RAINBOW - FACING GRAHAM(3CD + Flyer) [Darker Than Blue 121/122/123]

RAINBOW - FACING GRAHAM(3CD + Flyer) [Darker Than Blue 121/122/123]

販売価格: 4,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Budokan, Tokyo, Japan 8th May 1980 PERFECT SOUND(2 Diff-Sources)

 グラハム・ボネットを迎えたRAINBOWが「DOWN TO EARTH」を引っさげて2年ぶりの来日を果たした1980年のジャパンツアーより、東京・日本武道館で行われた初日公演の模様を、異なる2種類のオーディエンス・ソースでパッケージしたファン待望の一本が、完全限定プレスCD3枚組で登場です!

 '80年の来日音源は、これまで9日の「GONE WILD」や12日の「GIGANTIC EXPLOSION」・「INNOCENT VICTIMS COMPLETE」、大阪3連続公演を収録した「HIDDEN FORTRESS」と、いずれも傑作の名にふさわしいプレスCDタイトルがリリースされてきましたが、8日については(CD-R盤を含めて)ほとんどアイテムが出ておらず、きちんとしたタイトルの登場が待ち望まれていました。長らくエアポケット状態だったこの初日を異なる2種類のソースで捉えた本作は、まさに「欠けていたパズル」を埋める最後の1ピースなのです!

 「LONG LIVE ROCK'N'ROLL」当時から課題としていた"アメリカ市場でのヒット"のため、リッチー・ブラックモアは中世的で壮大なイメージから「ポップな曲やラブソング」も出来るよう、バンドとしてのRAINBOWの路線変更に着手します。ロニー・ジェイムズ・ディオはこの路線変更に難色を示しますが、この時リッチーは妥協せず、結果としてグラハム・ボネットへのヴォーカル交代が発生。さらにドン・エイリーやロジャー・グローヴァーを加入させ、RAINBOWは"スーパー・バンド"と表現しても差し支えない陣容を整えました。こうして完成した「DOWN TO EARTH」のリリース後、'79年の秋から年末にかけてバンドは、ワールドツアーの前半戦として長期のアメリカ・ツアーを挙行します。これまで以上に入念なツアーに加え、新曲がラジオで頻繁にオンエアされた事で、アメリカにおけるバンドの認知度は大きく向上し、"アメリカでの成功"も現実味を帯びてきました。メンバーの実力に裏付けられたRAINBOWのパワフルなパフォーマンスは'80年1月から始まったヨーロッパツアーでも話題となり、それまでロック・シーンでは無名に近かったグラハムも、一躍"スーパー・ヴォイスのロック・シンガー"として知られ、その後の彼の人生を大きく変える事にもなりました。
 そして5月には待望の来日公演が行われます。この時の来日は東京・大阪それぞれ3公演と、ロニー時代に較べてコンパクトになったものの、新生RAINBOWへの期待度は大きく、初日から多くのファンが会場へと詰め掛けてバンドの演奏に声援を贈りました。本作ではその5月8日・初日の模様を、ディスク1・2には以前から知られる定番音源を上位素材から収録。ディスク3にはトレーダー間でも知られていない別ソースを、今回新たに発掘されたオリジナル・マスターより収めています!

 ディスク1・2へは、熱心なコレクターから「BROKEN DREAMS」として知られる素材を、マスター・クオリティを確信させる上位音源からリマスターして収録しています。過去の「BROKEN DREAMS」は音のクリアさこそ優れていたものの、テーパーとステージに距離があって演奏のバランスがやや悪く、さらにピッチが早いうえに収録曲がディスク1に偏っているなど、音源の貴重さは別として、マニア向けの音源ではありました。本作も録音内容そのものは同じなので、ステージとの距離感そのものは同一ですが、リマスターによって演奏の輪郭にエッジが与えられ、さらに既発で多少きになったヒスノイズを抜く事で、明度と聴き易さは格段に向上しています。もちろん早かったピッチはきちんとアジャストされ、テープから音を起す段階でディスクへの配分も均等に振り分けるなど、マニアの「痒い所に手が届く」修正が施され、内容やアイテムとしてのグレードは「もはや別物」と言えるほどに変化しています。
 オープニングの「Mars」と「Eyes Of The World」は、武道館独特のエコーと空気感が曲想へ素晴らしいマッチングを見せています。湧きあがるようなオーディエンスの拍手に乗せ、高まった緊張が一瞬で弾けるイントロ部分は、何度聴いても堪りません(狂乱の渦と化すフロアの喧騒も最高です)! リッチーのギターが上質な音色で細やかに聴き取れる「Brandenburg Concert」と「Since You Been Gone」、繊細な前半と情念がほとばしる後半の対比も鮮やかな「Catch The Rainbow」など、ブラッシュアップされた本作で蘇る8日の熱演は、マニアが「最高の名演」と支持する9日や12日と比較してもなんら見劣りしないどころか、バンドの高いモチベーションが、初日ならではの爆発するようなテンションのライヴを演出していた事が判るでしょう! グラハム時代のハイライト「Lost In Hollywood」でも、聴き手を射抜くようなグラハムのヴォーカルは絶好調です。リッチーのギターソロ、コージーのドラムソロもエコーをたっぷり含んだ最高の迫力で繰り広げられ、聴き手に会場でライヴを楽しむような臨場感を味わわせてくれます。
 冒頭でテープチェンジによるカットがあるものの、ここだけでしか聴けないアンコール部分も絶品の一言。グラハムの煽りで会場が大合唱する「All Night Long」、ロニーとは異なる一直線な鋭さで迫る「Long Live Rock 'N' Roll」、そしてクライマックスのギタークラッシュまで、抜群の臨場感がスリリングにライヴを再現しています。既発を持っているマニアもこのサウンドは間違いなく"乗り換え"のクオリティだと断言します!

 そしてディスク3には、全てのRAINBOWマニアが驚くであろう初登場音源が、こちらも入念なリマスターを経た上でプレスCD化されています。
 クリアさでこそディスク1・2に一歩譲るものの、テーパーがステージに近い位置から録音していたのは想像に難くなく、よりダイレクトでパンチ力に富んだサウンドがショウの冒頭から聴き手をノックアウトします! 「BROKEN DREAMS」ではグラハムのヴォーカルに偏り気味だったバランスも、こちらは序盤からリッチーのギター・コージーのドラムが本来の迫力とエッジで前面に押し出されています。ディスク1・2と較べてホールのエコーが少なく、オーディエンス・ノイズが気にならないのも特徴で、唯一無二のパワーと演奏力を誇ったグラハム時代のバンドサウンドを、より明確な輪郭とリアルな実存感で確認できます。
 会場のエコーが曲想を引き立てた「Eyes Of The World」は、ストレートな音像でまた違った感触となり、ブルージーで男くさい「Love's No Friend」や、ロニーにも負けないパワフル・ヴォイスが聴き所の「Man On The Silver Mountain」は、むしろこちらのほうが好ましい印象です。 
 そして最大のハイライトは、壮絶なまでのド迫力で繰り広げられる「Lost In Hollywood」です! パワーが余り過ぎて上ずり加減に突き抜けるグラハムの歌は凄まじく、ロニーが絶対だった当時のRAINBOWファンにも「こんなヴォーカルがいるなんて!」と驚かせたほど。リッチーも負けじと厚みのある音色で、時に破壊的に、またはリリカルにと、彼らしいプレイとフレーズを要所で炸裂させています。曲中のドン・エイリーのソロ、クライマックスに轟くコージーの「1812 Overture」もとんでもない聴き応えで、聴き手の目の前で広がるようなサウンドを楽しめます!不完全収録ながら「BROKEN DREAMS」と異なる音源が、ここまで迫力あるマスターで発掘された事そのものが驚きです。既発を聴き込んだマニアも、新鮮な気持ちで再びライヴを味わえる事でしょう!

 前述したように'80年5月8日・初日のライヴ音源は今までほとんど出回っておらず、特に若い世代のRAINBOWファンは「今まで聴くチャンスが無かった」ライヴのひとつ。それを大きく異なる角度と立ち位置から、全く異なる個性のサウンドで聴き込ませる本作は、間違いなく多くのハードロックファンの支持を得る事でしょう。
 RAINBOWファンはもとよりグラハム・ボネットのマニアも、納得の聴き応えで初日を追体験させるスペシャルな一本がここに誕生! RAINBOWにとってもうひとつの"伝説"である'80年来日公演が、「GIGANTIC EXPLOSION」や「HIDDEN FORTRESS」など過去の傑作タイトルの数々に続き、3枚組の完全限定プレスCDで堂々のコンプリート達成です!

Recorder #1 

Disc 1
1. The Land Of Hope And Glory 2. Introduction 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend
5. Since You Been Gone 6. Over The Rainbow 7. Man On The Silver Mountain 8. Catch The Rainbow

Disc 2
1. Keyboards Intro. 2. Lost In Hollywood 3. Guitar Solo 4. Beethoven 9th 5. Keyboards Solo
6. Drums Solo incl. 1812 Overture 7. Lost In Hollywood(reprise) 8. Guitar Intro/Lazy
9. All Night Long 10. Long Live Rock 'N' Roll 11. Kill The King incl. Guitar Crash
12. Long Live Rock 'N' Roll(reprise) 13. Over The Rainbow

Recorder #2

Disc 3
1. The Land Of Hope And Glory 2. Introduction 3. Eyes Of The World 4. Love's No Friend
5. Since You Been Gone 6. Over The Rainbow 7. Man On The Silver Mountain
8. Catch The Rainbow 9. Keyboards Intro. 10. Lost In Hollywood 11. Guitar Solo
12. Beethoven 9th 13. Keyboards Solo 14. Drums Solo incl. 1812 Overture
15. Lost In Hollywood(reprise)

Ritchie Blackmore - Guitar Graham Bonnet - Vocals Cozy Powell - Drums
Roger Glover - Bass Don Airey - Keyboards