリ・フィルムでの撮影がメインでした。1980年というと丁度切り替わる少し前で、8ミリ時代の末期にあたるとお考えください。
 そして、8ミリ・フィルムと初期ビデオは一長一短。長所としては、非常に美しい。ビデオは簡単にダビング可能な代わりに大元マスターが失われやすく、特に初期は高価なテープを使い回して劣化したテープで撮影される事例も多かった。そのため、劣化ノイズや滲みが激しかったり、ダビング根まみれのマスターしか残っていないこともあります。その点、8ミリ・フィルムは基準からして美麗。もちろん、フィルムの保存状態にもよるわけですが、微細部まで鮮明な画質はデジタル機材にさえ迫り、発色は当時そのまま。現在、世界中のコレクターを沸かせているフレズノ・シリーズは、その最高峰レベルでもあるのです。
 その反面、8ミリ最大の欠点は撮影時間の短さ。1カットが数秒から1分ほどの事も珍しくなく、フルショウどころか丸1曲さえも難しい。そのため、美しく貴重ではあってもエンターテインメントには向かないのが基本です。ところが、今回のフレズノ・シリーズはそうではないからマニアが驚いた。さすがに完全収録ではないのですが、それに迫る見応えがある。1カットが5分近くたっぷり見られるものが多用され、撮影されなかったパートも静止画などでできる限り補足。ショウを約30分に渡って捉えている。前述の通り、このショウは前座ステージですので、30分はほぼフルに近い。若きDEF LEPPARDのステージにじっくりと浸れるのです。
 さらにさらに、このシリーズはサウンドも超・極上。カメラ付設か別録音かは分かりませんが、そのクオリティは堂々と「まるでサウンドボード」と呼べるもの。AEROSMITH編やVAN HALEN編も凄かったですが、本作は輪をかけて強烈。距離感もまったく感じなければ、安定感も分離感も絶大。加えて、オーディエンス・ノイズもまったくと言って良いほどなく、本当にFMサウンドボードをシンクロさせているようなド密着サウンドなのです。
 そのクオリティで描かれるショウは……「若い!」。もう、これに尽きます。「Lady Strange」やデビューE.P.の「Ride Into the Sun」も演奏されますが、他はすべて『ON THROUGH THE NIGHT』ナンバー。そんなセットを綴っていくメンバーの若いこと若いこと。何しろ、最年長のジョー・エリオット、スティーヴ・クラーク、ピート・ウィリスの3人でさえ二十歳ですし、リック・アレンに至っては16歳。暗めのステージにスポット・ライト1個というショボいライティングからしていかにも前座ですし、そのライトに浮かぶジョーは黒のボウタイ&ベストというニューウェーヴっぽい出で立ち。そして、その歌声。凡百の新人バンドよりは遙かに力強いとは言え、声質にはまだまだ青臭さが色濃く残り、歌い口はひたすらにひたむき。そんなジョーが独占するスポットライトに割り込んでくるスティーヴやピートと痙攣するようなヘドバンを繰り返し、まるでアンガス・ヤングが3人いるかのよう。濃厚なNWOBHMバンドの体臭が発散されるのです。

 とにかく「若い」「極上」。この2ワードこそが本作の本質です。幾多の英国バンドが渡米したてのカルチャーショックを語ってきましたが、本作のDEF LEPPARDはそのショック真っ直中。傑作連発のフレズノ・シリーズでも特濃の1枚です。音楽産業の中心地を目の当たりにした興奮が全身から吹き出す苛烈なショウを現場体験できる衝撃の貴重映像。どうぞ、じっくりとご堪能ください。

(30:12)
1. When The Walls Came Tumbling Down
2. It Could Be You
3. Hello America
4. Lady Strange
5. Rock Brigade
6. Answer to the Master
7. It Don't Matter
8. Rocks Off
9. Wasted
10. Ride Into the Sun

Joe Elliott - lead vocals
Steve Clark - guitar
Pete Willis - guitar, backing vocals
Rick Savage - bass, backing vocals
Rick Allen - drums

COLOUR NTSC Approx.30min.