BLACK SABBATH - ASYLUM OF SATAN(2CDR) [Shades 093]

BLACK SABBATH - ASYLUM OF SATAN(2CDR) [Shades 093]

販売価格: 2,500円(税込)

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商品詳細

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Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 18th November 1980 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(from Original Masters)
Providence Civic Center, Providence, RI. USA 12th August 1980 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND 
Hammersmith Odeon, London, UK 20th January 1981 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 BLACK SABBATHの「HEAVEN AND HELL」ツアーはその時期と特徴により、海外および国内マニアの間では次の3点に区分されています。まず最初が'80年8月19日まで続いた、ロニー+オリジナル・ラインナップ3名のツアー前半。そして初来日も実現したヴィニー・アピス加入後の'80年ツアー後半。もうひとつが世界的な成功を収め、追加のイギリスツアーが行われた'81年1月から2月。という具合。
 本作「ASYLUM OF SATAN」では、初登場テイクも含めてこの3つの時期をディスク2枚に網羅したもの。時期によって微妙に異なる「HEAVEN AND HELL」ツアーの面白さを、一本で味わうことが出来るのです。

 まず最初のディスク1では、ヴィニー加入後に実現した初来日より、'80年11月18日の中野サンプラザ公演(東京最終日)を、それまでトレーダー間でも一切知られていなかったオリジナル・マスターより約70分間にわたり収録しています。
 プレスCDタイトルの大傑作「EVIL MAN」(Carl & Storm)には一歩譲るものの、明度やクリアさはそれまで知られていた客席録音の中では屈指といえる音質で、ステージの楽音が近いダイレクト感と臨場感、それでいて観客の声に邪魔されない聴き易さは「War Pigs」や「Neon Knights」から理想的。「Black Sabbath」や「Heaven And Hell」もライン音源のようなまとまりで聴ける録音は、リリース当時に多くのマニアを驚かせました。
 もちろん「DEMONIZATION」(Shades)収録テイクとも完全に別マスター。(おそらくはマイクの向きなどで)パートによって音質の変化が見られた既発と違い、最初から最後まで安定した音像と楽音でライヴの模様を楽しめます。
 この日はアイオミが体調不良で演奏続行が不可能となり、途中でライヴが打ち切られたいわく付きのショウ。本音源は記録としてもエンターテイメントとしても値打ちが高い実況録音です。

 ディスク2にはメインとして、ロニーとオリジナル・ラインナップが共演していた'80年ツアー前半より、アメリカツアー中の8月12日、ロードアイランド州プロヴィデンス公演を、大変に優れたオーディエンス録音で46分間・8トラック収録しています。アナログLPの傑作「DEATH RIDERS」でも知られる定番ソースですが、本作ではより上位のマスターをリマスターして使用しており、聴き易さやクリアネスは絶品。ピッチも正確で、全体のバランス・迫力も素晴らしいものがあります。海外で「サウンドボード録音」と勘違いされるのも納得です。
 オリジナルの3人が揃った演奏は独特のマジックを感じさせ、「War Pigs」や「N.I.B.」・「Iron Man」は、ビル・ワードならではの倦怠的グルーヴが印象的。「HEAVEN AND HELL」からの「Neon Knights」や「Heaven And Hell」そして「Die Young」も、ヴィニーとは違った感触で楽しめます。

 そしてディスク2の終盤では、年が明けた'81年1月に「凱旋公演」として行われたイギリスツアーより、1月20日のロンドン"ハマースミス・オデオン"公演より、ショウ後半の「Heaven And Hell」・「Iron Man」そしてアイオミのギターソロ部分を聴くことが出来ます。これら3テイクは'90年代初頭にリリースされた「LIVE MURDER ACT I 」(Lizard)よりも格段に音が良く、聴き手にマスター・クオリティを確信させるサウンド。大成功を収めた自信と風格に満ちたバンドの演奏は、元々格調高い楽曲をより威厳に満ちて感じさせます。26分間とはいえマニアならば見逃せないテイクでしょう。

 同じ「HEAVEN AND HELL」ツアーでも異なる魅力の3公演を、それぞれ優れたサウンドでパッケージした本作は、全てのSABBATHファン必聴の一本です。特に'80年の東京公演テイクは「DEMONIZATION」と共に、新たな傑作「EVIL MAN」をより深く味わわせる、重要な価値を持っていると言えます。もし本作を未聴の方は、この機会にぜひお楽しみください!

★beatleg誌 vol.110(2009年9月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1980年11月に行なわれたBLACK SABBATHの初来日公演から、18日-東京でのステージと、8月12日、アメリカ-プロヴィデンスでのステージをカップリングしたCD-R。
 まず、Disc-1の11月18日、東京での最終公演は、若干クリアさに欠けるが良好な音質のオーディエンス録音の初登場のマスター・カセットからダイレクトにCD-R化されている。この日のステージは、FM音源をはじめ、数種類のアイテムがリリースされているが、オーディエンス録音のものとしては、音質はベストと言ってもいいかもしれない。内容は、ラストの「Iron Man」のエンディングでカットはあるものの、ほぼ完全収録。トニー・アイオミの体調不良により、ショート・ステージとなってしまったが、それも、ある意味、貴重なステージと言えるだろう。
 Disc-2のプロヴィデンスでのステージも良好な音質のオーディエンス録音で収録されている。アルバム『HEAVEN AND HELL』を引っ提げてのアメリカ・ツアーのステージとしては、ベストなパフォーマンスを展開。全曲収録ではないが、ステージの序盤とアンコールを含む終盤が収録されているので、まさに美味しいとこ取りと言えるだろう。特に終盤の「Die Young」での疾走感は、80年のツアーならではで、ツアーを経るにつれて徐々にへヴィさは増しながらも疾走感が失われていったように感じる。ボーナス・トラックのDisc-2の(9)と(10)は、1981年1月20日、イギリス-ロンドンでのステージをクリアで良好な音質のオーディエンス録音で収録しているが、この音質で全曲聴きたくなるぐらいのクオリティだ。
 ロニーを擁したSABATHの絶頂期の一部を切り取ったような素晴らしいアイテムと言える。

Disc 1
Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 18th November 1980

1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Children Of The Sea
6. Sweet Leaf incl. Drum Solo 7. Lady Evil 8. Black Sabbath 9. Heaven And Hell 10. Iron Man

Tony Iommi - Guitars Ronnie James Dio - Vocals Geezer Butler - Bass
Vinny Appice - Drums Geoff Nicholls - Keyboards

Disc 2
Providence Civic Center, Providence, RI. USA 12th August 1980

1. Supertzar 2. War Pigs 3. Neon Knights 4. N.I.B. 5. Heaven And Hell 6. Iron Man 7. Die Young
8. Paranoid/Heaven And Hell(Reprise)

Ronnie James Dio - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Bill Ward - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards

Hammersmith Odeon, London, UK 20th January 1981

9. Heaven And Hell 10. Iron Man 11. Guitar Solo

Tony Iommi - Guitars Ronnie James Dio - Vocals Geezer Butler - Bass Vinny Appice - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards