METALLICA - CHICAGO 1988(2CD)★ [ZODIAC 381]

METALLICA - CHICAGO 1988(2CD)★ [ZODIAC 381]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at UIC Pavilion, Chicago, IL, USA 17th November 1988 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 過激なまま壮大・緻密に進化した『...AND JUSTICE FOR ALL』で全世界を制覇した1988年のMETALLICA。その灼熱の現場を伝えるオリジナル・マスターが登場です。
 そんな本作に刻まれているのは「1988年11月17日シカゴ公演」。その一部始終を記録したマスター・カセットからダイレクトにCD化された激鉄オーディエンス録音です。1988年と言えば、VAN HALENやDOKKENとの“MONSTERS OF ROCK TOUR 1988”も有名ですが、本作はその後に行われた“DAMAGED JUSTICE TOUR”の方。まずは、そんな当時のスケジュールからショウのポジションを振り返ってみましょう。

●1988年
・5月23日-7月30日:MONSTERS OF ROCK TOUR(30公演)
《8月25日『...AND JUSTICE FOR ALL』発売》
・9月11日-11月5日:欧州(41公演)
・11月15日-12月18日:北米#1(23公演) ←★ココ★
●1989年
・1月11日-4月21日:北米#2(63公演)
・5月1日-18日:オセアニア/日本(10公演)
・5月24日-9月23日:北米#3(79公演)←※公式映像
・10月4日-7日:南米(3公演)

 これが1988年/1989年のMETALLICA。『...AND JUSTICE FOR ALL』は夏に発売され、全米6位まで駆け上がる大ヒット。過激なスラッシュ・メタルが各国のトップ10に食い込むとう“事件”に世界を震撼しました。その勢いを駆って秋から“DAMAGED JUSTICE TOUR”が開始。本作のシカゴ公演は、その本国編「北米#1」が始まったばかりの2公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、まさに極上のオーディエンス録音。「極上」とは言ってもサウンドボードと間違えるタイプではなく、現場の熱気も苛烈なリアル・オーディエンス。実際、その熱気がハンパではなく、「Blackened」のスタートを告げるギターの逆回転が流されるや、常軌を逸した歓喜が悲鳴とも暴動とも付かない狂乱となって吹き出す。そして、そのイントロをジェイムズの生リフが切り裂くのですが、ここでびっくり。音色的には明らかにオーディエンスではあるものの、そのエッジの鋭さや芯の骨太感! さらにパイロの「バン!」と共にバンド全体で大激走するわけですが、その炸裂音とブチ切れた観客の爆発力が凄いのなんの。“DAMAGED JUSTICE TOUR”を象徴する名シーンですが、それでもなお、すべてを蹂躙して制圧していくリフ攻撃&シャウト……。『BLACK ALBUM』以降のメジャー感とは違うカルトな空気感が猛烈に圧縮された現場を正確に伝えつつ、それ以上にパワフルで整った重金属アンサンブルも同時に味わわせてくれる銘品なのです。
 それもそのはず、本作は録音したテーパーもただ者ではない。80年代のシカゴ近辺で名作を連発した人物で、当店でもIRON MAIDENの『SLAVERY MASTER(Zodiac 002)』やMOTLEY CRUEの『THEATRE OF ROSEMONT(Zodiac 018)』、オジー・オズボーンの『ULTIMATE SIN IN CHICAGO(Zodiac 025)』といった名盤がお馴染み。さらに言いますと、確証は得られていないもののMETALLICAの超傑作『THE ECSTASY OF ARAGON(Zodiac 004)』『CHICAGO 1986 FIRST LEG(Zodiac 052)』『DEFINITIVE MASTER OF CHICAGO(Zodiac 273)』と同じテーパーではないか……とも言われている。これらの中の1本でも体験された方なら、強烈な迫力ながら整った安定感を実感していただけると思いますが、本作はその銘品コレクションの“DAMAGED JUSTICE版”。実のところ、テープチェンジによるカットが2カ所(「Master Of Puppets」中盤の32秒と「Fade To Black」イントロの9秒)ほどあったのですが、そこは別音源で補填。全編をシームレスで楽しめるようになっています。補填に使用したのは、日の近いロングビーチアリーナ公演の公式SBD。それが可能なほど、本編のサウンドもクリアな名録音なのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、METALLICA全史でも重金属感がピークを迎えたフルショウ。“DAMAGED JUSTICE TOUR”と言えば、『LIVE SHIT: BINGE & PURGE』のシアトル公演プロショットが象徴ですし、日本公演の名作プレス『DAMAGED JUSTICE JAPAN TOUR 1989(Zodiac 374)』も記憶に新しいところ。しかし、本作はレッグが違うのでセットも微妙に異なります。ここで、その内容を整理してみましょう。

●クリフ時代ナンバー(9曲)
・KILL ‘EM ALL:Seek & Destroy/Whiplash
・RIDE THE LIGHTNING:For Whom The Bell Tolls/Creeping Death/Fade to Black
・MASTER OF PUPPETS:Welcome Home (Sanitarium)/Leper Messiah(★)/Master Of Puppets/Battery
●...AND JUSTICE FOR ALL(6曲)
・Blackened/Harvestor Of Sorrow/Eye Of The Beholder(★)/To Live Is To Die/One/...And Justice For All
●カバー(5曲+α)
・Little Wing/ジャム(How Many More Times / Run To The Hills)(★)/Helpless(★)/Last Caress/Am I Evil?/Breadfan
※注:「★」印は公式のシアトル公演では聴けない曲。

……と、このようになっています。終盤に演奏されるカバーのセレクションが違ってもいますが、それ以上に大きいのは前半。レアな「Leper Messiah」やこのツアーだけの「Eye Of The Beholder」も演奏されるのです。それでも「Eye Of The Beholder」は『DAMAGED JUSTICE JAPAN TOUR 1989』でも聴けましたが、「Leper Messiah」は叶わなかった曲です。
 そして、そんなセットを綴る演奏こそが最高に重金属。上記した日程の通り、“DAMAGED JUSTICE TOUR”はヨーロッパ遠征から始まり、本国に凱旋する流れ。本作はその2公演目とあってツアー疲れなど微塵もなく、本国を蹂躙する意欲に燃えたぎっている。はやく本国のファンにも複雑に進化した曲を叩きつけてやりたい、女神像ぶっ壊しを見せびらかしたい……そんな血気盛んな勢いが溢れ出し、“DAMAGED JUSTICE TOUR”の各国録音でもひときわ硬度の高い金属光沢ギラッギラのショウなのです。

 2nd時代の『THE ECSTASY OF ARAGON』や3rd時代の『CHICAGO 1986 FIRST LEG』『DEFINITIVE MASTER OF CHICAGO』など、初期METALLICAの名盤を生んできたシカゴ。本作は、その“DAMAGED JUSTICE版”となる新名盤です。本作自体が極めつけの重金属盤ではありますが、さらに連作として楽しむ事で“METALLICAの歩み”も極上サウンドで併走できてしまう。これもまた、オーディエンス録音ならではの贅沢な愉しみです。どうぞ、永久保存プレス2CDで思う存分ご堪能ください。



Disc 1 (58:55)
01. Radio Spot
02. Ecstasy Of Gold
03. Blackened
04. For Whom The Bell Tolls
05. Welcome Home (Sanitarium)
06. Leper Messiah
07. Harvester Of Sorrow
08. Eye Of The Beholder
09. Bass Solo
10. To Live Is To Die
11. Master Of Puppets
12. One

Disc 2 (55:16)
1. MC
2. Seek And Destroy
3. ...And Justice For All
4. Jam
5. Creeping Death
6. Fade To Black
7. Guitar Solo 。
8. Little Wing
9. Battery
10. How Many More Times / Run To The Hills
11. Helpless
12. Last Caress
13. Am I Evil?
14. Whiplash

James Hetfield - Guitar, Vocal
Lars Ulrich - Drums
Kirk Hammett - Guitar
Jason Newsted - Bass