BLACK SABBATH - TURN UP THE MOB TOUR: QUEBEC 1982(2CDR) [Shades 027]

BLACK SABBATH - TURN UP THE MOB TOUR: QUEBEC 1982(2CDR) [Shades 027]

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Live at Coliseum, Quebec City, Canada 15th November 1981 TRULY AMAZING SOUND

 ファンの皆様からの熱いラブコールを受けて、BLACK SABBATHのレアなライヴ音源が復刻リリース決定!その第一弾は1981年の「MOB RULES」ツアー・北米公演よりお贈りいたします!'81年11月15日の「MOB RULES」ツアー初日となったカナダ・ケベック公演をオーディエンス録音で完全収録した本作は、37年前の海外ライヴ音源としては充分以上な高音質でライヴの全容を収めており、前回リリースの当時からファンの間では大きな話題となりました。前回の機会を逃してしまった人や新たにSABBATHライヴの魅力に目覚めたファンの方には、まさに朗報というべきです。

 この「MOB RULES」ツアーには、伝統の公式ライヴ音源「LIVE EVIL」に加え、ツアーのピークを切り取った「LIVE AT HAMMERSMITH ODEON」の2タイトルが存在し、それぞれが全てのSABBATHファンにとって大いなるランドマークとなっています。 しかしそれら極上のオフィシャル音源でも、ツアー開始後数公演でセット落ちした「Turn Up The Night」・「Falling Off The Edge Of The World」は聴くことが出来ません。それら名曲を安定したクオリティで楽しめる本作の価値は、高まりこそしても何ら損なわれず、今日でもその重要性には一点の曇りもありません。ツアー初日とあってライヴの流れはやや手探りな部分も感じさせますが、バンドの演奏にはいささかのマイナス要素も感じられません。トニー&ギーザーのストリングスセクションは相変わらず存在感抜群のプレイを披露し、ロニーのヴォーカルは圧巻の一言。ヴィニーは彼らしい手数の多さをフィーチャーし、迫力あるドラミングで主役を凌ぐ大活躍です。 ライヴ全編を貫く神々しいまでの威厳、ダイナミズムに満ちた超ド級のパフォーマンスには、ただただ圧倒されてしまいます。
 新作から6曲もチョイスされたセットリスト(オープニングイントロの「E5150」を含めれば何と7曲!)は、同年2月まで行われていた「HEAVEN AND HELL」ツアーと様相を大きく異にしており、本格的なロニー時代の到来を高らかに宣言しています。「MOB RULES」ツアーは、本作のトロント公演から「MOB FINAL」(Shades-199)としてリリースされている'82年8月31日のイリノイ州ホフマン・エステイツ公演まで約10ヶ月間行われました。 その間はセットリストの変動が多く見られ、新曲は「Voodoo」・「The Mob Rules」・「Sign Of The Southern Cross」の3曲に絞り込まれているだけに、この日の新曲大量導入は初日ならではの大盤振る舞い。どれもが聴き逃せない重要なテイクばかりです。もちろんオジー以来SABBATHの代名詞となっている「Iron Man」や「War Pigs」・「Children Of The Grave」は健在で、新旧ナンバーが絶妙に入り混じったライヴはそれだけでベストアルバムの代わりになりそうなほど充実しています。そのオジー時代の楽曲で本音源の大きな特徴のひとつとなっているのが、「Heaven And Hell」の前に「Paranoid」を配置したパターン崩しです。「HEAVEN AND HELL」ツアー序盤から、「Paranoid」の後に「Heaven And Hell」の一節をリプライズする形が出来てはいましたが、ここではそれを拡大し、「Paranoid」を「Heaven And Hell」の導入に用いているのです。このアレンジはさすがに「やり過ぎ」と感じられたのか、次のショウからは「Heaven And Hell」の中に「Paranoid」を含む組曲形式となり、「LIVE EVIL」で聴ける流れが形成されていきます。このようにセットインさせる楽曲やソングオーダー等をかなり実験しているいのが、この時期のライブをより魅力的なものにしていると言えるでしょう。

 初演ならではの聴き所満載のライヴは、オープニングからショウエンドまで通して聴いても全く飽きる事ナシ! 熱心なファンならば時間の経過も忘れて一気に聴ききってしまうことでしょう!SABBATHライヴ史に残るハード&レアな2時間は間違いなく全てのSABBATHファン必携の一本です。未聴の方はこの機会にどうぞお楽しみください!

★beatleg誌 vol.104(2009年3月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1981年、アルバム『MOB RULES』のプロモーションにともなうツアーの初日となる、11月15日、カナダ-ケベックでのステージをクリアさに欠けるが良好な音質のオーディエンス録音で収録したCD-R。この日の音源は、『6th GIG』(POWER GATE)に3曲が収録されていたが、今回、ステージの全てを収録してリリースされた。セット・リストは、アルバム『NEON KNIGHTS』のツアーをベースに『MOB RULES』から6曲をミックスしている。中でも、「Country Girl」「Turn Up The Night」「Slipping Away」「Falling Off The Edge Of The World」はツアーを経るうちにセット・リストから消えるので非常に貴重だろう。終盤の「Mob Rules」「Paranoid」「Heaven And Hell」の流れは、このツアーのハイライトとも言うべきもので、重厚ながらスピーディさと様式美の合わせ技で観客を魅了し、アンコールの「Children Of The Grave」ではツアー初日を締め括るに相応しく、リフ・メイカーのトニーを中心に重戦車が全てをなぎ倒すかのようにプレイされる。ツアー初日の緊張をはらみながら、BLACK SABBATHの存在感を示すに十分なステージだ。

★TURN UP THE MOB TOUR 初日の名音源です。

Disc 1
1. E5150 2. Neon Knights 3. N.I.B. 4. Country Girl 5. Children Of The Sea 6. Turn Up The Night
7. Black Sabbath 8. Voodoo 9. War Pigs 10. Iron Man

Disc 2
1. Slipping Away 2. Drum Solo 3. Slipping Away(reprise) 4. Falling Off The Edge Of The World
5. The Mob Rules 6. Paranoid 7. Heaven And Hell 8. Children Of The Grave

Tony Iommi - Guitars Ronnie James Dio - Vocals Geezer Butler - Bass Vinny Appice - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards