BLACKMORE'S NIGHT - OSAKA 1997(2CD) [Black Box 002]

BLACKMORE'S NIGHT - OSAKA 1997(2CD) [Black Box 002]

販売価格: 2,800円(税込)

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商品詳細

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Live at Festival Hall, Osaka, Japan 7th November 1997 PERFECT SOUND(from Original Masters)

 BLACKMORE'S NIGHT初来日の「1997年11月7日」を収めたオーディエンス・アルバム。現場は、あの『MADE IN JAPAN』のメイン会場ともなった“大阪フェスティバルホール”です。初のジャパンツアーは全8公演あり、今週はそのリリースがまとまってもいますので、逐一整理していきましょう。

・11月2日:中野サンプラザ
・11月3日:愛知厚生年金会館
・11月4日:神戸国際会館ハーバーランドプラザ
・11月6日:広島郵便貯金ホール
・11月7日:大阪フェスティバルホール 【本作】
・11月8日:東京国際フォーラム
・11月10日:神奈川県民ホール
・11月11日:仙台サンプラザホール

 このように、本作は7公演目にして唯一の大阪公演でした。同時リリースの『KOBE 1997(Black Box 001)』でも触れましたが、このジャパンツアーはBLACKMORE'S NIGHTにとって初めての公開公演でもあり、プロになりたてのキャンディス・ナイトはもちろん、当のリッチー・ブラックモアにとっても新しい音楽世界を切り開かんとする刹那。常に新しい土地・観客・音楽を踏みしめながら歩みを進めていくだけに、1公演1公演が面白いツアーでもありました。実際、本作のパフォーマンスも非常に初々しい。通常のバンドやツアーでしたら5・6公演くらいで調子が上がってくるものですが、初めて尽くしだけに観客もバンドも初めての出会いの新鮮さに溢れています。
 そんな初々しさ溢れる中にあって、ややリラックスしたムードを見せているのは、肝心要の御大、リッチー・ブラックモア。このツアーは、DEEP PURPLEやRAINBOWと大きく違う音楽性なこともあり、今までにリッチーが足を踏み入れたことのない会場ばかりでしたが、その中で唯一、大阪フェスティバルホールはリッチーにも馴染み深い会場だった。その数はDEEP PURPLE初来日の初日から始まり、この時で11公演目。リッチーの日本公演史において、日本武道館に次ぐ場数を踏んだステージだったのです。
 そして、それは観客側も同じ。各地でリッチーの新世界に触れようという観客が集まっていましたが、その期待感・緊張感ゆえに緊迫したムードが先立つ会場もありました。ところが、大阪公演は“いつもの会場”のせいか、そこまで張り詰めることなくノリが非常に良い。もちろん、ロック・コンサートのような大騒ぎは起こりませんが、贈られる声援が暖かい。初めて尽くしの中で、ただ1回だけ見知った現場に集う見知った観客を前にしたコンサート。それが、この大阪公演なのです。
 大阪フェスティバルホールの旨みはムードだけではなく、“大阪随一”・“神が作ったホール”と絶賛を集める会場音響も素晴らしい。本作も『KOBE 1997』と同じ録音家の手によるオリジナル・マスターを使用しており、そのサウンドは絶品。『KOBE 1997』も素晴らしいサウンドに胸を打たれましたが、本作も負けず劣らず。それこそ1972年のPURPLE初来日から高品質な録音を生み続けてきた伝統会場ではあるものの、アコースティックなBLACKMORE'S NIGHTでは、その素晴らしい音響が手触り感覚で伝わってきます。
 また、セットリストも美味しい。移動時間の関係で早めに切り上げられた神戸公演とは違い、本編では『SHADOW OF THE MOON』からの「Memmingen」「Greensleeves」「No Second Chance」が演奏される。それ以上に嬉しいのが、アンコールのエレクトリック・セット。神戸公演と同じように「Writing On The Wall」で締めた後、リッチーの指先が引き出すのは「Man On The Silver Mountain」! さらに「Spirit Of The Sea」「Street Of Dreams」と立て続けに演奏していくのです。“大阪だけ”というわけではないものの、それを受けた熱狂の熱さは大阪だけのもの。「Street Of Dreams」のイントロが鳴り響いた瞬間のどよめきったらない。キャンディスの歌声を幾重にも彩る2700人のコーラス隊と共に盛大に盛り上がってフィナーレを迎えるのです。

 BLACKMORE'S NIGHTは1997年と2004年の2度の来日で合計13公演を行いましたが、ロック時代と同じ会場だったのは、この大阪フェスティバルホール1回だけ。1972年に初めて踏んだ日本の会場、まさにそのステージに新たな音楽と共に戻ってきたリッチーの姿。演奏・音響・観客の総てがそろったメモリアル公演を、名手の匠の業で極上に描ききったライヴアルバムです。BLACKMORE'S NIGHTの『MADE IN JAPAN』でもある1本。どうぞ、たっぷりとお楽しみください。

Disc 1 (56:55)
1. Intro. 2. Shadow Of The Moon 3. Be Mine Tonight 4. Play Minstrel Play 5. St. Teresa
6. Minstrel Hall 7. Under A Violet Moon 8. Temple Of The King 9. 16th Century Greensleeves
10. Memmingen 11. Greensleeves 12. Renaissance Faire

Disc 2 (52:32)
1. Mond Tanz 2. No Second Chance 3. Ariel 4. Member Introduction 5. The Clock Ticks On
6. Still I'm Sad 7. Difficult To Cure 8. Bass Solo 9. Keyboard Solo 10. Writing On The Wall
11. Man On The Silver Mountain 12. Spirit Of The Sea 13. Street Of Dreams

Ritchie Blackmore - Guitars Candice Night - Vocal Jessie Haynes - Guitars Mick Cervino - Bass
Joseph James - Keyboards John O. Reilly - Drums