ELTON JOHN - SAN DIEGO 1975: MIKE MILLARD ORIGINAL MASTER TAPES(3CD) [Wardour-417]

ELTON JOHN - SAN DIEGO 1975: MIKE MILLARD ORIGINAL MASTER TAPES(3CD) [Wardour-417]

販売価格: 3,800円(税込)

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商品詳細

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Live at San Diego Sports Arena, San Diego, CA, USA 29th September 1975 TRULY PERFECT SOUND

 マイク・ミラード・マスターから今回も衝撃の発掘が!今度は何とエルトン・ジョン。しかも絶頂期たる1975年の”WEST OF THE ROCKIES”ツアーをミラードが録音していたのです。ディー・マレイにナイジェル・オルソンといった長い付き合いの仲間と袂を分かち、新たなミュージシャンを起用して作られたアルバム「ROCK OF THE WESTIES」のロック色が強いサウンドはアメリカで三週連続チャートの一位を獲得する大ヒット。その証とも言えたのが10月のドジャー・スタジアムでのコンサートでした。このツアーは当時のアメリカでの人気絶頂ぶりを誇示するかのごとく、大会場を回るという行程で組まれたツアーでもあります。それに何と言っても巨大な観客動員の可能な大会場ばかりを使って一か月の短いスケジュールで行う代わりに、一回のショーの長さが三時間にも及ぶという王者の風格に溢れたものでもあった。
 それ故ドジャー・スタジアムのショーは撮影が行われ、後にドキュメンタリーとして放送されている。しかしショーの完全収録からは程遠かった。残念ながら同日のオーディエンス録音に関しても同じジレンマが。
一回のステージが三時間に及んだ伝説のツアーを初めてコンプリートでドキュメントしてくれたのは懐かしのBELL BOTTOMレーベルがリリースした三枚組プレスCD「WEST OF THE ROCKIES」。10月のポートランド公演を完全収録したそれは絶頂期ツアーの全貌を明らかにしてくれた点においては大変に価値のあるリリースであったものの、元になったオーディエンス録音はかなりのB級クオリティ。そこに輪をかけてカセットトレード時代のジェネ落ちと相まって、かなり聞き辛いアイテム(現在はYouTube上でもう少し上質なコピーがアップされています)だったのです。それでも貴重な音源ということから、マニアは頑張って聞き込んでいました。しかしそれも20年前の話。
またしてもミラードがやってくれました!彼は”WEST OF THE ROCKIES”ツアーの初日である、サンディエゴ、スポーツ・アリーナ公演を録音していたのです。その事実自体が世界中のマニアを驚かせたのは無理もないこと。先の理由からまともな音源が存在しないと思われていたツアー。それどころか研究本などにおいてはドジャー・スタジアムで録音に失敗したエピソードを明かしていたこともあり、絶頂期ながらあらゆる意味で音源に恵まれないツアーだとも思われていた。そうした中、ミラードが録音しておきながら秘匿していた極上オーディエンス・マスターが遂に日の目をみるのです。

 いつもの事ですが、今回も本当に音がイイ。安心のミラード印がここにも。程よい距離感を伴いつつも、それでいて抜群のクリアネス。それにオーディエンス録音最大の長所である臨場感も嫌味のない絶妙のバランス。ミラードの録音キャリアからすると初期に属する録音になるのでしょうが、もうこの時点で安定のハイクオリティ・ステレオ・オーディエンス・レコーディングを実現。彼ならではな別格のクオリティで”WEST OF THE ROCKIES”ツアーのフルセットを聞ける日が来るとは!
 おまけに今回のサンディエゴ公演はツアーの初日というだけでなく、エルトンがMCで言っているように、この時点でニューアルバム「ROCK OF THE WESTIES」はリリース直前。その予告的にリリースされるニューシングル「Island Girl」にしても、よりによってこの日がリリース日という状態。サンディエゴに詰めかけたオーディエンスにしてみれば、かろうじてそれをラジオで聞いたという状況かと。
 にもかかわらず、この日の盛り上がりが凄まじい。その臨場感をしっかりと伝えてくれるのもミラード録音ならではですが、ほとんどの曲で沸き起こる黄色い歓声の凄いこと。これぞ絶頂期でしかありえないフィーバー。自身の「歌」の魅力で全米を制覇したアーティストだからこそ。それを聞いているだけでも「本当に絶頂期だ…」と感動せずにはいられません。

 よって三時間にも及ぶマラソン・ショー(当然ながら休憩を挟みます)でありながら、その長さをまるで感じさせない見事なロック・ショーでもある。デビュー時からの盟友であったナイジェル・オルソンがバンドから抜け、代わりに「ROCK OF THE WESTIES」でドラムを叩いていたロジャー・ポープのプレイがこの時期のロック色の強いサウンドやスタジアム・ライブのサウンドに打ってつけであったことも、ミラードの録音からリアルに感じられる。非常にキレのいい、彼のドラミングをじっくりと味わってみてください。
 そして長丁場のショーでありながら、めくるめく名曲の数々をしっかりと歌い上げるエルトンの絶好調ぶり、これもまたアメリカでの人気が頂点に達した時期ならではのもの。その歌いぶりに聞き惚れていると、なおさら三時間という長さを感じさせないのです。
そう、今回発掘されたミラード録音の凄いところは、音質もさることながら、演奏内容がまた絶品。この絶頂のマラソン・ステージを、エルトンの出演も大きな話題を呼んだザ・フーの映画「TOMMY」からの「Pinball Wizard」で締めくくるという、もうエルトン1975年の栄光に満ち溢れたマラソン・ショー究極のオーディエンス・アルバム。何かと近年のステージ音源にアイテムのリリースが集中しがちな彼でしたが、あの名作「TOKYO 1971 FINAL NIGHT」と双璧を成す70年代エルトン・ライブのマスト・アイテムが遂に。ミラード節が全開なクオリティ、聞いていて鳥肌が立つほどの盛り上がりを体感してください!



Disc 1 (77:58)
1. Your Song (cut in)
2. I Need You To Turn To
3. Band Introductions
4. Border Song
5. Take Me To The Pilot
6. Dan Dare (Pilot Of The Future)
7. Country Comfort
8. Levon
9. Rocket Man
10. Hercules
11. Have Mercy On The Criminal
12. Empty Sky
13. Street Kids
14. Intermission

Disc 2 (60:23)
1. Intro
2. Funeral For A Friend/Love Lies Bleeding
3. Goodbye Yellow Brick Road
4. Bennie And The Jets
5. Harmony
6. Dixie Lily
7. Captain Fantastic And The Brown Dirt Cowboy
8. Bitter Fingers
9. Someone Saved My Life Tonight
10. The Bitch is Back

Disc 3 (67:46)
1. Don't Let The Sun Go Down On Me
2. (Gotta Get A) Meal Ticket
3. Better Off Dead
4. Lucy In The Sky With Diamonds
5. I Saw Her Standing There
6. Band Introductions
7. Island Girl
8. Philadelphia Freedom
9. We All Fall In Love Sometimes
10. Curtains
11. Pinball Wizard

Elton John - vocals, piano
Davey Johnstone - guitar, backing vocals
Caleb Quaye - guitar, backing vocals
Kenny Passarelli - bass, backing vocals
Roger Pope - drums
James Newton Howard - keyboards
Ray Cooper - percussion
Cindy Bullens - backing vocals
Jon Joyce - backing vocals
Ken Gold - backing vocals