GIRLSCHOOL - DINGWALLS, LONDON 1985(1CDR) [Shades 1190]

GIRLSCHOOL - DINGWALLS, LONDON 1985(1CDR) [Shades 1190]

販売価格: 1,500円(税込)

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商品詳細

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Live at Dingwalls, London, UK 4th October 1985 ULTIMATE SOUND!!(from Original Masters)

 歴史の特異点でもあったジャッキー・ボディミード時代のGIRLSCHOOL。その現場を伝える秘宝のオリジナル録音が登場です。
 そんな本作が記録されたのは「1985年10月4日ロンドン公演」。“RUNNING WILD TUOR”の一幕を捉えた極上オーディエンス録音です。ボディミードと言えば真っ先にアルバム『RUNNING WILD』が浮かびますが、彼女が加入したのは1つ前の“PLAY DIRTY TOUR”からであり、その模様は公式映像『PLAY DIRTY LIVE』にも残っています。まずは、そんなボディミード時代の全体像からショウのポジションを確かめてみましょう。

●1984年
・1月3日-3月31日:北米#1(34公演)
・7月28日:スウェーデン公演
・9月3日:エバンズビル公演
・11月17日-12月30日:欧州#1(10公演)←※公式『PLAY DIRTY LIVE』
●1985年
《2月1日『RUNNING WILD』発売》
・2月26日-4月13日:北米#2(25公演)
・4月19日-5月9日:英国#1(3公演)
・5月15日:ジャクソンヴィル公演
・7月2日:ロンドン公演
・8月24日:ジャクソンヴィル公演
・10月4日-12月12日:欧州#2(19公演)←★ココ★

 これがボディミードを迎えた1984年/1985年のGIRLSCHOOL。公式映像『PLAY DIRTY LIVE』は『RUNNING WILD』製作直前のステージだったのに対し、本作は“RUNNING WILD TUOR”も佳境に入った終盤「欧州#2」の初日にあたるコンサートでした。
 そんなショウを記録した本作は、まさに「超」の付く極上オーディエンス。本作を手掛けたのは、あの名匠“Crazy S.”氏で、そのオリジナル・マスターからダイレクトにCD化された銘品中の銘品。しかも、本作は歴史的名作ひしめく“Crazy S.”コレクションでも、飛びっきり。何よりも、猛烈にオン。生々しい喝采やスネアの音色にオーディエンスらしさも刻まれてはいますが、それはヘッドフォンで耳を澄ませて「どこかに客録の証拠はないか……」と探した場合の話。距離感ゼロのド密着感はまるで2020年現代のクラブ録音のようであり、卓直結サウンドボードと言われても疑わないレベル。ギターはグキュグキュとうねりを上げるピッキングのニュアンスまで克明で、ヴォーカルもキム・マコーリフとボディミードの歌い分けも鮮明。曲間になるとアンプから微かに発せられる「ジーッ」という電気ノイズまで分かるほどの超・端麗録音なのです。
 そんなサウンドで描かれるのは、時代の徒花でもあったボディミード時代のフルショウ。『PLAY DIRTY LIVE』はツアーが異なる上に約1時間の抜粋でしたが、本作は一気貫通のオーディエンス。あの公式作でも聴けないナンバーもたっぷりです。ここで比較しながら整理してみましょう。

●BRONZE時代(9曲)
・DEMOLITION:Nothing To Lose(★)/Emergency
・HIT AND RUN:Hit And Run/Future Flash(★)/C'mon Let's Go/Tush(★)
・SCREAMING BLUE MURDER:You Got Me
・PLAY DIRTY:Play Dirty/20th Century Boy(★)
●RUNNING WILD(6曲)
・Nowhere To Run/Love Is A Lie/Let Me Go(★)/Running Wild/I Want You Back(★)/Ready To Rock (Are You Ready?)
※注:「★」印は公式映像『PLAY DIRTY LIVE』で聴けない曲。

……と、このようになっています。『RUNNING WILD』ナンバーはもちろんですが、物議を醸したT.REXのカバー「20th Century Boy」や初期の「Nothing To Lose」「Future Flash」「Tush」もボディミード・バージョンでたっぷりと楽しめます。
 そして、そのセットを綴るパフォーマンスも熱い。もちろん「MORTORHEADの妹」と称された初期とは趣が違うのですが、タフで力強いロック・サウンドは決して軟弱ではない。当時はアルバムのイメージからアメリカ志向のイメージが強烈でしたが、ステージではキャッチーな曲に力み返ったパッションが注入され、えらくエネルギッシュなのです。デビュー時の荒くれイメージがなければ、十二分にワイルド。と言いますか、もう少しこのまま続けてくれたら世界も気づいたんじゃないか……そんな妄想に駆られるほどのパワフルなライヴがブチかまされるのです。
 黒歴史として語られがちなジャッキー・ボディミード時代のGIRLSCHOOL。たしかにスタジオ作品はレコード会社の思惑に翻弄された節もありましたが、ひとたびロードに出れば、やはり彼女たちはワイルドなロックをブチかまし、ロンドン野郎共も熱く応えていた。本作は、そんな現場を2020年にまで伝えてくれる音の証拠品です。
 サウンド・クオリティ的には公式作品『PLAY DIRTY LIVE』にも肉薄しつつ、クラブの室温まで伝わってくる現実感は遙かに凌駕している。80年代ロンドンがスピーカーから流れ出る“Crazy S.”コレクション屈指の大傑作。どうぞ、思う存分ご堪能ください!

(74:37)
01. Nowhere To Run
02. You've Got Me (Under Your Spell)
03. Love Is A Lie
04. Play Dirty
05. Hit And Run
06. Future Flash
07. 20th Century Boy (incl. MC about Howard Johnson, Kerrang!)
08. Let Me Go
09. Running Wild
10. I Want You Back
11. Ready To Rock
12. C'mon Let's Go
13. Nothing To Lose
14. Tush
15. Emergency

SOUNDCHECK
16. 20th Century Boy
17. Nowhere To Run

Jackie Bodimead - vocal, keyboards
Kim McAulliffe - guitar, vocals
Cris Bonacci - guitar
Gil Weston-J ones - bass
Denise Dufort - drums

Special Thanks: Crazy S.