【近日入荷】BLOOD, SWEAT & TEARS - NEWPORT JAZZ FESTIVAL 1969 (1CDR) [Uxbridge 1219]

【近日入荷】BLOOD, SWEAT & TEARS - NEWPORT JAZZ FESTIVAL 1969 (1CDR) [Uxbridge 1219]

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商品詳細

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Newport, Rhode Island, USA 4th July 1969 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 2ndアルバムが全米1位となる大ヒットとなり、一気に時代の寵児へと駆け上がった1969年のBLOOD, SWEAT & TEARS。まさに絶頂の時代を現代に伝えてくれる貴重なオリジナル録音が登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1969年7月4日ローズアイランド公演」。数々の伝説を生んだ音楽祭“NEWPORT JAZZ FESTIVAL”の現場で記録されたオーディエンス録音です。“NEWPORT JAZZ FESTIVAL”と言えば、ジャズやブルース、ゴスペルなどのイメージが強いのですが、1969年からはロックにも門徒を解放。LED ZEPPELINが出演したことでも広く知られています。数日間にわたって多数のアーティストが参加しましたが、BLOOD, SWEAT & TEARSが出演したのは2日目。JEFF BECK GROUPやJETHRO TULL、TEN YEARS AFTER等とステージを分け合いました。
 また、先述の通り1969年は当時は大ヒット真っ最中の黄金期。その勢いを感じ取る意味でも、当時のスケジュールからショウのポジションを振り返ってみましょう。

・1月2日-3月8日:北米#1(20公演)
《3月:シングル『You've Made Me So Very Happy』発売》
・3月19日-4月12日:北米#2(9公演)
・5月9日+10日:北米#3(2公演)
《5月:シングル『Spinning Wheel』発売》
・6月22日-8月29日:北米#4(15公演) ←★ココ★
《9月30日:シングル『And When I Die』発売》
・10月4日-11月25日:北米#5(12公演)
・12月26日-28日:北米#6(3公演)

 これが1969年のBLOOD, SWEAT & TEARS。2ndアルバム『BLOOD, SWEAT & TEARS』自体は1968年末にリリースされ、その後にツアーを開始。シングル『You've Made Me So Very Happy』『Spinning Wheel』『And When I Die』を大ヒット(いずれも全米2位)させながら北米を巡りました。本作のニューポート公演は、その最中にあった「北米#4」の4公演目にあたるコンサートでした。
 そんな歴史的現場でテープを回していたのは、実は日本人。当時の某音楽評論家が個人的に録音していたマスター・テープからダイレクトにデジタル化したものなのです。そのサウンドは、まさにタイムカプセル。あくまでヴィンテージな空間録音ですが、関係者席だったのか距離感はなし。力強い演奏の芯が目の前に迫り、周囲に観客の声もない。ただひたすら、ぶ厚いアンサンブルとデヴィッド・クレイトン・トーマスのパワフルな歌声に全身で浸ることができる。実のところ、パワー全開なオープニングの「More And More」ではピークが歪んでちょっと驚くものの、その後は少しずつ落ち着いていき、後半に行くほど地味深いブラス・ロックをたっぷりと楽しむ事ができます。
 そんなサウンドで描かれるのは、まさに我が世の春を謳歌するようなステージ。フェスという事もあって50分弱の持ち時間ではあるものの、その中に初期の名曲を濃縮している。ここで、その内容を整理してみましょう。

●CHILD IS FATHER TO THE MAN(2曲)
・I’ll Love You More Than You'll Ever Know/I Can't Quit Her
●BLOOD, SWEAT & TEARS(5曲)
・More And More/God Bless The Child/Spinning Wheel/Smiling Phases/You've Made Me So Very Happy
●BLOOD, SWEAT & TEARS 3(1曲)
・Somethin' Comin' On

……と、このようになっています。シングルが大ヒット中の「You've Made Me So Very Happy」「Spinning Wheel」を軸としながら『BLOOD, SWEAT & TEARS』の半分を演奏。さらにアル・クーパー時代の貴重なレパートリーや3rdアルバム収録されることになるジョー・コッカーのカバー「Somethin' Comin' On」も披露しています。オリジナル・カセットは16分に及ぶ「Smiling Phases」で終了していましたが、本作ではさらにアンコールの「You've Made Me So Very Happy」を別マスターから収録。当日のすべてと言われる全7曲を完全体験できるように致しました。
 そんなセットを綴る演奏が素晴らしい。当時のメンバーは2nd&3rdアルバムを創り上げた、あの9人。伝説の初来日には参加しなかったシェリー・ハイマンも在籍しており、オリジネイター達の柔軟で熱いインタープレイが絶え間なく繰り広げられる。そして、クレイトン・トーマスのヴォーカリゼーション。ショウが進むほどピークの歪みが消えて演奏がクリアになっていくのですが、クレイトンが全力で張り上げるとやはり振り切る。8人馬力による当代きってのブラス・ロックを背負いながらも一気に主役となる強烈なヴォーカルを目の前サウンドで味わえるのです。

 米国音楽史に数々の伝説を刻んだ“NEWPORT JAZZ FESTIVAL”。その大舞台に立った大全盛BLOOD, SWEAT & TEARSの生演奏を楽しめる貴重極まるライヴアルバムです。70年代を目前に控えた時代の中で鳴り響いていた、当代きってのブラスロックの極み。どうぞ、本作ではじっくりと現場体験してください。

(48:18)
1. More And More
2. God Bless The Child
3. Somethin' Comin' On
4. I'll Love You More Than You'll Ever Know 
5. I Can't Quit Her
6. Spinning Wheel
7. Smiling Phases

Encore:
8. You've Made Me So Very Happy

David Clayton-Thomas - lead vocals
Fred Lipsius - saxophone
Lew Soloff - trumpet
Chuck Winfield - trumpet
Jerry Hyman - trombone
Steve Katz - guitar
Dick Halligan - keyboards
Jim Fielder - bass
Bobby Colomby - drums